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経営戦略←MR|知的財産アナリスト|企業は、製品と共に生まれ変わる。製薬業界は、製品の寿命を予測しやすい。この時期を知っていると、企業・業界の動向を予測しやすい。株式投資や就活、転職活動に効くかも|製品の寿命は、パテントクリフとか特許切れとかと言われることが多い。

最近の記事

事業再構築補助金12次の審査項目について

公募要領の『11.審査項目』から審査のポイントを抜粋しました。目次がそのポイントになります。 1.書面審査(審査項目・加点項目) 本公募要領では、各事業類型を下記のように表記しています。 (1)補助対象事業としての適格性① 「4.補助対象事業の要件」を満たすか 。補助事業終了後3~5年で付加価値額を年平均 成長率3.0%~5.0%(事業類型により異なる)以上の増加等を達成する取組みであるか。 ② 事業再構築指針に沿った取組みであるか。 ※複数の事業者が連携して

    • 事業再構築補助金12次申請の記載項目

      公募要領の『10.事業計画作成における注意事項』から、事業計画書に記載すべき項目をピックアップしました。少なくとも、目次の事項を記載する必要があると考えます。 以下、1~4の項目について、A4サイズで計15ページ以内で作成する。 ※1ページ目で、製品・サービスに事業者にとっての新規性があること、及び新製品・新サービス を通して既存事業と異なる市場に進出することについて説明する。 1ページ目で「事業再構築」の定義に合致するか(前提要件を満たすか)審査を行い、合致しないと判断

      • 事業再構築補助金の募集要領(12次)の要件構造

        以下は、『事業再構築補助金【サプライチェーン強靱化枠を除く】公募要領(第12回)』(https://jigyou-saikouchiku.go.jp/pdf/koubo.pdf)から、計画書作成にあたり、必要と思われる部分を抜粋したものです。 まずは形式を整えて、足切りを回避することを目指すことが本記事の趣旨です。 なお、本記事は以下の枠組みでの申請を想定しています。 ・事業類型:(A)成長分野進出枠(通常類型) ・事業再構築の類型: 新市場進出(新分野展開、業態転換)

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        • テネリアの後発品はいつ参入?

          一般名:テネリグリプチン臭化水素酸塩 販売名:テネリア 田辺三菱/第一三共 後発品の参入スケジュール 2026年8月に承認、2026年12月に薬価収載・発売が最速のスケジュールと考えるのが多方の見方。 ジャヌビアの後発品の承認に当て嵌めると、2024年2月以降に承認される可能性も考えられる。 根拠は3つ 1.ジャヌビアの事例とは逆に、先発の一般名を見ると無水物となっている 2.沢井は水和物のものについて特許出願している(既に、一般名が水和物となる製品を完成した) 3.

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          トラゼンタの後発品はいつ参入?

          一般名:リナグリプチン水和物 販売名:トラゼンタ ベーリンガー/イーライリリー 後発品の参入スケジュール 2026年8月に承認、2026年12月に薬価収載・発売が最速のスケジュールと考えるのが多方の見方。 ジャヌビアの後発品の承認に当て嵌めると、2024年2月以降に承認される可能性も考えられる。 根拠は3つ 1.ジャヌビアの事例と同様に、先発の一般名を見ると水和物となっている 2.沢井は無水分のものについて特許出願している(既に、一般名が無水分となる製品を完成した) 3

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          どうしてジャヌビア/グラクティブの後発品はこの時期に承認されたのか?

          なんとびっくり! ジャヌビアの後発医薬品が承認されました。連休明けの話のネタに、本件についてまとめてみることにしました。 実はあまり知られていない、後発医薬品の承認・発売開始時期について説明してみようと思います。 まずは、事実の確認。 2023年8月15日、ジャヌビアの後発医薬品が承認されました。 1社単独の承認だったためAGとの噂もありましたが、下記の記事で否定されました。 なんでこれがびっくりなんでしょう? ジャヌビア/グラクティブは、日本初のDPP4阻害薬とし

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          2023上期に後発品の初参入が予想される医薬品

          前置き 日本では後発品が承認されるタイミングは年2回(2月8月)となっている。承認された後発品は、そのあと薬価収載(6月12月)され発売されるのが最速のタイムラインとなる。 後発品の承認申請は、先発品の再審査期間終了後に可能となる。後発品の承認は、先発品の物質特許と用途特許が終了したあと可能となる。用途特許が残っている部分については添付文書から除いた形であれば承認可能となっている。 後発品メーカーの開発状況やマーケットの状況、先発品メーカーのAG戦略などによって、必ずし

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          ザイティガの後発品はいつ参入?

