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葦 (ヨシ)


イネ目、イネ科、ヨシ属の植物。


河川などの水辺に生える草丈が1〜3mにも
なる植物で、多年生のものである。


この植物を指しての言葉がある。


『人間は考える葦である』


フランスの有名な哲学者、ブレイズパスカル
(BLAISE PASCAL)のパンセ(PANSEE)
の中に出てくる言葉となる。


葦という水辺に育つ、弱く細い草の事を人間
に例えた格言であり、パスカルは 人間は自然
の中では葦のように弱い存在であるが、人間
は頭を使って考えることができる生物であり
考える事こそ人間に与えられた偉大な力だと
説いたものである。


その当時、この植物のヨミはこの漢字を用い
葦は『アシ』と呼ばれた。私はそれを別段に
悪い名前だとの印象はなかったが、この偉大
なる格言になった事から『アシ』は『悪し』
を連想させる言葉という事から、真逆の言葉
で、葦は『ヨシ』の名称へと変わったもので
ある。


が、この有名な言葉そのものは、そのままの
『アシ』を使われている。


この様に昔から慣れ親しんできた植物の名前
が変わるのもまた、『良し悪し』である。


昨日の8月11日〜13日まで、淀川河川敷
にて、子供向けのカヌー教室で炎天下の下で
陽光に灼かれている私なのである。


この植物の茎は頑丈で、細工をすると笛に
なるもので、生薬として利尿、消炎、止瀉
の効能を持つ『蘆根』(ロコン)という名
で薬用にも使用されるものである。





和名 葦 (ヨシ、アシ)
   芦 (ヨシ、アシ)
   蘆 (ヨシ、アシ)
   葭 (ヨシ、アシ)
洋名 コモン リード(COMMON REED)
学名 フラグミテス オーストラリス
   (PHRAGMITES AUSTRALIS)
分類 イネ目、イネ科、ヨシ属
種類 多年生植物
草丈 1〜3m
開花 夏〜秋
花色 紫、赤、茶
原産 日本、世界各地
言葉 考える
   哀愁
   音楽
撮影 淀川河川敷



夏をまだまだ楽しもうと思う。


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