イークラウドの仕事は「団体戦」。支援への強い思いを胸に、一つの目標に向かって協働する楽しさ
インターネットを通じて非上場のスタートアップが個人投資家から資金を調達する仕組みである、株式投資型クラウドファンディング(以下、株式型CF)。
イークラウドは、株式型CFの提供を通じてスタートアップと個人投資家の方々をつなぎ、一人だけの力では成し遂げられないような大きな挑戦を支援できる存在でありたいと思っています。株式型CFの成功を目指し、社内のメンバーはそれぞれの力を結集させ、一つひとつのプロジェクトに臨んでいます。
その中で、資金調達に関わる一連の事務手続きの一つとして、株式型CF実施の可否判断に必要な情報整理やデューデリジェンスを担っているのが審査部です。2023年1月に地方銀行からイークラウドへ転職してきた水尾は「イークラウドの仕事には、これまでにないやりがいを感じている」と語ります。
入社から1年が経つ今、イークラウドの仕事にどのような意義や面白さを感じているのでしょうか?入社の決め手から現在の思いまで、詳しく聞きました。
漠然とした転職願望が生まれてから、イークラウドへの入社を決めるまで
——水尾さんは、イークラウドでベンチャーパートナーを務める立花さんと前職でつながりがあったと聞きました。
はい。立花は、新卒で入行した地方銀行の同期なんです。実は、彼からの紹介がきっかけでイークラウドへの入社を決めました。
私はそれまで転職経験がなく、地方銀行には10年近く在籍していました。融資を担当するグループに配属となり、8年半ほど融資に関わる一連の事務手続きを担当しました。お客様の決算書を見ながら、融資の審査、資金繰りの支援から個人向けローンの手続きまで、幅広く携わりました。
転機となったのは、法人営業部門へ異動になったことです。コツコツと正確に作業を行う事務の仕事が自分に合っていると感じていたので、当時は正直とまどいましたね。「まずは1年間がんばってみよう」と気持ちを奮い立たせてチャレンジしたものの、やはり事務系の仕事に戻りたいという思いが強まるばかりでした。
——それで転職を考え始めたのでしょうか?
いえ、明確に決心はできていませんでした。漠然と「転職したいな」とは思いつつも、約10年積み重ねてきた銀行でのキャリアを手放す不安が大きかったんです。結婚してしばらく経ち、近いうちに子どもを持つことも考えていたので、ライフステージの変化を迎えるときには働き慣れた職場にいたほうがよいのではないか…という考えもありました。
立花から声をかけてもらったのは、ちょうどその頃だったんです。いろいろと話を聞いたり、選考の過程でほかのメンバーとお会いしたりする中で、むしろ「長く働き続けるなら、イークラウドがベストな選択肢かもしれない」と思うようになって。それで、勇気を出して新しい環境に飛び込んでみようと決めました。
——どのような点が、入社の決め手になりましたか?
面接中、自分から今後のライフプランについて率直に伝えたときに「うちの会社は育児中のメンバーも多いし、まったく問題ないですよ」「お子さんが生まれても、ぜひ戻ってきてほしい」と言ってもらえたことは、とても大きかったですね。もちろん、銀行の経験を活かせる点も魅力的でした。
実は、立花から紹介を受けるまで、イークラウドのことも、株式型CFのことも、まったく知りませんでした。調べるうちに、財務面の観点だけでなく、経営者の方の思いや会社の理念、事業の将来性など定性的な魅力もふまえて企業の資金調達を支援できる事業の面白さを感じていったんです。
前職で経験した法人営業の仕事では、コロナ禍の影響で業績が厳しくなってしまったお客様に、融資をお断りしなければならない場面も少なくありませんでした。本当に必要としている人に、支援を届けられなかったんです。それがとても心残りだったからこそ、企業を応援する仲間を集められる株式型CFは、非常に意義のある仕組みだと思えました。
株式型CFの成功というゴールに向かう“一体感”が何より楽しい
——現在の仕事内容を教えてください。
株式型CFの実施を検討されているスタートアップの審査業務を担当しています。財務状況や事業計画などさまざまな側面から企業を分析して、投資するにあたって想定されるリスクを洗い出すことが主な業務です。
そう説明すると、なんだか難しそうで地味な仕事だと思われるかもしれません。ですが、個人投資家の方々は、私たちが作成したリスクに関する文書を見て投資の意思決定をすることになるわけですから、非常に大きな責任を背負っている仕事だと感じています。
企業の魅力と投資上のリスクをどちらもきちんとお伝えして、スタートアップにも個人投資家の皆さまにも安心して株式型CFに取り組んでいただきたい。そんな思いを持ち、細かな表現まで気を配りながら文書を作成しています。
——イークラウドで審査業務を実際にしてみた感想は?
