岩﨑 真吾(リージョンいわしん)

2023年4月から自治体からの派遣で地域DMOに勤務。 自治体時代を含めると観光6年目…

岩﨑 真吾(リージョンいわしん)

2023年4月から自治体からの派遣で地域DMOに勤務。 自治体時代を含めると観光6年目。地域活性化の在るべき姿を日々模索中。

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#000 DMOで働く私がnoteで発信したいこと

私がnoteを始めたのは、Voicyパーソナリティの木下斉さんの影響が大きい。これまでは、文章を書くのが苦手なこともあり、自身で発信することは、夢にも考えていなかった。だが、「発信は投資。来年からではなく、すぐに。」との木下さんの言葉に後押しされた。率直にやって良かったと思う。まず、インプットの質が上がった。アウトプットには取材が欠かせない。これまでより、人の話をよく聞き、よく観察するようになった。そして、よく考えるようになった。書いている時は、自然とぐっと考えている。脳みそ

    • #017 地域経済の活性化のポイントは”輸入置換”!観光でも重要な原理原則!

      ポッドキャスト(voicy)の中で、私の一押しがRe:gion Radio(リージョンラジオ)である。MCの瀧川奈津希さん、ナビゲーターの木下斉さん、呉琢磨さんの軽快なトークがたまらなく面白い。また、学びが多く、無料であるが、30万円以上の学費を払っても聞く価値がある。 ”輸入置換”というワードは、Re:gion Radioで初めて聞いたが、ジェイン・ジェイコブス氏の本「発展する地域 衰退する地域:地域が自立するための経済学」に出てくる。かつては輸入していた製品やサービスを

      • #016 スターバックスは「第2のふるさと」!

        観光庁では、「何度も地域に通う旅、帰る旅」という新たな旅のスタイルを普及・定着させることで、国内観光の新しい需要を掘り起こし、地域経済の活性化につなげるため「第2のふるさとづくりプロジェクト」を推進している。 「第2のふるさと」の私のイメージは、落ち着き、安心感がある。会いたい人がいる。わざわざ行く価値がある。など。 私は旅先ではできるだけローカルな店を選ぶ傾向にあるが、時々、スターバックスに行くことがある。どの街に行っても、おいしいコーヒー、おいしいカフェラテを味わうこ

        • OTAやGooglemapへの評価・口コミをゲストにお願いしよう!【地方の観光事業者が取り組むべきこと#007】

          第7回のテーマは、「OTAやGooglemapへの評価・口コミをゲストにお願いしよう!」です。 観光業の宿泊・飲食・体験等は、国内客向けだと楽天やじゃらん、海外客向けだとViator(ビアター)やGetYourGuide、Booking.comなどのOTA(「Online Travel Agency」の頭文字をとった略語で、オンラインだけで旅行手配を完結させる旅行会社)の評価や口コミを見て、予約される方が多いと思います。 OTAをチェックするポイントとしては、「5段階評価

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        • 地方の観光事業者が取り組むべきこと
          7本
        • DMOで働く人へのおすすめ記事
          7本

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          ガイドドライバー解禁!とりあえずやってみることが重要!【地方の観光事業者が取り組むべきこと#006】

          第6回は、先週、ガイドドライバー解禁に関するウェビナーを視聴して学んだことに触れたいと思います。 通訳案内士等のガイド業界では、大きな話題になっていますが、2024年3月1日に国土交通省物流・自動車局旅客課長より、「道路運送法における許可又は登録を要しない運送に関するガイドラインについて」という通知が出されました。 要は、これまで禁止されていた通訳案内士等の自家用車でのガイドについて、3月1日以降は、ガイド代とガソリン代等の実費相当額を受け取るだけであれば、認められるように

          ガイドドライバー解禁!とりあえずやってみることが重要!【地方の観光事業者が取り組むべきこと#006】

          551 HORAIから学ぶ顧客単価アップ法【地方の観光事業者が取り組むべきこと#005】

          第5回目のテーマは大阪に拠点がある551 HORAIから学ぶ顧客単価アップ法です。 3月に関西出張に行った帰りに、関西国際空港の551 HORAIに立ち寄りました。551の肉まんと焼売は我が家で大人気で、関西方面に行った際は、必ずお土産に買って帰ります。 関西国際空港店は2023年10月1日にオープン。隣には、レストランが併設されており、席に座ってゆっくり551の味を楽しむこともできます。 私が訪れたのは午後1時頃で、チルド肉まんが売り切れていたため、昼食後の午後2時に出

