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コミュニケーション能力の基本

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人は1人では生きていけません。 だから「コミュニケーション能力」は、人生を豊かに生きるための必須のスキルになります。 ぼんやりとした定義を、明確にするだけで、スキルアップができま… もっと読む
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「聞く力」の根底には「相手の立場に立つ」という姿勢が大切

「話したい」とか「聞いてほしい」という願望は、みな一様に持っているのではなく、個人差があります。 例えば・・・年齢による違い。 子どもなんかは、とにかく「聞いてほしい」という願望が強いですよね。 だから、聞いてあげればいいのです。 ここでも父として、我慢の限界がやってきてしまい、反省することがよくありますが・・・。 よく子どもに好かれる大人がいますが、そんな人の共通点は、話しやすい雰囲気を持っていることと、聞く力があることです。 だから子どもは、喜んで話すのです。

「聞く力」は簡単には身につきません 〜夫婦喧嘩はだいたいこれです〜

講演などでスピーチをした人が「いや〜話すことって本当に疲れるわ〜」と言う人がいます。 確かに疲れます。 ましてや会社の看板を背負っていたり、何かの成果を得る必要があるスピーチでは、プレッシャーもかかり、余計に疲れるかもしれません。 一方で、聞く側はいかがでしょうか? 話している人に比べたら疲れないという人もいますが、実際にはどうでしょうか? いえいえ、聞く人も結構疲れるのです。 聞く責任や聞く役割を認識して、聞く姿勢の大切さを知ると、さらに疲れるし、コミュニケーシ

メモの取り方と「聞く力」の関係性

あるミーティングで、次のようなことがありました。 社長が話している時に、課長のDさんがスマホでメモを取っていました。 指先を器用に使い上手にメモを取っていたのですが、数分後に社長が「おい!しっかり話を聞いているのか!」と注意をしました。 Dさんは間違いなく話を聞いてメモを取っていたのですが、社長にはその姿がメモを取っているのではなく、スマホをいじって話を聞いていないように映ったのです。 このような誤解を、見かけたことはありませんか? ここで大切なことは「自分はメモを

親子の会話で大切な「約束」 〜「守る」よりも「する」〜

コミュニケーション能力を高めるためには「約束を守る」ことが大切だということは、改めて説明する必要はないかと思いますが、皆さんはできていますか? 私は「約束を守る」ということが大切だと思っていますし、意識していますが、100%とまでは言い切れないのが現状です。 そんな現状をよそに置いておいて「ついつい忘れてしまうのが人間だ」と、自分の行為を正当化してしまったりしています。 いけませんね・・・(笑) とは言え、約束は100%守っていこうと心に誓う毎日です。 次のような親

雑談力における大切な技術とは!?

雑談力ってなんでしょうか??? 辞書を引いてみると 「雑談力とは、親しい親しくないに関わらず、会話する時に間を持たずに雑談ができる能力」 では雑談とは??? 「とりとめのない談話」 なるほど、こうやって言われると「そうだよね~」と納得です。 雑談という言葉には「雑」という字が入っていることもあり、かしこまった印象というよりは、フランクで軽い印象であり、ひょっとしたらあまり重きを置かれないイメージがあるかもしれません。 しかしコミュニケーション能力を高めるためには

「数字に弱い人」から「数字に強い人」に変わる5つのステップ

課題が分かれば「数字に弱い人」から「数字に強い人」に変われる可能性が、誰にでもあるのです。 ここでは「数字に弱い人」から「数字に強い人」になるための大切なポイントを5つご紹介します。 数字の大切さを知る仕事をしていると、必ず「数字」に触れる機会が出てきます。 そのくらい数字は大切なのです。 なぜ大切なのかと言うと・・・ 会社は存続するために、収益を生み出さなくてはいけません。 だから「収益を生み出す」つまり「数字で結果を出す」ということは、会社の存続における絶対条件なの

会話で大切な3つのステップ

会話において次の3つのステップを正しく理解することが重要です。 その3つのステップとは、こちらになります。 ①注意を引くこと ②興味を持ってもらうこと ③情報を正しく伝えること この3つのステップを理解した上で、このステップに沿って「問いかける」という行為が大切になります。 この順番に沿っていくと、まずは「注意を引くこと」であり、その次に「興味を持ってもらうこと」が必要なのですが、興味を持っていない人に対して情報を伝えようと先走っても、残念ながらなかなか伝わらない

