日々樹(ひびき)

健康と環境を意識しながら湘南の地に暮らして43年になります。書き物好きの主婦が、日々の…

日々樹(ひびき)

健康と環境を意識しながら湘南の地に暮らして43年になります。書き物好きの主婦が、日々の思いつきや旅の紀行を「物語ふう」に綴ります。目下のところは「日本の旅と風景印の物語」というテーマでマガジン作成を目指しています。

マガジン

  • 日本の旅と風景印の物語

    日本には全国に美しく心愉しい場所がたくさんあるのはご存知ですね。それでは日本の全国の郵便局に「風景印」という美しくもその土地ならではのデザイン消印があるのをご存知でしょうか。 これは、旅好きのわたしがその旅とその先々で出会った風景印の物語です。

最近の記事

猫を愛する人に捧げる2つの話:その2

(タイトルで謳っている通りの内容で、引き続き猫を好まない方への配慮はいっさいありませんが、どうぞあしからず) かくも人の心の優しさ温かさを導き出す猫とは何者なのか episode2では、こちらも代々の猫を愛した森本家(仮)最後の猫、たまちゃんのお話が続きます。 たいへん恐縮ですが、お話の行きがかり上episode1を先にお読みいただきたく、ご案内申し上げます。 まだ読んでないかたはこちら。↓ 猫を愛する人に捧げる2つの話:その1日々樹(ひびき) (note.com)

    • 猫を愛する人に捧げる2つの話:その1

      (タイトルで謳っている通りの内容で、猫を好まない方への配慮はいっさいありませんが、どうぞあしからず) あらためて書くまでもないが、ペットとして愛される猫の数は、2017年以来犬を上回っている。 しかし、これは猫の人気がブレイクしたからではない。 ペットとして飼われる犬が年々減少しているのに対して、猫の数は横ばいだからなのだ。 これはつまり、猫はずっとずっと前から、今ほどに熱烈に人から愛され続けていたことの証明に他ならない。(と、わたしは思っている) かく言う自分は、訳あっ

      • クレジットカードを紛失してしまった話

        (おことわり) これは、カードを不正使用された等々の深刻な記事ではありませんが、安心して読んでいただける内容でもありません。 お読みになった方にも多少は益のある内容になるかもしれないとの思いから、投稿させていただきました。(noter東風さん、このフレーズ使わせていただきました、事後承諾お願いします!) 事のはじまりは、都内の美術館でポストカードを買おうとした時だった。 (‥‥爆) いつもやってるスマホ決済が、そこでは使えなかったので、クレジットカードで支払おうとして、お財

        • 5月の美術館散歩:都内

          日頃から、車でどこまでも行く習慣がついている者なので、電車に乗るのが少々苦手。 派手に乗り間違えて、遠いところまで行ってしまう夢を見たりする。 今日は都内の美術館へ電車で出るので、スマホのGooglenaviがたよりだ。 現地まで行けば、都内に詳しい旧友が待っている! 目的地は、東京都広尾の山種美術館。 ということで、最寄りの駅から電車に乗っているのだが、この先で乗り換えるわけで、その方法に2つの選択肢があるとnaviから提示された。 少し乗車した先のA駅で降りて、B線

        猫を愛する人に捧げる2つの話:その2

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        • 日本の旅と風景印の物語
          8本

        記事

          noter月のしずくさんとコラボ【詩】このとき

          こんにちは。 今日は、詩を書いてみました。 ウン十年ぶりの創作には、訳があります。 日頃、散文的に生きているわたしですが、ひとりのnoterさんの見事な写真作品からインスピレーションが触発されてしまい、そのおかげでひとつの詩が生まれたのです。 こんなにすてきな写真を見たら、誰の心にも詩人の魂が降ってきてしまうのではないでしょうか。 【詩】 ✧˖°このとき°˖✧ 夜空のはじっこが しずしずと白みはじめる まどろみの時間を そっと拭いとるように 南天でまたたくオリオンは 僕

