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相談しやすい上司がやっていること

「相談しやすい上司」になるために、どうしたら良いのでしょうか?

これだけやればいいという簡単な話ではありませんが、これだけを実践するだけで間違いなく変わるというものがあります。

それは、相談をされた時の最初の反応です。

「ちょっといいですか?」と相談された時に、あなた(上司)はどのように反応していますか?

もしくは、あなたの上司はどのように反応していますか?

この部分に意識があるかないかが、大切です。

分かりやすい例をご紹介します。


【相談しにくい上司】

・今ちょっといいですか?

 ⇒(ちょっと不機嫌そうな顔で)いいよ~。


・今ちょっといいですか?

 ⇒(すごく忙しそうな雰囲気を醸し出しながら)後にしてくれる!?


・今ちょっといいですか?

 ⇒(なぜかしかめっ面で)何!?


こんな人っていますよね!?

書きながら自分も気をつけないと・・・。


一方で・・・

【相談しやすい上司】

・今ちょっといいですか?

 ⇒(優しい笑顔で)もちろん!!


・今ちょっといいですか?

 ⇒もちろん、待ってたよ~(ってちょっとふざけた感じで)


・今ちょっといいですか?

 ⇒暇してたところだから、今でもいつでもいいよ~(ってひと笑い取るような感じで)

これだけなのですが、大切な分かれ道なのです。

部下を持つ上司は「相談しにくい」という課題をクリアしないと、部下の状況が把握できないし、何よりも部下との良い人間関係が構築できません。

だいたい「相談しにくい」という人は「話しにくい」ものなのです。

では「相談しにくい」という課題をクリアしたとしたら、その次の課題は何でしょうか?

「相談に答える」ということでしょうか?

もちろんその課題もありますが、大切なポイントは「問いには問いで返す」ということです。

例えばこんな感じです。


「〇〇について、どうしたらいいでしょうか?」

 ⇒「なるほどね~、あなただったらどうしたらいいと思う?」


「○○について、こうしたらいいと思うのですが、いかがでしょうか?」

 ⇒「それはいいね~、その後はどうしたらいいかな~??」


「○○について、こうしたいのですが、いかがでしょうか?」

 ⇒「それはいいね~、それはいつまでにできるかな?」


上司には「指導する」という役割がありますが、さらに「育成する」という役割もあるとすれば、気づきボールを投げ続けることが大切です。

ボールの投げ方は色々とありますが、まずは「相談しにくい」という課題をクリアしないと、ボールを投げるチャンスも得られないということです。

「相談しにくい上司と話したくない」なんてことを言われないようにするために、まずは謙虚に自分自身の振る舞いを見つめ直すことが大切ですね!

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