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【shopify #009 機能を確認 フロント周りの最終章 その他】

 いよいよフロント周りの機能確認が最終となりました。できることできないこととやらないことやりたいことを取捨選択していけばよいと思います。
 決してshopifyは万能ではありません。巷で大騒ぎまでとは言いませんが、月額3000円ちょっとでECサイトが作れてアマゾンキラーとか持てはやされていますがそんなことはないです。むしろ不便な部分も出てきます。
 その不便な部分はshopify expartnersの皆様がいずれは解消するアプリの開発や導入事例が出てくるので、じっくりと下調べをしても良いと思います。

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1.おすすめ商品の表示

 商品ページにセクションを追加して、自動的に生成された商品の推奨のリストを表示することができます。
 レコメンド機能ですね。これが標準でついているのは良いです。これが動的なのが良いですね。ただどのようなロジックなのか?知りたいです(笑)

2.新着情報表示

 新着情報の表示を行えます。ブログ機能を利用して進捗情報の表示が可能です。新着情報でけでなく様々な記事をカテゴライズしブログ機能で実現可能です。
 ブログ機能を使って新着を表示させていくのは少ないですね。ショップブログからECへの送客はアパレルさんでは主流ですが、今回はアウトレットなので新着をどのように見せていくか?は考え物です。

3.商品カテゴリー検索 app

 商品カテゴリをもとに検索できます。カテゴリ=コレクションの検索、またand検索も処理として可能です。

 アマゾンの検索に近いことが出来ます。月額$19からでユーザーレビューの星が4.9ってすごい評価が高いですね!導入候補に入れておきたい。

 こちらもレビュー4.9は高評価ですね。YOTPOとの連携も可能とのことでアウトレットでなければこちらのアプリもよさそうです。

4.商品キーワード検索

 キーワード検索(ブランド名、商品名の一部など)で検索できます。
 どのくらいの精度で検索結果を表示してくれるのか?それなりの精度が出るのであれば、国内有名サイト内検索会社さんとの比較となりますね。
API連携するようなサイト内検索ツールは、250~500万円くらいの導入費用に加えて3か月ほど開発が入ります。さらにカート側で表示させるにあたりサイト内を改修する場合はその費用も掛かります。
 この辺りのコスト感と使い勝手とできないことのトレードオフで導入検討すると良いかと思います。

5.問い合わせフォーム

 お問い合わせフォームから管理者宛てにメールで問い合わせることができます。(ページ機能にてお問い合わせフォームを作成)
 標準のお問合せ内容がユーザーにメールで通知されない為、カスタマイズにてユーザーにメール通知させることが可能です。
 最近の流行では、チャット(ボットではない)の導入も盛んですね。先日伺ったサービスはリーズナブルで有人+botでの運用が可能。さらにはマルチプレイス・マルチサイトでの利用が可能とのこと。電話やメールフォームではなくチャットに置き換えて、ユーザーのレイヤーに降りていくことも今後検討が必要と考えています。

6.アンケートフォーム

 特定内容に関するアンケートや会員登録用に使用するフォーム機能です。ページにて作成したり、googleフォームと連携するなどしてフォームの作成連携が可能です。
 意外と有益なコメントをもらえることが分かりました。実際、自社サイトの購入完了ページに簡単な質問を用意していますが、フリーワードにいろいろとコメントを残してくれるので有難いです。
 購入直後はアンケートで、商品の使用感は後日のレビューで顧客とつながりを持っています。アンケートはありですが、アウトレットサイトにそもそも商品レビューがいるのか?という疑問があるので運用しながら考えてみます。

7.予約販売 app

 予約販売をすることが可能です。
 そもそも、アウトレット商品に予約は必要ないのでここはスルーします。
が、アプリが数種類ありますので紹介しておきます。

8.まとめ買い割引 app

 購入する商品の数に基づいた割引(ボリュームディスカウント)を設定することができる。
 これはやるつもりがないのでパスしますがアプリの紹介だけしておきます。

9.オーダーメード注文 app

 パーソナライズした商品を販売することが可能です。
 これも必要ないですね。

フロント機能チェックが完了

 複数回にわたり、フロント側で何ができるかをチェックリストをもとに紹介してきました。今後構築サイトで何をしたいのか?という要件定義が決まっていないとグダグダなサイトになり、あれが出来ない・これが出来ない・こんなはずじゃなかった!にならないようにしてください。

 何度も言いますように、shopifyは万能なカートではありません。既存の業務をこのshopifyにどれだけ寄せ切れるか?が採用するしないの分水嶺になります。ECから離れている上層部からニュースや人づてで入手した情報のみで指示が出るかもしれません。その際には必ず既存のシステムとの整合性を確認するようにしてください。
 私の場合は、注文から出荷までを自社センターで賄えることが分かったので採用に踏み切りました。そして売り上げ情報と在庫情報の連携をどのようにするのか?が解決出来たからといえます。
 
 既存のシステムに合わせるためにECサイトをスクラッチで作ってきましたが、何かあるたびに改修費用が掛かり何重投資してきたことか!なので、この機能確認はとても大事なのです。

 このチェックを行ったうえで、支援会社様に明確に意思を伝えてください。そうすることによって、このEC担当者出来る!と感じてもらえば良いですし、逆は話の分かるEC担当者だからこういう提案してみよう!など広がっていくと思います。まずEC担当者=発注者は支援会社と同じ目線=同じ土俵に立てるように勉強してください。残念ながら一部の支援会社さまでテキトーにことを済ませて法外な金額を請求するところもあります。騙されないように自己防衛することも大事です。

それでは次回からは管理機能のチェックに移っていきます。

廻らない鮨を食べたいなぁ😅