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“学力テスト”では測れない能力の可視化。生徒の成長を客観的に評価する『Ai GROW』とは?

急速なスピードで進化を続けるAIなどの科学技術。テクノロジーとともに共存していく、これからの子どもたちには、いっそう人間らしく生き、自分を幸せにする力と、他人を幸せにする力を身につけて欲しいところです。その上で特に重要性が高まっているのが、自分と向き合う力や他者と関わる力、課題に向き合う力などの非認知能力。

言い方を変えると、ペーパーテストで測れる「学力(認知能力)」だけでは、通用しない時代になってきました。EdoNewSchoolでは育みたい5つの力を設定し、それらがどう伸びたのかを、メンターの主観的な見取りと、客観性のある能力テストで測ることにチャレンジしています。

「でも能力って学力テストでしか測れないんじゃないの?」「“非認知能力”はどうやって測り、伸ばしていくの?」

そんな疑問を晴らしてくれるのが、Edoが活用するツール「Ai GROW(以下、アイ・グロー)」。“非認知能力”を定量的に可視化することで成長を促せると考え、Edo New Schoolで、入塾直後と、卒業前の2回実施をしています。

アイ・グローは、テストによって、人それぞれの気質とコンピテンシー(思考力や表現力、主体性などの能力・行動特性)をフィードバックしてくれるもので、入塾直後と、卒業前に実施することで、スクール生の成長を可視化しています。

Edo New Schoolでは、スクールで生徒に身につけてほしい5つの力(1:ワクワクする好奇心、2:自分を表現する力、3:チャレンジする冒険心、4:人と協働する力、5:自分と社会を結びつける力)をアイグロー独自のコンピテンシーに置き換え、定性だけではなく定量で変化を見とる目的で導入しました。
今回の記事では、アイ・グローのねらいや使い方、実際に使ってみた効果などを紹介します。

目次:

  1. そもそも、アイ・グローとは?

  2. アイ・グローを使用するねらい

  3. アイ・グローを使ってみた実際のスクール生の効果・検証

1. そもそも、アイ・グローとは?

強みや魅力を数値化するツール
東京に本社を構えるInstitution for a Global Society株式会社(福原正大代表取締役)が開発したアイ・グロー(https://www.aigrow.jp/)。学生たちの資質・能力、教育活動の効果を定量化する教育機関向けの評価ツールで、スマートフォンやタブレットなどから、性格診断と能力評価を行い、これまでのペーパーテストでは測れない25種類のコンピテンシーをほぼリアルタイムでみることができます。

特に、自己評価だけでなく、友人やコースのメンターを務める大人などの第三者からの評価をAIが分析・補正することで、公正かつ信頼性の高い評価を実現できるのがポイントです。
一緒に学びに取り組む仲間から感じる変化なども反映され、フィードバックで生徒たちのモチベーションアップにも繋がります。

国もアイ・グローに興味津々!全国で続々と導入中
教育活動の強化に役立てようと、経済産業省の「未来の教室」実証事業にも採用されているほか、文部科学省の「地域との協働による高等学校教育改革推進事業」などの効果検証にも活用されています。

探究学習の評価や検証、総合型選抜入試も見据えたキャリア教育などで活用できるとして、全国350校以上(2024年4月現在)の学校で導入されています。

2.アイ・グローを使用するねらい


個人レポートで生徒のスキル向上へ
対【生徒】には、自身の強みや魅力を発見し、生かしてもらうことで、“やりたい”や“好き”の実現を目指せるようサポート。また、受験を重ねるなかで成長を実感してもらい、個々のスキル向上を狙います。

生徒向け個人レポート

フィードバックされる個人レポートには、「気質診断結果」「コンピテンシー計測結果」「伸ばしやすいコンピテンシーTOP3」「今後のアドバイス」などがレポートされます。
また、運営する私たちスタッフは、生徒・保護者との面談などで活用し、個別最適化での教育・成長を促すためのツールとして活用しています。

アイ・グローを使ってみた生徒の効果・検証
Edoで活用しているアイ・グロー。
ここでは、ある生徒2人のレポートを紹介するなかで、生徒たちの成長やアイ・グローの特徴・効果に理解を深めてもらえればと思います。

【Yさんのレポート】
Yさんには、Edoの「マイクエスト通塾コース」がある前後の23年7月と24年3月に受験をしてもらいました。紹介するレポートは、このコースに通う前と後を比較した成長の結果になります。

Yさんの結果

注目していただきたいのは、二つ目の項目にある「コンピテンシー計測結果」。25種類のコンピテンシー項目が並び、棒グラフで表示された上段が【今回の結果】、下段が【前回の結果】を表しています。

なかでも著しく成長が読み取れるのが【課題設定】【組織への働きかけ】の項目。

伸びた項目について

通塾コースに通う前は、「明確な課題設定」や「他人に話しかけること、チームをまとめていくこと」に苦手意識があったというYさん。

以前のレポート結果で洗い出された“苦手”を客観的な評価で知ることで、日頃の行動の意識から変えていく努力をし、「『なぜやるのか?』を常にメンターと問う心がけ」「チームリーダーとしてみんなをまとめ、進捗などの声掛けにチャレンジ」を意識したと話します。

伸ばしやすいコンピテンシー

また、アイ・グローのレポートでは前後の結果を踏まえて、より多面的にYさんの成長を促せるよう、三つの能力を紹介しています。次回に向けて、「取り組んできた成果を感じた。具体的に意識すると良いポイントなどがありやる気に繋がった」と話していました。

レポートの結果のなかには、項目ごとにコンピテンシーを伸ばす方法が説明されており、生徒たちの次なる成長を全面的にサポートしてくれます。

【Aさんのレポート】
Aさんには、Edoの「マイクエスト通塾コース」がある前後の23年9月と24年3月に受験をしてもらいました。以下がコースを終えた3月に行ったレポートです。


9月時点では「他者との交流の時に自分の考えを適切に表現することが困る時がしばしばあった」と話していたAさん。コースに通うなかで「積極的に他者とコミュニケーションを取ること、相手に対し柔軟な対応をとるよう心がけた」と言います。「コンピテンシー計測結果」を見ると、その行動の結果が現れたのか、【表現力】が伸びていることがわかります。

また、将来を見据え始めたAさんに役立つのが、8項目目の【業界別コンピテンシーモデル】。自分の特性を生かして働ける業界や職業を見つける際に有用です。
外交性や興味など自身の強みとなる部分を認識し専門学校でも様々な領域で学んでいきたいといいます。美容という場面でも、自分なりの表現を探究していってほしいと思います。

いかがだったでしょうか。

アイ・グローを活用することで、生徒が自身の強みや弱みを自覚し、改善に向けた行動につ繋げることができることがお分かりいただけたかと思います。
アイ・グローで現在の自分の強みや弱点を知り、得意なことを伸ばしたり、自分の将来の可能性を見つけ、未来を切り開いていきませんか?

Edo New Schoolでは、あなたの成長を地域の大人や全国のプロフェッショナルたちがサポートします!課題解決力、自己肯定感、他者との対話力、企画力や提案力など、将来に役立つ力を一緒に伸ばしていきましょう!

好きを探究する学校 Edo New Schoolでは、2024年4月10日より地域クエストコース、マイクエストコースの2期生の募集を受け付けます。「やってみたい!」を見つけ、実現していくことで、あなたの可能性を広げてみませんか?Edo New Schoolのコースについては以下サイトより詳細をご覧ください!

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