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三泊四日の休日がやってきました!!!

出かけました。
昨日、知的障害でやたらこだわりが強く、声がでかい長女ほかろん、
水泳カウンセリングの先生のお宅で開かれる、春の合宿に出発しました。
例年のごとく、ピックアップ先までは、緊張もあって、電車の中でも、駅でも、大きな声で、母親をどうでもいいことで責め続け、最後には自分なりに納得したようで、静かになりました。

電車の中での大声には、こちら、目をつぶって自分の世界に入り込み、相手をしないのが一番です。
電車の外に、逃げ出すことができませんから。
タイムアウトができないのです。

長女に「のせられない」ようにする。
これは躁状態の人に対する方法の一つです。
難しいのですが。
だって、こちらも人間、腹も立つし、イライラもする。

いかなる困難苦難を超えて、とにもかくにも、出発しました。
ほかろんが言うことには、「スーちゃんがくるかどうか、しんぱいだったの。」だそうです。
スーちゃん来てました。
先に先生の車に乗ってました。
前の合宿には、風邪をひいて欠席していたので、心配だったようです。
まあ、イライラの原因が、言葉にできてよかった。よかった。

なんだらかんだら、吉祥寺をゆるゆるして、家に帰ってきました。
ひとりだと、家の中はがらーんとして静かです。
ほかろんの存在感すごいのですね。

一人になった私は、普段できないことをしました。
家中の窓を開けて風を入れること。
ほかろんがいると、私が開けた窓を、片っ端から閉めて鍵までかけてくれちゃいます。

だから、ほかろんがいないと、窓を全開にして、家の中に風を入れます。
ほかろんの存在エキスが家の中から抜けていって、からっぽになると、ジャスミンのいい香りが家じゅうを満たします。
これがしたかったんだよ。私は。

私の中からも、ほかろんの存在エキスが抜けていきました。
そうしたら、体がガキンガキン、クタン、クタンになりました。
普段、いかに私は緊張して暮らしていたのか。
体の芯からつかれていたんだとわかりました。

障害者の母親に必要なもの。
それは休日です。
そして、晩御飯の後は、録画していた映画を見ました。
いつもだと、一番忙しい時間です。でも、一人だと何でもできます。
韓国映画。
「聖なる復讐者」
ぐわーんとくる衝撃作です。
韓国ノワールリストに入れます。
見終わってしばらくは、ううううう!とうなることしかできませんでした。

今日はこれからプールに行きます。
体が軽くなって帰ってきます。
休日は楽しいな。
いくつになっても楽しいな。

キム・ソンス監督
2022年
チュ・ウォンギュ原作
パク・ジニョン主演

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