会話で大切な主体性と客観性

「何かを伝えたい」という時には、まず会話ができる状況がないと伝えるチャンスさえ訪れません。 そりゃ〜そうですよね。 また昔と違って今は、会話以外でもコミュニケーションを取る手段が多くありますが、その時でも「自ら問いかける」という行為がないと、コミュニケーションを交わすチャンスが訪れません。 だから会話においてもそれ以外の手段であっても「自ら問いかける」という主体的な姿勢が大切なのです。 一方で、コミュニケーションにおいては「聞く力(傾聴力)」が大切だという意見がありま

相談しやすい上司がやっていること

「相談しやすい上司」になるために、どうしたら良いのでしょうか? これだけやればいいという簡単な話ではありませんが、これだけを実践するだけで間違いなく変わるというものがあります。 それは、相談をされた時の最初の反応です。 「ちょっといいですか?」と相談された時に、あなた(上司)はどのように反応していますか? もしくは、あなたの上司はどのように反応していますか? この部分に意識があるかないかが、大切です。 分かりやすい例をご紹介します。 【相談しにくい上司】 ・今

言葉遣いが悪いのは、コミュニケーション能力と◯◯のせい!?

言葉遣いが人の感覚に与える影響は様々です。 「それが面白いんだ」という一面もありますが、一方で「そこが難しいんだよ~」という場面も多々あります。 これは個人の感情の話ですが、ビジネスにおいても同じことが言えます。 ここでは、言葉遣いが悪いこととコミュニケーション能力とプラスαの関係をご紹介します。 これはある会社の事例です。 Y社長(46歳)がH部長(61歳)に依頼していた案件があり「あれはどうなりましたか?」と聞いていました。 しかし、なかなか返事が来ないので、

「相談しにくい上司」ってどんな人?

突然ですが・・・あなたには部下がいますか? もしいるのであれば、あなたは上司になりますね。 一方で、もしいないという人でも上司はいると思います。 では、その上司とはどんな人ですか? 良い上司 頼りになる上司 尊敬する上司 嫌いな上司 憎たらしい上司(笑) そんな上司の評価において「相談」のしやすさも大切なポイントではないでしょうか? まず・・・ズバリ、相談しにくい上司とは、どのような人でしょうか? 一般的な意見は、次のようなものでしょうか。 話が長い

「聞く力」とは相手の存在価値を認めること

人間は、とても感情豊かな動物です。 「怒ったり」「泣いたり」「笑ったり」「喜んだり」「おどけたり」など、人間からこの感情がなくなったらと考えるとゾッとしますね。 一方で人間は、本当に些細なことで、テンションが上がったり下がったりします。 やはり根本的に人間は、脆く儚い生き物だから、お互いに助け合って励ましあって生きることが大切ですね。 だから「話を聞いて欲しい〜」という時には、その人の存在価値を認めてあげることが大切です。 「こういうことに悩んでいたんだね〜」 「

上司に「聞く力」がないと「ワタシ会社を辞めます」になってしまうこともある

「話を聞いてほしい」という時に、その本心には色々な場合があります。 困っているので「答えが欲しい」と思っている人もあれば、気持ちがおさまらないので「とにかく聞いて欲しい」と思っている人もいるでしょう。 だから「話を聞いてほしい」という相談を受けた時には、その人の本心は何なのかと考え、それを把握することが大切です。 傾聴力がないと言われないためにも、聞く力の簡単なポイントを押さえておきましょう。 ある会社で起きたことですが、私が「聞く力」の大切さを改めて実感した事例をご

「気づく力」をつける方法

「よく気づくな〜」という人もいれば「なんでこんなことに気づかないの〜」という人もいます。 「あなたはこちらのタイプですね!」と簡単に2つに分けられるものではありませんが「気づく力」があるということはとても大切なことです。 「気づく力」は、社会で生きていくためにとても重要であり、コミュニケーション能力においても、大切なスキル(技術)なのです。 次のような3人がいたら、あなたはどのように感じますか? ①目の前のゴミに気づき、拾う人。 ②目の前のゴミに気づき、拾わない人。