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今週の2冊その1 人間は不合理にできている

今週の2冊のうち、1冊を紹介します。


今月はお金と暮らしを整える強化月間なので、
お金の本をたくさん読もうかと。

貯め方・増やし方の本ももちろん勉強になりますが、
人間のお金の使い方の変な癖を知りたくて読みました。

1000円は1000円

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例えば、5000円のシャツが80%割引で1000円になっている。
これを見ると「なんてお得!!」と手を出してしまうことが往々にしてある。

ここで元々1000円だった全く同じシャツがあったとしても
人は割引された方を買うらしい。全く同じなのに。モノも値段も。
そうして4000円得した気分になる。
冷静に見たら、1000円は1000円なので、どっちのシャツを買っても変わらないのに。

また人は「心の会計」を持っているらしい。
例えば、普段の昼食を350円以内でなんとか収めようとしているくせに
飲み会後のラーメンの800円はわけもなくポーンと出す。
食費と交流費をわけているからだ。

人は価格だけを見るのが苦手なようで、何かいい感じの言い訳?都合?をつけて出費を正当化するらしい。

今日のラーメンの値段があれば昼食2回済ますことができるということは
なかなか考えにくいそう。

そして出費と消費のタイミングをずらすことで出費の痛みを抑えることができる。
これをうまく使っているのがクレジットカード。
カードでぴっとする際には、現金で支払うよりお金を使っているように感じない。
なので請求書が来て戦慄してしまう。
クレジットカードを使うとき、出費の痛みを感じにくいので高額なものをかったり、使いすぎたりするらしい。
電子マネーも一緒。
気持ちよく消費をしたけければ、出費を前倒しするとストレスが減るとか…

といったような、人間が無意識のうちに起こしがちな変で不合理な癖を
よくいそうなアメリカ人の例や
企業が良かれと思ったことが消費者から大反発を受けた例などを使って、面白く解説している本です。

確かにそうだな…と思うことがとても多い!!
割引に惹かれるのはみんなそうなのではなかろうか…
でも払った金額は払った金額なんだよな…そこにはただ事実あるのみ…

前衣服の片付けをしたけれど
安いからと買った似合わないワンピース2000円、
この2000円で他何ができたかな…老後のランチ1回分にはなったんじゃないか…

この本を読んで実践すること

今の時代、お金を使いやすくさせている技術がまー増えてきている。
人間はのせられて?予定通り不合理に行動してしまう。

行動経済学って本当に面白い。
なんだか人間への愛も感じる。
人間ってこんなに愚かだよ、自分を信じるなかれ、人生はそんなもんで楽ではない。
でもこんなに愛しいだろう?というメッセージすら感じる。

が、読んだからには不合理に使いたくない。

貯める・増やすの前に、まずは自分のお金の使い方を
少しでも合理的にできるよう

「1000円は1000円」

これを肝に、快い消費と出費をしていきたいと思います。

いやーーーーほんと読んでよかった。3回読んだわ。

それでは!





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