          一般名:アビラテロン酢酸エステル 販売名:ザイティガ錠250mg 製造販売元:ヤンセンファーマ株式会社 後発品の参入スケジュール 2023年8月に承認、2023年12月に薬価収載・発売が最速と考えられる。 再審査期間 特許 特許延長登録された特許を検索すると、以下2つがヒットした。 5199667、5069561 いずれも、物質特許、用途特許ではない。そのため、後発品側は特許を回避してくると考えられ、また少なくとも厚労省はこれら特許期間中であっても後発品の承認をする

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          タケキャブの後発品はいつ発売?

          一般名:ボノプラザンフマル酸塩 販売名:タケキャブ 製造販売元/武田薬品工業株式会社 提携/大塚製薬株式会社 剤形:タケキャブOD錠10mg/タケキャブOD錠20mg タケキャブ錠10mg/タケキャブ錠20mg

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          アジルバの後発品はいつ参入する?

          一般名 アジルサルタン 販売名 アジルバ錠10mg/アジルバ錠20mg/アジルバ錠40mg/アジルバ顆粒1% 製造販売元 武田薬品工業株式会社 効能効果 高血圧症 2021年の売上 763億円(前年比−7.2%) 参考情報 配合剤(ザクラス アジルサルタン/アムロジピン)の後発品は、2021/6月に9成分が承認された 後発品参入スケジュール アジルバの後発品は、2023年2月15日の承認、 2023年6月の発売が最速と予想しています。 後発品は、再審査期間終了後に薬事

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          13歳からの地政学

          2021年、ウクライナでの戦争が始まった。 どの様な背景で戦争となったのか、地理的・政治的観点から学んでみたいと思い手に取った。 単に攻める国と攻められる国との間の問題ではなく、他の国との関係も大きく影響している。 例えば、『遠交近攻』という中国の戦国時代の兵法がある。これは、遠い国と親交を結び近い国を攻める戦法を説いていて、遠い国との関係性の重要性を歴史が示していると考えられる。 自分が第三者と思われる場合こそ、影響を考え立場を示す必要があるのかもしれない。

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          仕事は楽しいかね?

          読む前の自分の物事のとらえ方 失敗すると、気恥ずかしい思いをする。失敗するのを怖がり、試してみることをやらない。 何かをするには準備をして計画を立てる必要がある。準備・計画には、時間や資金が必要になる。失敗したら無駄になる。 本当にそう? (気づき) 人生はめいっぱい飛び跳ねなきゃ。その方が楽しい。 時間・資金がかからないものを試したら良いのでは? 失敗しても大して誰も見てないし、挑戦することを考えるとワクワクする。 飄々と楽しく。 「試してみることに失敗はない」 「遊

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          BCGの特訓

          現職数年目でこれから成長しようとしている人(伸び悩んでいると感じる人)や、そのような部下を持つマネージャーを対象に書かれている。本書は、コンサル how to 本ではなく、「育てられ上手」「育て上手」になるポイントが書かれている。ハマりがちな例示があり、自分の行動を見直すきっかけを与えてくれる。 あとは、その自分の行動(その行動を選択した考えの癖)を破壊するのみ。 「当たり前」のことを徹底して「実践すること」は簡単ではないと痛感する。と、エピソードで著者が述べている。一字一

          BCGの特訓

          思考・論理・分析

          いわゆるロジカルシンキングのテクニック本とは異なり、そもそも思考とは何か?からスタートする本です。各文言は定義され、他の文言との違いが説明されます。「ものを考える」とは何をやっているのか、ザクッと捉えていたものを分けて捉えられるように、切り口を提供してくれます。 このそもそも思考とはどういったプロセスで行われているのか?という問いに対する答えは、思考の構造を分析したもので、人工知能のプログラムにも応用されているものと思います。生物模倣の一例を理解する上で、興味深い本と感じま

          思考・論理・分析

          中学生からの作文技術

          『日本語の作文技術』より、こちらの方がコンパクトで読みやすそうと思い、手に取りました。明日から使えるテクニックを短時間で学べます。テクニックに関する本を数冊読みましたが、まずこの本を読み、もし更に深く学びたい部分があれば他書をあたるのが良いように思います。網羅性と例題、解説の点で、本書が優れているように思いました。 私は、「かかる言葉の順序」や助詞「ハ」の対照の使い方が意識できていなかったという発見がありました。 以下、本書章末の『おさらい』より、今後意識したい点を抜粋しま

          中学生からの作文技術

          問題解決プロフェッショナル 「思考と技術」

          ロジカルシンキングについて振り返ることを目的に読んだ本です。事例が豊富で、紹介されている考え方をどのように当てはめたらよいか理解し易かったです。 王道の『考える技術書く技術』との比較で、この本から学んだ点は以下です。 ポジメン、ロジシン、パラテン -ポジティブメンタリティ: けっしてあきらめず前向きに物事をとらえる -ロジカルシンキング: 論理的に考える -パラダイム転換: 従来の枠組みからの転換を目指す 原因追求のロジックツリー -根本的原因を解明し 解決すべき課題

          問題解決プロフェッショナル 「思考と技術」