          noter月のしずくさんとコラボ【詩】このとき

          プッチンプリンが消えた「2025年の崖問題」

          今朝のこと。 うしろの方で朝の番組が流れていた。 プッチンプリンが1ヶ月以上姿を消していると言っており、それには「2025年の崖問題」が絡んでいると聞こえて、手を止めた。 2025年の崖? なにそれ。 (プッチンプリンが消えていたなんて、ぜんぜん気付かなかったけど) 聞けば、江崎グリコでシステム障害が起きて、生産も出荷もストップしたまま1か月以上が経っていたそうだ。 このグリコのプッチンプリンは、商品として50年以上の歴史を持ち、売り上げもその歴史に勝るもので業界トッ

          プッチンプリンが消えた「2025年の崖問題」

          【#なりたい自分】100歳になってもnote書く人

          noteの投稿企画で、「#なりたい自分」 というお題が出されていました。 いい機会なので、何か書いてみたいと思います。 しかし、なりたい自分なんて、ちかごろ考えたこと無かったなぁ。 思考が宙をさまよったが、一瞬ののち、ハッ!と思い描いてしまっていた。 100歳になってもnoteを書く人でいたい。 (地味に遠大な野望を抱いてしまった) そもそもが、100歳まで健康でボケもせずに生きることは、たやすくない。 標準的な人間としての限界は、とうに超えた世界だ。 先天的・後天的・

          【#なりたい自分】100歳になってもnote書く人

          スマホ写真館:100均 顕微鏡レンズ観察

          大昔の話をすると人に笑われてしまうが、これでもフィルム一眼レフのカメラを抱え、時には三脚まで携えてターゲットを狙いに走って出掛けた時代があった。 時は移り、面倒な趣味にお金や時間をかける意欲が薄れた今。 がぜん、スマホカメラが面白くなってきた。 スゴい写真は撮れないが、楽しい写真はどんどん撮れるし、なにより撮ってて楽しいのだ。肩に力が入らないところがいい。 そこにたまたま100円ショップで、スマホ用顕微鏡レンズというシロモノを見つけてしまい、子どもがオモチャを買うような

          スマホ写真館:100均 顕微鏡レンズ観察

          湘南の農家に生まれて:92歳じいちゃんのこぼれ話

          じいちゃんは今日も元気だ。 じいちゃんとは義父のことで、わたしが嫁に来て以来41年間いっしょに暮らしている。 今年93歳になる。 このトシになっても、じいちゃんは野菜作りがいちばんの趣味だ。元気だからこそ出来ることなので、結構なことだと周囲は見守っている。 本人は、それを趣味道楽だとは決して思っていないようだ。しかし、誰が見ても趣味の範囲の庭先菜園で、採れる野菜も家族3人で食べて少しよそに分けるくらい。 では何故、じいちゃんが趣味ではなくすこぶる本気なのかというと、その昔

          湘南の農家に生まれて:92歳じいちゃんのこぼれ話

          スマホ写真館【今日の散歩道】4月

          毎日の散歩は、食事と同じかそれ以上に、わたしのからだを作ってくれている。嵐でも来ない限り散歩に出掛けて行く。 有り難いことに、日本は季節の移り変わりが目まぐるしくて、その景色を見ていても、飽きるという事がない。 そこで、毎日の散歩で歩いた道と風景を、気軽にスマホカメラで撮影して、「今日の散歩道」というテーマでinstagramにあげたりしたのだが、調子に乗ってその選集をnoteに投稿しようと画策した‥‥ これは4月の散歩道の様子と、道端の景色にすぎませんが、もしかしたら湘

          スマホ写真館【今日の散歩道】4月

          月夜の呟き 老木の蜜柑

          すこし眠っていたのだろうか。 黒い夜空をあおぐと月が出ていた。 冷えた体いっぱいに月光を浴びると、遠い昔に刻まれた記憶がなにやら蘇って来るのを感じる。 思えばいつから、この家の庭に植えられていたのか。 今となっては思い出せないが、生まれた頃はどこかの山の中にいたような気がする。 移ろいを繰り返す山の季節の中で、気持ちよく花を咲かせ、のびのびと枝葉を茂らせ、秋には蜜柑をみのらせて、わたしは大きくなっていった。 野鳥が訪れ、蜜柑をついばむ時期だけは、静寂から解き放たれて軽快な

