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伝え方と話し方の基本

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「伝える力」とは「情報を正しく伝える力」ではなく「目的に沿って情報を届け、相手の感情や行動に好影響を与える力」だと私は定義しています。 そのためにはどうしたら良いのか? そのため… もっと読む
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記事一覧

「数字に弱い人」から「数字に強い人」に変わる5つのステップ

課題が分かれば「数字に弱い人」から「数字に強い人」に変われる可能性が、誰にでもあるのです。 ここでは「数字に弱い人」から「数字に強い人」になるための大切なポイントを5つご紹介します。 数字の大切さを知る仕事をしていると、必ず「数字」に触れる機会が出てきます。 そのくらい数字は大切なのです。 なぜ大切なのかと言うと・・・ 会社は存続するために、収益を生み出さなくてはいけません。 だから「収益を生み出す」つまり「数字で結果を出す」ということは、会社の存続における絶対条件なの

営業マン必見! コミュニケーション能力にも通じる「伝える力を持つ資料の作り方」

何かを伝える時に、資料を作成することがあると思いますが、その時の資料の作り方でも、伝える力が変わってきます。 資料作成が上手な人もいれば、そうでない人もいます。 しかしその基準は何でしょうか? 多くの場合は、見た目ではないでしょうか? 例えば・・・ センスが良い かっこいい 素敵 目立つ インパクトがある しかし、伝える力を持つ資料の作り方という見方だと、その基準も変わってきます。 先日、Sさんから、とある相談をいただきました。 その時にSさんは、新し

否定する話し方は時に人をダメにしてしまう 〜叱咤激励は激励が条件〜

「なんでこんなことができないの?」 「なんでこんな風に考えられないの?」 「なんでこんなことも分からないの?」 こんな風に「まったくも~(怒)」って思うことってありますよね。 そんな時に、その気持ちをどうやって伝えますか? そのまま伝えたい気持ちもあるかもしれませんが、少し注意が必要です。 なぜならば、この時の話し方によって、伝わり方が変わってくるからです。 伝わり方が変わるということは、相手の受け止め方が変わるということです。 相手の受け止め方が変わるという

会話は往復するもの

会話という字は「会って話す」と書く単語になるので、それは相手がいることで成立するのが「会話力」であることを意味します。 つまり情報が行き交うのが「会話」であり、その行き交うことをお互いに望む方向に持っていくことが「会話力」なのです。お互いに望む方向ということは、自分だけでなく相手も含むということですから、相手が望む方向を把握していないといけません。 そしてお互いに望む方向に向かって会話をしていく時に大切なことが、信頼関係です。 そのような信頼関係を築く上で「ラポール」と

会話で大切な客観性

会話においては「自ら語りかける」という主体的な姿勢が大切なのですが「問いかけ方」には、どのようなポイントがあるのでしょうか? 当然様々なポイントがありますが、敢えて1つあげるとすれば、それは「相手の目線に合わせる」ということです。 詳しくはこちら「伝える技術の基本(言葉遣い編)」をご覧ください。 そんな会話における「相手の目線に合わせる問いかけ方」のポイントが分かる事例がありますので、ここでご紹介します。 ある人が本を読んで「健康のためには◯◯がいい」と実感をして、そ

会話で大切な主体性

「何かを伝えたい」という時には、まず会話ができる状況がないと伝えるチャンスさえ訪れません。 そりゃ〜そうですよね。 また昔と違って今は、会話以外でもコミュニケーションを取る手段が多くありますが、その時でも「自ら問いかける」という行為がないと、コミュニケーションを交わすチャンスが訪れません。 だから会話においてもそれ以外の手段であっても「自ら問いかける」という主体的な姿勢が大切なのです。 一方で、コミュニケーションにおいては「聞く力(傾聴力)」が大切だという意見がありま

伝える時の適切な時間とは? たった1つの約束事

話を聞いていて「話が長いな〜」という時もあれば、それとは反対に「あっという間に終わっちゃった〜」という時もあるでしょう。 その違いとは何でしょうか? ズバリ伝える力として「適切な時間」とは どのくらいでしょうか? 残念ながら、この質問だけで答えるのは難しいです(笑) では、伝える力として「適切な時間」とは 誰が決めるのでしょうか? これは簡単に答えることができます。 それは間違いなく「話し手」ではなく「聞き手」が決めるものなのです。 何かを伝える時に、相手が適切

