プライベート旅行記047 : 成田空港 (勘違い)

1. 発覚

　グアムへの家族旅行は、幸先よく予定より少し早く準備ができ、30分に出発する予定を前倒して15分に自宅を出た。駅前のコンビニで朝食でも買うかと言いながら、タクシーの中で時間を確認すると、6時20分である。「あれっ」と違和感を覚え、成田エクスプレス(NEX)のチケットを確認すると、6時28分発で間もなく出発だった…。タクシーを降りる直前に、1時間時間を間違えた事に気付いた。

2. NEX

　動揺を隠しながら、コンビニには寄らずに、少しでも早い電車に跳び乗った。スマートフォンで次のNEXを確認したが、駅への到着時間とNEXの発車時間が同じだった。数パーセントの希望を持って駅に到着したが、ホームをまたいだ10メートルほど先の目の前で、無情にもNEXは出発した。次のNEXでは成田着が8時58分で、フライトは9時30分発だった。

3. 京成スカイライナー

　iPhoneで妻が、京成スカイライナーなら8時40分に到着できると確認してくれた。京成スカイライナーの乗り継ぎと駅の場所を確認し、NEXは捨てて20分の時間を買うことに決定した。空港の中を家族で疾走し、宅配サービスの店員をせかしてスーツケースを受け取り、8時50分。JALの従業員を捕まえて便名を伝えて、最優先で対応してもらった。空港が空いていた事も幸いし、登場ゲートに辿り着いたのは、登場開始時間の10分前、9時ジャストだった。京成スカイライナー様様で、人生初の出発時間間違えの失態は、家族の協力で何とか事なきを得た。