三千世界への旅 倭・ヤマト・日本2 古墳時代の民族大移動
邪馬台国の九州説と大和説
邪馬台国といえば、昔から九州にあったとする説と、大和つまり今の奈良県にあったとする説があって、歴史学者の間でも決着はついていないと言われています。
『魏志倭人伝』などの記述を見ると、海人の暮らしや、船で海を渡って長い航海に出るときに、留守を守る妻が夫の無事を願ってどんなことをするかといったことが書かれていて、邪馬台国もその従属国群も海に囲まれているようなイメージを抱かせるので、連合国家全体が九州にあったのかなと考えてしまいそうですが、これは中国側