伝える時に・・・「グラフの使い方」のコツ

ある会社で複数の商品を新しいチャネルで販売するという試みを行っていて、それを担当していたのがJさんでした。 会社で新しい取り組みをして、その担当を任せられるって、やりがいでもありプレッシャーでもありますよね。 なんと言っても未知の世界ですから! そして会社としてその未知の世界にチャレンジした際には、知りたいことがあります。 それはチャレンジして「どうだったのか?」ということです。 当然ですよね。 そしてその報告をするのは、当然担当者の役目なのです。 その時にJさ

正しく伝えることだけが「伝える力」ではない!!

突然ですが「伝える力」とは何でしょうか? 「はっ!?」と思う人も多いでしょう。 なぜならば「そんなことわざわざ言わなくても分かるでしょ〜」という声が聞こえてきそうだからです(笑) では改めて「伝える力」を言葉にすると、どうでしょうか? 「伝える」という言葉について、念のため辞書を引いてみると、次のように書いてあります。 言葉などで知らせる 伝達する 「ほらみたことか〜」という声が聞こえてきそうです(笑) しかしここで大切なことは「伝える力」とは「情報を正しく伝

優しく巻き込む伝え方とは!?

せっかく送ったプレゼン資料をいつも彼は見てくれない・・・ こんなことってありませんか? では、どうやって相手に見てもらうようにすれば良いのでしょうか? キーワードは「優しく巻き込む」です。 ただ「巻き込む」ではなく「優しく」がつくのがポイントです。 だから「どの辺が見にくいのかを教えて」というアドバイザーの役割を伝え、優しく巻き込むのです。 その時の聞き方も大切です。 「どうやったらいいと思う?」という聞き方は、人間関係ができてからの聞き方です。 なぜならば、

伝える時のNGワードとは!?

「これを見たら分かるようになっています」という言葉を、聞いたことはありますか? もしくは、自分で言ったことはありますか? これは「伝える技術」という観点でいくと、まさにNGワードです。 「これを見たら分かるようになっている」ということは、別の言い方をすると「これを見ないと分からない」ということです。 ということは「見ているか」ということが、とても大切になってきます。 つまり「見ていない」ことを嘆くよりも「どうやったら見てくれるか」を考えないと、伝わらないということで

伝える力で大切な「温度差を確認する」とは

何かを伝えようとしている時に「ノッテきた~」という感覚ってありませんか? そんな「ノッテきた~」という時は、不思議とスラスラと話せるし、楽しいと感じるものです。 いくら時間が長くても、あっという間に時間が過ぎてしまうような感覚になるでしょう。 一方で、何かをインプットしようと話を聞いている時に「引き込まれていく」という感覚ってありませんか? そんな「引き込まれていく」時は、不思議と時間を長く感じないし「もっともっと」と興味津々になるものです。 そんな風に聞いてもらえ

60分間スピーチでの伝えるコツとは

「伝える」という行為においては、どのくらいの時間が適切なのでしょうか? 60分といわれれば1分や5分の時よりも時間は長いですが、時間によってポイントは色々です。 今回は60分間スピーチのコツをご紹介しますが、その他の時間はこちらをご覧ください。 1分間:1分間スピーチにネタは必要ない 5分間:5分間スピーチで合格点を取るコツ 60分間スピーチのポイントを結論からいうと、伝えたいことを1つに絞ることです。 あたかも私が上手なスピーチをする人のように書いていますが、決

5分間スピーチで合格点を取るコツ

「話す」といっても色々な場面がありますし、その場面ごとに様々な感情が伴ってきます。 誰かに気持ちを話すことでストレスを発散することができて気持ちがスッキリとする人もいるでしょうが、一方で大勢の前で話さなければいけないという緊張で気持ちがモヤモヤする人もいるでしょう。 大勢で話す時には、その時間によっては緊張だけではなく「どうやって準備をしたらいいの?」と悩む人もいるでしょう。 そこで今回は「5分間スピーチで合格点を取るコツ」をご紹介します。 そこで、まずは「うまくいか