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お鍋でお米を炊いてみよう! vol. 3 魅惑の炊き込みご飯(初級編)

皆様こんにちは。いつもはシャープのホットクックや

ホームベーカリー

と格闘したり、栄養疫学の勉強をしたりと色々やっておりますシーニュと申します。

前回、ご飯の炊き方をご案内した最後にやる気満々で予告させていただきました、炊き込みご飯をビシバシ作っていきたいと思います。パチパチ。

アレコレと準備する中で、本当に本当に簡単すぎて、豪華な炊き込みご飯と同時にアップすると埋もれてしまいそう…だけど、個人的に大好きなのでおすすめしたいものを「超シンプル炊き込みご飯」として先にご案内することにしました。

すべて手順は超簡単なので、初級、中級ってほどでもないのですが…初めてご飯を炊いてみたよ〜という方にも翌日からすぐ作れるレシピになります。

「たまに超シンプルな材料のお料理が食べたくなるのよね」って方や、「生米を炊いて途中で蓋を取れないお料理で不安だから、失敗しようがないものから慎重に始めたい」って方、私もそうなんですよ!よかったらご一緒にやっていきましょう。それでは…

レッツ炊き込み!!

材料

お米(浸水済。今回は白米と発芽玄米を使用)
野菜(今回はさつまいもを使用)お好みの量
昆布 ひとかけ
醤油 お好みで少々、白だし、牡蠣醤油などでも!

早速炊いてみよう

沸騰後弱火で12分、火を消して15分

前回の「ご飯の炊き方」とまったく同じですが、おさらいします。

0 お米を浸水しておきます。(暇な時にお米を量って水に浸けて冷蔵庫にキープしておけば、思い立ったらすぐ炊けるのでおすすめ!)

1 まずタイマーを12分セット。お野菜を乱切りか1cm程度の角切りにします。

2 お鍋に水を切ったお米を移し、お米の1.2倍の水をはかって入れます。またはお米より5mm〜ぐらい上まで水位が来るように調整し(お鍋の大きさ=直径により加減します)(※具が増えても水加減は基本的に変わりません)、具と昆布とお好みで醤油を少量入れて蓋を閉めます。

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3 お鍋を火にかけ、蓋をして、蓋の内側ギリギリまで吹きこぼれそうになったら(または多少吹きこぼれたら)弱火にしてタイマーのスイッチオン。

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このくらいの沸騰ですね。

沸騰した時に、泡が具にぶつかって消えてしまってなかなか蓋まで上がってこないことがあります。強めに沸騰していることが確認できれば弱火にしてOKです。

4 タイマーが鳴ったら止め、15分にセットしてお鍋の蓋をとり、様子を見ます。

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お米が立ち上がってふっくらし、表面が少し乾き始めて「ご飯」の香りがしていればバッチリ炊けていますので、火を止めて蓋を閉めます。(おこげを作りたい場合はパチパチと音がするまで火を強めて鍋底を焼いてから止めます。)

5 火を止めたら15分のタイマーをスイッチオン。蒸らします。

出来上がり!!

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4と殆ど一緒だけど!笑

こんな野菜でも作ってみよう!

まずはさつまいもでやってみましたが、こういったお野菜でもそれぞれ美味しく炊けます。

・大根
・カブ
・人参
・長芋
・サツマイモ
・カボチャ

アクが出にくくて厚みのあるしっかりとした根菜やお芋で、加熱しても色が変わらなかったり、きれいな色に変わるものが美味しそうに見えておすすめです。2種類以上組み合わせるのもGood。

これらを好きなだけ用意して、乱切りか1cmぐらいの角切りにして上に乗せて、お好みで昆布を乗せて炊くだけです。

昆布が家にないよって時も、塩昆布や昆布茶や昆布が入った佃煮で代用しても全然大丈夫。簡単でしょう?

大根やカブでたまに黒や紫色のが売っていますが、それを1cm角に角切りにして乗っけて炊き込むと、手間はまったく変わらないのに俄然スタイリッシュに見えます。笑

お好みですがトマトご飯なんかも、まだちょっと暑い日の夕方、ミネラルを失ったボディにしみて良いものですよね。大きいトマト1個でも、プチトマトたくさんでも作れます。(※ヘタが生えているところに砂が固まっていたりするので、そこをよーく洗ってくださいね!)

