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事業再構築の建物圧縮記帳!

コロナ対策として
国から色々と補助金が出ているが
補助金は原則的に課税される。
補助金をもらって赤字であれば
税金は出ないが黒字であれば
その分は税金を払うことになる。
飲食業の経営者の方が
参っちゃうな〜とおっしゃっていた。
まあこれは仕方がないことだが
事業再構築の件でふと思った。
建物に対する補助金も課税されるのかと。
当然圧縮記帳認められているよなと思い
ちらっとぶらっと調べたところ
回答を発見した。
大丈夫のようだった。
いやはや圧縮記帳が出来ないと
資金ショートでデーモンダイになる。
圧縮記帳をしないとどうなるか?
仮に1億円の事業用の建物を建てて
6,000万円補助金を活用するとしたら
黒字であれば6,000万円に対しても
課税されることになる。
税率を仮に40%だとしたら
2,400万円の現金を
次の年度に払わないといけない。
しかし圧縮記帳をすれば
これを回避することができる。
どう言うカラクリかと言うと
1億円の建物から
6,000万円の補助金の額を
丸っと差し引いて
4,000万円の建物として
圧縮して記帳することができる。
つまり補助金がそのまま利益として
計算されないっちゅーわけだ。
ヤッター!
税金納めなくてイイじゃん!と
思ったそこのアナタッ!
コレには裏があるのだ。
翌年の課税は回避できたが
理論上払う税金は同じになる。
どういうことかと言うと
1億円で計上した建物よりも
4,000万円で計上した建物の方が
減価償却費が少なくなるため
その分利益が多く出ることになる。
圧縮記帳をすると一気にどかっと
税金を払わなくていい分
建物を償却する年数だけ
多めに税金を毎年払うことになる。
これを「課税の繰延」と言う。
ウマイ話なんてないぞえっ!
診断士&珍談士〜。
壮大愚直でGO!
オマラカウィー!!!

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