唐種招霊

唐種招霊 （カラタネオガタマ）

モクレン目、モクレン科、モクレン属、
オガタマノキ節、カラタネオガタマ種

マグノリア種の仲間の中では珍しい常緑樹と
なっている。

中国南東部を原産とするもので、日本の国産の
品種と区別する為、『唐種招霊』や『唐招霊』
の表記がなされるもの。

ただし、和中の品種を問わず、この木枝を神前に
供えて神霊を招く『招霊』(オキタマ)に由来する
神聖な樹木であり、神社の境内に植えられる。

この花に顔を近づけて香りを確かめてみると
強いバナナの香りを感じる事から、洋名には
バナナマグノリア、バナナシュラブの名が付く。

服部緑地都市緑化植物公園のネイチャーガイド
ツアーの場では、これの香りを嗅いだだけで
皆が盛り上がるほどに、本物の様なバナナの
香りが強い。

楽しい花であるが、残念ながらその花の寿命は
たったの２日ほどと短いのである。長く咲いて
コンパクトなら家に置いても良いなと思う。

和名　唐種招霊 （カラタネオガタマ）
　　　唐招霊 （トウオガタマ）
洋名　バナナ マグノリア
　　　（BANANA MAGNOLIA）
　　　バナナ シュラブ
　　　（BANANA SHRUB）
学名　マグノリア フィゴ
　　　（MAGNOLIA FIGO）
分類　モクレン目、モクレン科、モクレン属、
　　　オガタマノキ節、カラタネオガタマ種
種類　常緑樹
草丈　２〜５ｍ
開花　５〜６月
花色　クリーム色
花径　２０〜２５mｍ
原産　中国南東部
言葉　甘い誘惑
撮影　服部緑地都市緑化植物公園　特別植物区画

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