豆ご飯、栗ご飯も白米に乗せて炊くだけなので同じ考え方ですね。栗の皮を剥くのが結構大変なので、一大イベントみたいになっちゃいますが、特別感は別格ですね。

普段雑穀ご飯にしてるけど、これで炊き込みご飯もできるの?

結論から申しまして全然OKです。「雑穀で炊き込みご飯を作っちゃダメ」なんてことは一切ないのでご安心ください。白米と水加減や炊飯時間が異なる場合は、雑穀の炊き方に合わせて、あとは同じように炊くだけで美味しくできます。

ワタクシもよく黒米のサツマイモご飯とか、玄米ミックスの大根飯とかやります。

さすがに押し麦とか黒豆がゴロゴロと入っているような雑穀だと具の一種みたいに主張するので、組み合わせを考える必要がありますが、変化があって面白いともいえます。玄米や古代米でしたらそれも考えなくてよく、まず万能で合います。

次回以降に登場予定ですが、魚やお肉の炊き込みご飯にも合いますよ。

秋の一回目の栗ご飯とかは白米でキメたい気もしますが、雑穀に合いそうな食材とであれば普通に合わせてOKです。

簡単炊き込みご飯をぜひおすすめしたい

今回は絶対失敗しない「乗っけて炊くだけ」の野菜炊き込みご飯をご紹介しました。次回の中級編は、香りが飛んだり色が変わってしまいやすい野菜や、キノコなども難なく炊ける方法をお伝えしますね。といっても中級というのも申し訳ないレベルで超簡単です…。

このような超簡単な野菜の炊き込みご飯は、火が通ったか見た目でわかりやすいものや、何でしたら生でも食べられるもので「こんなにしっかり火が通るのね〜ふむふむ」と最初にトライする時の練習みたいな感じにも使えるのですが、うちでは日常的にヘビロテしています。

塩を入れずに(入れ忘れもあり)「具入りのふつうのご飯」のような感覚で味なしで他のお料理と一緒に食べたりするのに良いんですよ〜。

ご飯と一緒にふっくら炊き上がった野菜やお芋はそれだけで美味しいですし、煮物や炒め物やサラダとか作るとどうしても塩で味付けしがちなところ、シンプル炊き込みご飯にすれば塩なしで野菜を一品追加しても全然違和感がないです。味見もしなくていいですし!(小声)

食卓がかわいらしく楽しげになる見た目もおすすめポイントです。笑

お洒落に決めたいあなたには…

今では炊き込みご飯ラバーのワタクシですが、アイディアや考え方でもっとも参考になったのが、実はこちらの本でした。

2021年度もアジア・ベスト・レストラン第3位に選出された新進気鋭の和食屋さん…材料もスッポンを使用したりとハードル高すぎ、そもそも和食なんて何年も修行するんでしょ?無理無理!…に見えますが、「炊き込みご飯」の章限定で驚異的に初心者に優しかったことをアナウンスさせていただきます。

レストランの本て、以前は「写真集ね」ってイメージもあったのですが、最近出る本の中にはどこかに一般家庭でも真似できる要素が入っているものが増えていてうれしいですね。夢が広がります。(どこへ?)

こちらの本で炊き込みご飯を作り始めてから、意外なほど家庭料理の参考になって思わず開眼…!

海外からのお客さんを前提として書かれているので、わかりやすく、パンチの効いた、盛り付けもお洒落に決まる炊き込みご飯が多数。それでいて奇抜すぎず、退屈にもならないのがさすがです。そうです。プロも家庭も、レッツ炊き込み!

ありがとうございました

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

よろしければスキ、フォローなどしていただけると、モチベーションアップ!やる気アップ!炊き込む気アップでございます。

次回は、中級の割には今回とあまり変わらないくらい簡単ですが、ちょっと豪華に見えるかも?な炊き込みご飯をアップしまくりたいと思います。

いつも読んでくださり、大変励みになっています。改めまして、ありがとうございます。

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