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ジェネラティブ・アートって?

 プログラミングによるアートのひとつに、「ジャネラティブ・アート」というジャンルがあります。また、僕もこのジャンルの作品を多く制作しています。

このように、instagramに作品を随時アップロードしています。

ジェネラティブ・アートとは何かと聞かれると、正確な定義があるわけではないので難しいところですが、「アルゴリズムや数学的手法などを用いて作られた"予測不可能"な側面があるアート」だと個人的に考えています。簡単に言うと、自分が手を使って絵を描くのではなく、「絵を描くシステムを作る」ことにより生まれるもの、といったところでしょうか。

Generative Artで画像検索するとなんとなく雰囲気がわかると思います。

ジェネラティブ・アート作品を作る上でまず重要なのはプログラミング言語の選択です。コンピュータサイエンスの発展により、たくさんの言語が生み出され、どれを選んだらよいか悩むと思いますが、僕はProcessingをおすすめします。この言語は、Javaという言語をベースに開発されたもので、デザイナーやアーティスト向けに、グラフィックス処理に特化しています。また、構文が非常にシンプルなので、ジェネラティブ・アートはもちろん、プログラミングの入門にも最適だと思います。

…とはいいつつも僕もはじめた頃は結構苦戦しました。当初は高校生の頃で、パソコン部に所属していたこともあり、放課後に周りの友達は先生に隠れてPCゲームで遊んでいる一方、僕はひとりProcessingの勉強をしていました。そこで気づいたのは、ただ知識を蓄えること(インプット)だけでなく、何かを生み出すこと(アウトプット)も重要だということです。最初はちんぷんかんぷんでも、何か作りたいものがあれば、自然とできるようになると思います。作りたいものはなんでもいいです。僕の場合は建物の幾何学的な模様だったり、自然の形など様々でした。とにかく慣れるまではその作りたいものを実現するためのコーディングをする習慣づけをするといいかもしれません。

最後に、初心者の方におすすめの参考文献をご紹介します。

まずはP5 Code Schoolです。

"ゼロから学べる"ということもあり、わかりやすい解説もされていて、始めるにはぴったりだと思います。

次にProcessingの公式リファレンスです。

Processingの全ての命令やその使い方が記載されているので、わからなくなったときはこちらで調べるといいです。

そして、The Coding TrainというYouTubeチャンネルです。

こちらはちょっと上級者向けというか、Processingに慣れてきたら見てみるといいかもしれません。表現の幅を広げてくれそうな動画がたくさんあります。

Processingに慣れたら、他の言語も触ってみるといいかもしれません。

というわけで、僕は現在openFrameworksというC++のツールキットを勉強中です。

以上、"ジェネラティブ・アートって?"でした。







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