          月夜の呟き 老木の蜜柑

          86歳で運転免許返納,あれから6年:じいちゃんのこぼれ話

          じいちゃんは今日も元気だ。 じいちゃんとは義父のことで、わたしが嫁に来て以来41年間いっしょに暮らしている。 今年93歳になる。 じいちゃんは数年前までクルマを運転していた。 ちょっとした買い物や用事のときは、自分でハンドルを握って機嫌よく出掛けていた。 自分専用の冷蔵庫が欲しくなったじいちゃんが、ある日 家電量販店に行き、結構大きなツードア冷蔵庫をお持ち帰りして来たこともあった。あの時は驚いたな。 なので、冬場に灯油を買いに行くのもお手のもので、車でガススタまで行って

          86歳で運転免許返納,あれから6年:じいちゃんのこぼれ話

          スマホ写真館:100均 顕微鏡レンズ実験

          大昔の話をすると人に笑われてしまうが、これでもフィルム一眼レフのカメラを抱え、時には三脚まで携えてターゲットを狙いに走って出掛けた時代があった。 時は移り、面倒な趣味にお金や時間をかける意欲が薄れた今。 がぜん、スマホカメラが面白くなってきた。 スゴい写真は撮れないが、楽しい写真はどんどん撮れるし、なにより撮ってて楽しいのだ。肩に力が入らないところがいい。 ここいらで、スマホカメラ用の広角レンズでも買ってみようかな、などと探していたら、そのようなものが100円ショップで

          スマホ写真館:100均 顕微鏡レンズ実験

          6話:JR湯檜曽駅ミステリー

          「日本の旅と風景印の物語」をテーマに、日本各地の旅行記を綴っていきたいと思っています。 6話目は、今年4月のお話になります。どうぞ読んでください。 始めにおことわりしておこうと思うのが、本作を「物語」と謳いながら今回は「写真ルポ」の形態をとってしまったこと。 本来ならば文章で綴るべき事柄なのだが、あまりにも驚きに満ちた光景に、これを伝えるには、もはや画像に頼るしかないと考え、筆を休ませることにした。ご容赦いただきたい。         (そっちの方が面白いぞ! という声が

          6話:JR湯檜曽駅ミステリー

          5話:冠雪の谷川岳をのぞむ諏訪峡散歩【付録】昭和グルメ情報

          「日本の旅と風景印の物語」をテーマに、日本各地の旅紀行を綴っていきたいと思っています。 ‥‥ということで書かせていただいた本編の方に、掲載し切れなかった 昭和グルメともいうべきいいお店がありましたので、付録でお話しさせていただきます。 ご紹介しますのは、群馬県水上町の「大衆食堂フライパン」になります。 水上の温泉街は、昭和レトロの世界に踏み込んだような感じだとよく書かれているが、実際に歩いて見ると本当にその通りだ。 まだ、真ッ昼間なので、宿泊客がそぞろ歩きする姿は無かった

          5話:冠雪の谷川岳をのぞむ諏訪峡散歩【付録】昭和グルメ情報

          5話:冠雪の谷川岳をのぞむ諏訪峡散歩

          日本の旅と風景印の物語をテーマに、日本各地の旅紀行を綴っていきたいと思っています。 5話目は、今年4月のお話になります。どうぞ読んでください。 谷川岳は群馬県の北部に位置する山岳部にあって、その急峻な岩壁から登山者からは「魔の山」と呼ばれる横顔もある。 しかしロープウェイを使えば、お手軽に天神平(標高1300m)まで上れて、さわやかな高原気分を味わえる。みんなに愛されている山だ。 朝。 暗いうちに朝食用の簡単な折り詰めを作って、水を1本。 タオルを1枚(足湯で使う予定)。

          5話:冠雪の谷川岳をのぞむ諏訪峡散歩