          551 HORAIから学ぶ顧客単価アップ法【地方の観光事業者が取り組むべきこと#005】

          ターゲットを絞ることはやっぱり重要!【地方の観光事業者が取り組むべきこと#004】

          第4回目のテーマはターゲットを絞ることの重要性です。マーケティングのセミナーを受けたり、本を読むと、「ターゲット設定しましょう。」とか「ターゲットを絞りましょう。」とのメッセージが多いと思います。 ですが、いざ、飲食等のお店で、ターゲットを設定しようとしても、若者やシニア層だけに絞るよりは、幅広い年代のお客さんにたくさん来て欲しくなり、思うようにターゲットを絞り切れないことがあります。 今回は、そんなハードルの高いターゲットを絞るの意義を掘り下げます。 1.熊野古道を歩

          ターゲットを絞ることはやっぱり重要!【地方の観光事業者が取り組むべきこと#004】

          #015 あなたの地域の人には"らしさ"がありますか?

          先日、大学の観光学部の先生と意見交換する場をいただいた。こちらはDMO(観光地域づくり法人)の戦略や事業のことを、先生は大学の取組をそれぞれ話した。和やかな雰囲気で1時間半談笑する中で、先生から「あたなの地域の人には”らしさ”がありますか?」との問いをいただいた。 言葉に詰まった。 私は鹿児島に住んでいるが、鹿児島人”らしさ”とはいったいどういうものか、考えたことがなかった。 関西人の”らしさ”はイメージできる。関西弁をしゃべる。飴のことを飴ちゃんと言う。値切る。商売上

          #015 あなたの地域の人には"らしさ"がありますか?

          体験事業者と飲食店の売上アップのポイントは写真撮影!【地方の観光事業者が取り組むべきこと#003】

          第3回目のテーマは写真撮影です。スマートフォンの普及により、インスタグラムやフェイスブックなどのSNSで、自身の体験を発信する人が増えています。 特にシーカヤックや着付け体験などの体験型観光メニューや食の体験は、旅行者に、いかにシェアしたくなる写真を撮ってもらえるかがポイントになります。 今回は売上アップに向け、ゲストに写真撮影をしてもらうためのポイントを触れていきます。 ○インバウンド向け相撲学校体験ツアーでの写真撮影の工夫第1回、第2回目に引き続き2月初めに参加した

          体験事業者と飲食店の売上アップのポイントは写真撮影!【地方の観光事業者が取り組むべきこと#003】

          ゲスト満足度向上のカギは価値の言語化!【地方の観光事業者が取り組むべきこと#002】

          第2回目のテーマはゲストにとっての価値の言語化です。ガイド付きツアーで、マイナス評価を受ける際に、多く寄せられるコメントの1つが「スマホを使って自分で行けた。自分で調べられた。わざわざツアーに参加する必要がなかった。」というものです。 スマートフォンをほぼ1人1台持つ時代となり、ガイドがいなくても、スマートフォンさえあれば、目的地に行けますし、歴史を含め、大抵のことは調べることができます。つまり、スマートフォンがガイドの競争相手になっているのです。 そのような時代において

          ゲスト満足度向上のカギは価値の言語化!【地方の観光事業者が取り組むべきこと#002】

          ゲスト満足度向上のカギは自己紹介!【地方の観光事業者が取り組むべきこと #001】

          今回から新連載「地方の観光事業者が取り組むべきこと」をスタートします。私からの提案を綴るものになりますので、文体も「である調」から柔らかい「です・ます調」に改めています。 記念すべき第1回目のテーマは自己紹介です。私はもともと、旅が大好きで、DMO(観光地域づくり法人)で働いていることもあり、ガイド付きツアーに参加することがあります。 が、参加して感じるのは、日本人のガイドは自己紹介をしないか、してもかなり薄いことです。特に、地方の日本人向けツアーで年配のガイドの方が、自

