前世を知ることの意味とカルマの解消法を考える
前回、前世のつらい記憶がよみがえったことを記事に書きました。
はっきりとした記憶がよみがえったわけではないのですが、そこからさらに気づいたことがあったので今回はそれをまとめます。
さて、最近二晩に渡って、前世の悲しい気持ちがこみあげてきて涙するという体験をしました。
つらかった…悲しかった…と泣いている前世の（と思われる）私を前にして、
ぶっちゃけ私は
知らんがな
と思いました←
それでもぽろぽろ涙が出てくるので、気づくと前世の自分に対して必死に説得をしていました。
すると…
前世の私は、ス～ッと消えていきました。（あくまで脳内イメージですが）
ちょっとポップにお伝えしましたが、前世療法は安易にやってはいけないと言われています。
『流水さんの霊能者行脚 (あなたが体験した怖い話)』というルポ漫画に
前世の記憶がある人はあまりいい死に方をしていないか
ひどく執着の強かった人間が多い
という一節があるのですが、私自身も“過去世のことはあまりにもつらくて思い出したくない”という意識があります。
また、前世の記憶が蘇ってきて過酷な体験をした男性のセリフに、
前世って…そんなTVで鑑定してるみたいな
お姫様とかお殿様とか
そういうものじゃないんですよ
真実を知って苦しむことが多いです
とあります。
たくさんある過去世の中で
今 一番問題の過去世が出てくる
らしく、
前世の人格も
救われたくて苦しくて
出てくるんですよ
その執着とトラウマを解消して上がりたい
とのことで、妙に腑に落ちた感じがしました。
私の場合は、“無力であること”に対して、過去世からのトラウマがあります。
では、いったい過去世のトラウマやカルマを解消するにはどうすればいいのか。
クリアしなければいけないトラウマやカルマがある場合、今世でも似たような経験をすることで、そのトラウマやカルマを解消しようとすることがあります。
そういうときは、下手に抵抗せずに自分の魂のクセにいち早く気づき、癒してあげることが重要です。
トラウマやカルマを解消する目的は、“本当の自分”に還ることです。
私たちが過去世において何度もつらい経験をする目的は、陰から光へと変換する過程を通じて本当の自分を思い出すことにあります。
ちょっと話がそれますが、この間トレイルランニングの番組を見ていたときに、
“不整地を走れば走るほど体幹が鍛えられる”
というセリフがあり、妙に心に残ったことがありました。
不整地を走るとは、“困難なことやつらいことを経験すること”と言えます。
整えられた道ではなく未舗装の道を歩けば歩くほど、その道のりは険しくもやがては自分を“正しい方向”へと導いてくれるようになります。
なんで自分がこんな目に…
どうして自分ばっかり…
というのは顕在意識の考えで、魂はすべて設計して生まれてきます。
度重なる転生の中で、今度はこの部分を磨こうと決めて私たちは生まれてくるのです。
だから、自分の課題から逃げないこと。
自分の中にある傷やトラウマから目を背けずに、向き合うことが重要なのです。
私自身の今世の課題としては、平たく言うと、
“与えてばかりの人生だったから、今度はもらう側を体験してみよう”
だと、感じています。
与える、という一見慈悲深い行為の裏に隠された傲慢な態度や慢心に気づき、
与える、受け取るをバランスよく両立させ、うまく循環させていくこと。
すなわち、男性性と女性性をそれぞれうまく機能させ、ありのままの自分が最強で最高な存在であるということに気づくこと。
これが、今世での私のテーマだと感じています。
そして、何よりも大事なことが、過去世にひっぱられないことです。
前世療法を安易にしてはいけない理由として、下手に思い出すことで人格や感情が支配されたり分離してしまうと言われています。
私自身も勝手に涙が流れてきてしまい、一時的にではありますが過去世に感情がのっとられてしまいました。
過去世の感情が表に出てくるときは、そのトラウマやカルマが解消されたがっているサインと言えます。
そこで逃げずに向き合い、傷を癒してあげること。
ただし、過去世の感情に同調するのではなく、あくまでも今この瞬間（今世の自分）を楽しむというスタンスが重要です。
現世のあなたは、過去世のあなたではありません。
今生きているあなたは、あなたという“肉体”と“魂”が出会い、それまでとは全く別の“新しいあなた”として生きることを決めてこの世に誕生しました。
前世のトラウマやカルマを引き継ぎつつも、今のあなたはまったく新しいあなたとして存在しているのです。
つらかった記憶も、悲しかった経験も、すべては過去のことです。
大事なのは、今を一生懸命生きること。
自分として生まれてきてよかった
自分が今存在していることが幸せ
その気持ちが、何よりも過去世で生じたトラウマやカルマを解消することにつながります。
ということでまとめると、
前世を知ることの意味は、魂のクセに気づいて逃げずに向き合い自分を癒すこと。自分を愛するきっかけにすること。
また、前世のトラウマやカルマを解消する一番の対処法は、今この瞬間を豊かに生きること。
悲しんでいる過去世が出てきたら、寄り添いつつも“私は私”と割り切って、今を楽しむこと。
以上です。
ついでに先祖のカルマについても気づいたことを書こうと思いましたが、まとめきれなかったので次回以降に書こうと思います。
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