分厚い油揚げで作る、どっしりジューシーないなりちらし
先日料理教室で作ったいなりちらし。我ながらその出来栄えがとても気に入ってしまったので、ここに載せちゃいます。
いなりちらし――要はいなり寿司をちらし寿司のようにして食べる一品なのですが、いつものいなり寿司と違って大きくて分厚い油揚げを使うのがポイント。いなり寿司専用の寿司揚げより、ふわふわでジューシー、そして味がしみしみの油揚げが味わえます。
そんなわけで、こちらのレシピの最大のポイントは分厚い油揚げを探し出すこと。こればっかりは地域によってある地域とない地域があるので、もし出会えたらぜひ作ってみてください。
いなりちらしの材料
いなりちらし作り方
1.酢飯を作る
米・刻み生姜・水を加えてごはんを通常通りに炊く。ごはんが炊けたら、合わせておいたすし酢の3/4を加えて混ぜる。
2.刻みいなりを作る
大揚げをひと口大の短冊状にカットし、たっぷりのお湯で10分茹でる。ざるに開け、水気を絞る。
鍋に煮汁を入れて火にかけたら油揚げを加え、中火で汁気がなくなるまで5-7分ほど煮詰める。火を止め、そのまま味をなじませる。
3.具材をゆでる
れんこんは薄切りに、にんじんは角切りにする。れんこんとにんじんは酢小さじ1加えたお湯で茹でる。れんこんとにんじんを残りのすし酢で和える。菜の花は茹でて固く絞り、2㎝幅に切る。
4.仕上げ
酢飯に【3】で作ったれんこん・にんじんと白ごまを混ぜ合わせる。
器に盛り付け、刻みいなりと菜の花を飾り付けて完成。
ふっくらの油揚げに、甘じょっぱい醤油とみりんの味がしっかりとしみているところが堪らない! 生姜入りの酢飯はほんのりおとなテイストに。混ぜ込んだにんじんとれんこんの歯ごたえに、ほろ苦いセリがいい具合に組み合わさっており、これぞちらし寿司の醍醐味。あと白ごまの香ばしさがいいよね。
個人的には冷めた酢飯の上に、アツアツの刻みいなりを乗せていただくのが好きなので、いなりは温めてから乗せるのもよいと思います。
以上、料理教室より私のお気に入りのレシピでした。
野菜と豆腐の料理家 豆腐をきっかけに知っていただけたらありがたいかぎりです。