ウェブトゥーンの教科書 -(7)Webtoonはスタートが大事
Webtoonの新連載は、たいてい10話から20話くらいを一気に出す。
冒頭の数話は無料で、作品を買ってもらうための導入、撒き餌である。
その後に有料話が続く。待てば無料になる施策もある。
冒頭の数話で、いかにユーザーの心を掴むか?
ここが運命の分かれ道。
半年かけて、営々と描き続けて来たものが、一瞬でコケることも。
バナーやサムネイルの小さな画像が、ことのほか重要。
その部分で、ユーザーの気を引かないと、クリックさえしてもらえない可能性も。
あだ疎かにできない。
キャラクターの構図、タイトルの位置、色遣い等々、ポイントはいくつもある。
横漫画における扉絵と同じ。
小さな画像部分だけではなく、タイトルも超重要。
説明する文章、煽るキャッチコピーも死ぬほど大事。
作品世界を表す色遣いも大事。
イメージカラーとでも呼ぶもの。
作品にはそれぞれ固有の色調があるべきだ。
ことのほか重要なのが、第1話。
さらに最初の10コマ。
縦に2、3回スクロールする間に、引き込まれる映像、要素はあるか、主人公は魅力的か、どういうジャンルか、大体の展開は予想できるか、などなどを畳み掛ける必要がある。
掴みがOKで、初めて読んでもらえる。
なにせ、アプリ内にもライバルは多いのだから。
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