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グッドドクター名医の条件 父になる

アメリカ版グッドドクター、名医の条件シーズン6。
いよいよ、サヴァン症候群で自閉症のショーンが父親になりました。

グッドドクターは、2013年に韓国版、2017年にアメリカ版、2018年に日本版がつくられています。ここまでは、私も視聴していますが、その後、トルコ、中国、イタリア、インドなどたくさんの国でリメイクされています。
なんで、こんなに、人気があるのでしょうか。

アメリカ版、「グッドドクター名医の条件」の毎回の出だしのナレーションで、
「さらなる試練がショーンを待ち受ける。」と言うのだけど、
もういいから、そんなに試練なくていいからと思ってしまう母心。

現実は試練の毎日。
自閉症の特性を持っているが知能が高い人は、記憶力もいいし、情報処理能力や、キャパシティも大きいから、専門的知識は非常におおくなり、さらに、ショーンはサヴァン症候群でもあるから、見たものをそのまま記憶できてしまいます。

そして、人の体を立体的にイメージできるので、病気の発見、手術の方法まで、ショーンの頭の中で、瞬間的に映し出される映像が、また、このドラマの魅力のひとつなのです。

その描き方が、本当にASDの特性のある人にも納得できる映像なのです。
例えば、新宿駅を3D画像で考えるような。

早くに親を亡くし、一緒にバスで暮らしていた弟も亡くし、天涯孤独なショーンの父親代わりとなった、グラスマン医師の病院で、外科医となったショーンは人間関係に悩みながらも、パートナーを見つけ、結婚し、シーズン6では、息子が誕生しました。

自閉症の成人を描いたドラマでは、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」(韓国)「アストリッドとラファエル」(フランス)などの名作があり、どちらも、恋愛までは描いています。
自閉症の人の、恋愛、結婚はデリケートで、困難も多々あります。
でも、このようなドラマが視聴されることで、成人の自閉症について考えるきっかけになったらいいと思います。
専門職に就き、家庭をもっている成人の自閉症の方、ご本人も、ご家族も、同僚の方も、そして、周りに自閉症の人が全然いないという人も。

グッドドクター
韓国版
グッドドクター
日本版

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