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言葉のチカラ

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たった一言であっても、人を勇気づけたり、人を傷つけてしまうのが「言葉のチカラ」です。 そんな言葉を扱うのであれば、学んでいくしかありません。 人が生きていく上で、言葉を扱わない人… もっと読む
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言葉遣いが悪いのは、コミュニケーション能力と◯◯のせい!?

言葉遣いが人の感覚に与える影響は様々です。 「それが面白いんだ」という一面もありますが、一方で「そこが難しいんだよ~」という場面も多々あります。 これは個人の感情の話ですが、ビジネスにおいても同じことが言えます。 ここでは、言葉遣いが悪いこととコミュニケーション能力とプラスαの関係をご紹介します。 これはある会社の事例です。 Y社長(46歳)がH部長(61歳)に依頼していた案件があり「あれはどうなりましたか?」と聞いていました。 しかし、なかなか返事が来ないので、

「言葉選び」の怖さと素晴らしさ

過去に「言葉選び」の怖さを感じることがありました。 これは、経営コンサルタントを本業としている時のことです。 ある企業のサポートをすることになり、その時に契約を取ったKくんが、そこの企業の社員に今までの経緯とこれからの計画を説明する機会がありました。 そこで彼は、次のようなことを話しました。 人間には2通りのタイプがあります。 それは目標を持って周りを動かすタイプと、目標を持たずに周りに動かされるタイプの2つです。 皆さんはどちらを選ばれますか? この時にKくん

「言葉選び」で伝わり方が変わる

「言葉選び」ってとても大切だし、難しいですよね。 そんな風に感じることは、ありませんか? 私は日本人で、英語が少ししか話せませんが、英語圏の人は日本人と同じように「言葉選び」に悩むのかなと思うことがあります。 なぜならば「私」という言葉を英語で表すと「I」となりますが、日本語だとどうでしょうか? 色々な言い方で表すことができます。 ワタシ ワタクシ ボク オレ オイラ(笑) ワシ(笑) ウチ ジブン たかが「私」でもこれだけの言い方があります。 だ

言葉で伝わり方が変わります! 〜あなたは「得たい?」それとも「失いたくない?」〜

何かを「伝える」時に相手が「聞きたい」となる源は何でしょうか? もちろん「興味がある」という状態が源ですが、そこまで「興味がない」という場合は、どうやって「聞きたい」という気持ちを醸成したらよいでしょうか? 大枠でいうと次の2つです。 「得たい」 「失いたくない」 究極の状態でいうと「生きたい」と「死にたくない」です。 これは究極すぎますが、どちらの欲求が強いでしょうか? これも時と場合と人によって違いますが、一般的には「失いたくない」の方が強いのです。 なぜ

「言葉の力」を「イメージの力」に書き換えられると「伝わる力」になる

言葉の力は偉大ですが、言葉遣いだけではありません。 その証拠に、次の図をご覧ください。 これは富山県にある老舗の和菓子屋さん(中尾清月堂さん)の広告になります。 読んだ方はお気づきだと思いますが、誤字脱字が満載です(笑) 「なんじゃこれは~!?」という感じですし、言葉遣いとしてはおかしいのですが、もちろんこれは意図的です。 そして「なんじゃこれは~!?」と思った人がいたら、この広告はまさにそれが狙いなのです。 「AIDMAの法則」もしくは「AISASの報告」の「A

言葉は情景と共に記憶される

伝えるという手段には色々とあります。 その中でも「言葉」というのは大切ですし、言葉の力をとても実感します。 例えばこちらの言葉を読んで、どのように感じますか? 夢を乗せて走る車道 明日への旅 通り過ぎる街の色 思い出の日々 この言葉を読んだ時の感じ方は人それぞれですが、私は希望に満ち溢れた旅立ちへの覚悟と共に、今までの過去に対する感謝を感じます。 もちろんそれ以外のイメージを持つ人もいるでしょうが、言葉だけで勇気をもらえるのが、言葉の力ですね。 そして「子供」と

【言葉の力】 花を咲かせる見えない力は・・・春です!

人生において、言葉で救われることはたくさんあります。 以前、私の大好きな作家である喜多川泰さんの講演を聞きに行きました。 その時に、素敵な言葉を教えてもらいました。 花を咲かせる見えない力は・・・春です もう素敵すぎてメロメロです(笑) では・・・ 人を咲かせる見えない力は何でしょうか? それは愛です。 ちょっとかっこよ過ぎるとご本人も照れていましたが(笑) その愛とは「無条件で受け入れてくれる力」だと。 なんか元気が出ませんか? 「頑張ればいいことがあ

「言葉遣い」と「言い方」が悪いと「トーク力」も台無しになってしまう話

話すことが上手な人っていますよね? 私も人生の中で何人も会っています。 例えばその人の話を聞いていると、こっちまで元気になったり勇気づけられたり。 そんな話し手に憧れて、ちょっとチャレンジしてみたら、ちょっと失望してみたりして(笑) しかし、いくら話が上手でも、「言葉選び」と「言い方」が悪いとせっかくの「トーク力」も台無しになってしまいます。 高単価の契約事例と共にご紹介します。 経営コンサルタントを本業としている時の同僚であった若手ホープのKくんは、抜群のトーク

「言霊とは!?」を考えてみた!

私が最初に「言霊」という言葉を知ったのは、1996年のことでした。 そうです、あのサザンの「愛の言霊」という名曲で知りました。 サビでは、次のように歌われています。 生まれく叙情詩(せりふ)とは 蒼き星の挿話(そうわ) 夏の旋律(しらべ)とは 愛の言霊(ことだま) フランス語にも聞こえるような桑田さんの歌い方と、独特の桑田ワールドに引き込まれると、そこには「鍵屋たまや」「浮き世」「カゴメやカゴメ」「ヤーレンソーラン」「黄泉の国」など、古代日本を想像させるような歌詞が

手紙のチカラとは 〜ある面接の事例〜

最近、手紙を書くことはありますか? または最近、手紙を受け取ったことはありますか? 私はついついメールやSNSを優先してしまい、手紙を書く機会は随分と減りました。一概に悪いことではないと思っていますが・・・。 そんな中、素敵な手紙をもらった事例をご紹介します。 メールにはない手紙のチカラを実感しました。 モテ期到来!?先日とても素敵な手紙をもらいました。 送り主は、30歳の素敵な女性です。 実は・・・、私にもついにモテ期がやってまいりました!!! そんなことだ

「初心忘るべからず」とは

「初心忘るべからず」と聞いて・・・。 そうだよなぁ~と共感した経験はありますか? 私はたくさんあります。 その積み重ねが、人格形成にも大きく影響します。 しかしそれは、経験するだけではなく、その経験を謙虚に受け止め、その後の未来にどのように活かしていくか、自分の行動をどのように変えていくかという思考と行動が人格形成に大きく影響します。 では「初心」って何でしょうか? ここでは、そんなことを改めて考えさせられる事例をご紹介します。 1年目のCくんリクルート活動にお

ビジネスメールの返信で大切な5つとは

文字で伝えるという行為は、とても難しい作業です。 そうつくづく感じる今日この頃です(笑) だから日々勉強です。 多くの人が仕事をしていく中で関わるメールについても、日々勉強です。 そしてそのメールの中でも、どうやって返信したら良いかということで悩むことも多いのではないでしょうか? そこで「ビジネスメールの返信で大切な5つのこと」を ご紹介します。 はじめに対面している時は、身振り手振りで言葉を補いながらコミュニケーションをとることができます。 電話をしている時