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サカナクション山口氏のNスぺの闘病ドキュメントについて

先日、夜中サカナクションの山口さんの鬱克服までの長い期間を追ったNHKスペシャルのドキュメンタリーを見ました。そこで、「前の自分にもう戻るのはやめた。それよりも鬱と肩を組んで生きていきたい」という言葉に共感しました。そして「鬱は好きなことからできなくなる」これは衝撃でした。闘病中、カメラが入るのはストレスではないのか気になるほどの密着。患者側からの貴重なら記録でもあり、ライブ復活を待っておられたスタッフやファンの記録でした。

20代のとき。高校時代の仲良しだった友人が躁うつ病になり入院しました。インターネットのない時代だったので病気のことがわからず、とてもショックでした。一線でバリバリと働いていた彼女の日常がある日突然変わってしまったから。あれから約40年。彼女は病気と上手に付き合いながらも穏やかな日々を手に入れています。今度2人でバスで小旅行に行きます。

以前広告業界はメンタル不調の方が続出していました。Macがでる前の広告クリエイティブの現場は、毎晩徹夜なんて当たり前。残業時間の上限なんて知らなかったので私も含めて睡眠不足過ぎてみんかどこかがおかしかったと記憶しています。

その後、仕事では、精神科の医師の方にいろいろ教えていただきました。まずは鬱と落ち込みは違うということです。例えば好きな人に告白してフラれてしまい涙がでちゃうのは普通。これは落ち込み。時間が解決します。鬱はやはり治療が必要です。

たくさんの方がこの病と闘ってきました。イライラがとまらず人間関係が悪くなってしまった方。考えがまとまらず仕事の効率が下がって焦りから仕事を卒業された方。会社に行こうとしても吐き気がとまらない方。眠れない方。不安で話がとまらないしゃべり鬱というのもあるそう。また発達障害が原因で、忘れ物や遅刻で悪意無く失敗を繰り返していたら鬱にっなてしまったという方もいました。

鬱になると落ち込むというイメージがあるのかもしれませんが、実はイライラしたり不安でいたたまれなくなって落ち着かないという症状からスタートされる場合もあるそう。サカナクションの山口さんもコロナがスタートして不安で不安で何かしていないといたたまれないハイな状態から糸が切れてしまつたようです。リーダーである重圧や製作者としての苦悩も含めていろいろとパンクされたのだと思います。

メンタル不調の予兆があったら迷わず生活を変え脳を休ませることが大切だそうです。無理せず、おごらず、自分ができていないを認めて誰かに頼ってしまう。開き直りが大切です。人生一度きり。だからこそ休んでも良いんですよね。機会があったらこの番組を是非ご覧ください。鬱という病と付き合い、前の暮らしに戻るまでが参考になりました


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