          ゲスト満足度向上のカギは自己紹介!【地方の観光事業者が取り組むべきこと #001】

          #014 noteで新連載「地方の観光事業者が取り組むべきこと 」を始めます

          木下斉さんのvoicyで、自分の人生をジブン株式会社と見立てて、設立趣意書の作成を勧める放送があった。 設立趣意書は人生の目的設定をするという趣旨。私は、大きく2つのことを考えた。そのうち1つが、「地域の事業者の稼ぐに資する効果的な伴奏支援(コンサルティング)ができる仕組みづくり」である。 DMO(観光地づくり法人)で、働き始めてから10カ月が経った。DMOは自分達が稼ぐのではなく、地域が事業者が稼ぐための地域のマーケティング・マネジメントを行う組織。地域の事業者が稼ぐため

          #014 noteで新連載「地方の観光事業者が取り組むべきこと 」を始めます

          #013 センバツ高校野球21世紀枠を逃した父親が考えるプレゼンテーション戦略【優れるな異なれ】

          2024年1月26日、息子が所属する高校の野球部は21世紀枠を逃した。落選から2週間が経過し、ようやく夏の甲子園に向け、選手・保護者ともに、気持ちの切り替えができた感じがある。今回、選ばれた北海道の別海高校と和歌山県の田辺高校は21世紀枠に相応しい学校である。各校の野球部の特色をぜひ、甲子園の場でアピールしてほしいと思う。 今回は、21世紀枠関係の最後の投稿として、プレゼンテーション戦略について触れたい。 〇21世紀枠の選考基準・選考方法21世紀枠は、全国9地区から推薦され

          #013 センバツ高校野球21世紀枠を逃した父親が考えるプレゼンテーション戦略【優れるな異なれ】

          #012 センバツ高校野球 21世紀枠を逃した父親の心境 【一番の学びは当事者になることの重要性!!】

           2024年1月26日、息子がいる野球部は、センバツ高校野球大会の選考委員会で21世紀枠に選ばれなかった。北海道の別海高校とともに、有力視されていたが、選手達の夢は叶わなかった。 ○21世紀枠を逃した心境 15:40頃のNHKの速報で落選を知った。悔しい。残念。しかも21世紀枠の補欠校に選ばれたのが、なおさら悔しい。ぎりぎり甲子園に届かなかった。選手達の落胆の様子が目に浮かぶ。我が子にどう声をかけようか。気持ちの整理がつかない。お酒が飲めない私はミスタードーナツを買い、やけ

          #012 センバツ高校野球 21世紀枠を逃した父親の心境 【一番の学びは当事者になることの重要性!!】

          #011 センバツ高校野球 21世紀枠 出場校決定 当日の父親の心境【番外編】

           本日、2024年1月26日(金)に、いよいよ選抜高校野球21世紀枠の出場校が決定する。書くかどうか迷ったが、決定当日の父親の心境を残したい。  昨年、2023年12月8日(金)。息子が所属する高校の野球部が21世紀枠の九州代表に選ばれた。昨秋の鹿児島大会で次々と強豪校に競り勝ちベスト4となったことが評価された。選ばれれば第2回大会以来の99年ぶりの甲子園となる。  ○21世紀枠の意義 実は21世紀枠の意義を深く考えたことがなかった。それが正直なところである。息子は小学4年

          #011 センバツ高校野球 21世紀枠 出場校決定 当日の父親の心境【番外編】

          #010 失敗談を交えた話はおもしろい(観光ガイド)

           DMO(観光地域づくり法人)の仕事をしていると、歴史文化遺産等の説明を受けることがある。私自身は、国内外の歴史の面白さを学べるCoten Radioのファンであり、歴史は比較的好きだが、興味がない人に、ガイドをするのはかなり難易度が高い。 1.観光ガイドに求められるもの 観光ガイドに求められるスキルは、ゲスト(修学旅行生、カップル、女子2人、老夫婦、親子連れ)に合わせて、臨機応変に話をアレンジできるスキルだと思う。ゲストグループを見て、瞬時に話す内容を決め、興味がなさそう

          #010 失敗談を交えた話はおもしろい(観光ガイド)