前職で経験していた融資の審査とは異なる観点での確認や精査が必要だったので大変でしたが、担当した企業が募集時に目標募集額到達の瞬間に立ち会えたときの嬉しさは今でも忘れられません。
関係者全員がタッグを組んで株式型CFの活動を盛り上げ、目標達成の喜びを分かち合う一体感がとても新鮮でした。
株式型CFの募集期間中は、イークラウド社内でもまるでお祭りのような雰囲気になるんです。ミーティングの場やSlack上で定期的に「お申込み額が○○万円に到達しました!」と共有があり、そのたびに各メンバーからのリアクションが飛び交います。みんなで一つのゴールに向かって全力疾走していく感覚がありますね。
——全員で目標達成に向かい協働することに、楽しさや充実感を覚えたんですね。
地方銀行は大きな組織ゆえ、分業体制が出来上がっていて、一人で粛々と作業をこなしていく仕事の進め方が基本でした。お客様への融資が決定した際には、ねぎらいの言葉をかけ合う場面もありましたが、もちろんここまでの盛り上がりはありません。イークラウドに入社して「社内のこういう雰囲気は自分に合っているな」と実感しました。
そう思ったのは、学生時代の部活動が影響しているかもしれません。私は中学・高校とソフトテニスを経験してきたのですが、部活のメンバーたちとともに団体戦で上の順位を目指していくことに夢中だったんです。
自分のためだけではなく、チームメイトのために勝ちたい。その気持ちが一番のモチベーションになっていました。株式型CFに関わる一連の取り組みは、当時の団体戦にとても近しいものを感じるんですよね。
学生時代、団体戦ではなかなか優勝に手が届きませんでした。今イークラウドでは、株式型CFを成功させるために全員が惜しみなく協力し合い、目標募集額到達までの緊張感と達成感を一緒に味わうことができています。
フルリモート勤務になって、今後のライフプランにじっくり向き合えるように
——イークラウドへ入社したのは、今後のライフプランを見据えてのことだったとお話しされていましたよね。環境面については、今どのように感じていますか?
プライベートと仕事、とても良いバランスで働けていると思います。私は地方銀行時代と変わらずに栃木県内に住んでいるので、フルリモート制度の存在は本当にありがたいです。
前職の在籍中に結婚してから、パートナーも私も毎日忙しく、仕事と家事の両立がなかなかうまくできないことに悩んでいました。それが、通勤に充てていた時間が減ったことで、1日の時間をかなり効率的に使えるようになりましたね。
フルリモートの環境では、きちんと業務に慣れることができるのかも気になっていましたが、その心配もすぐに払拭されました。SlackやZoomでいつでもメンバーに相談できるので、日々とても助けられています。
物理的な余裕と精神的な余裕をどちらも得られた今、自分がどのような人生を送っていきたいのか、改めてライフプランの設計に向き合っているところです。これから、プライベートの面でもいろいろな変化が訪れるかもしれませんが、今はまず「水尾さんに頼めば安心だね」と周りから頼りにされる存在になっていきたいと考えています。
——仕事にもプライベートにもしっかりと向き合う様子がうかがえます。最後に、イークラウドで働くことに興味を持っている人に向けて、メッセージをお願いします!
先ほどもお伝えしたとおり、イークラウドには「挑戦を続けるスタートアップを全力で応援したい」と強い思いを持つメンバーが集まり、日々業務を行っています。
いろいろな立場の方々を巻き込みながら、一つの目標に向かってベストを尽くす。そんな“団体戦”を楽しめる人は、イークラウドで自分らしく活躍できるのではないでしょうか。ぜひ、株式型CFの取り組みを一緒に盛り上げていけたらと思います。
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「ひとりひとりの想いをつなぎ、挑戦に力を」が、イークラウドのミッションです。
このミッションを果たすためには、より多くの仲間が必要です。
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