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7月の色校が出そろいました!

「そもそも色校って何?」


色校とは、正式には「色校正」といいまして、著者やデザイナーさん、編集者などが、思った通りの色で印刷できているかを、実際の印刷を始める前に確認するための試し刷りのことです。カバーや表紙など、カラーで印刷するものは必ず色校をとります。絵本や写真集などのオールカラーの書籍では、本文ページも色校をとることがあります。


■7/7発売
『魔女の空想コスメ』

魔女が生み出す、夢と憧れがつまった
「空想コスメ」ショップへようこそ

花の香りをたどった先にあるコスメショップ「シャルムドレッサー」。
そこには、訪れた人の望みを叶える魔法の「空想コスメ」があるという──

大人気イラストレーターmeecoが描く、見ているだけでときめく魅力的な架空のコスメと、店に訪れる人たちの個性豊かなエピソードが収録された、オールカラー コミック&イラスト集。

今回デザインをご担当いただいたのは團夢見(imagejack)さん。
魔女や猫の使い魔、コスメがふわふわと浮遊している様子や魔法の鏡のようなタイトル飾り、魔導書のようなデザイン等、本書の魔法に満ちたファンタジーな世界観をぎゅぎゅっと詰め込んでいただいた表紙になっています。

その他にも、特色の金色が映える遊び紙や…

なんといってもキラキラと輝く箔押しのタイトル

などなど、紙の本ならではのこだわりがいっぱいです。手に取っていただいても、部屋に飾っていただいても映えるような装幀になっておりますので、ぜひ実際に見てみていただけたら嬉しいです…!



■7/20発売
『21世紀プロ野球戦術大全』ゴジキ(@godziki_55):著

現役選手も信頼する野球評論家が2000年からの
公式データを超・徹底分析!

アテネ五輪からWBC2023まで、国際大会のデータも網羅。
打撃・守備・防御率、各日本シリーズなどNPB公式データをフル収録
数値が表す戦術史を知れば、野球観戦はもっと楽しくなる!

本書は総ページ数824ページ!(通常の単行本の3倍~4倍!)
おそらく、日本にある野球の本で一番分厚くデータも入っている本になっているのではないでしょうか……。(著者談)
ぜひ書店さんで実物の迫力をお確かめください。

カバーにはDIC620(青金)を使用しています。
こちらのゴールド感も実物でぜひお確かめください!

カバーの用紙には『サガンGA_スノーホワイト_170K』
ザラッとした質感のエンボスが施された用紙です。
編集担当Rはこの用紙を使用したことがなかったので見本帖まで足を運んで実物を確かめてきました。


▼竹尾見本帖本店(どなたでも入店できます!おすすめ)



■7/20発売
『世界家庭料理の旅 おかわり』

キッチンから旅に出よう!
おうちのごはんが世界をつなぐ! 
読んで作って楽しめる!詳細レシピ付きの、おいしいコミックエッセイ発売!!

『世界家庭料理の旅 おかわり』
著者=織田博子
装丁=小沼宏之(Gibbon)

『世界家庭料理の旅 おかわり』と題してお送りするこちらのカバー! それぞれの国の民族衣装とレリーフをモチーフにしたものになっております!
登場人物たちが、それぞれの国の家庭料理をおすすめしてくれています。

今作で登場する国は、イタリア、ラダック、フィリピン、ミャンマー、モンゴル、スイス!まだまだ知らない世界の料理に舌つづみ!です。
カバーは、アヴィオンホワイトという紙にツヤツヤのグロスPPを施しました。
帯は、クラフトペーパーデュプレという質感のあるクラフト紙! 包み紙みたいでかわいいです!
今回は帯推薦文に、世界の台所探検家の岡根谷実里さんにいただきました!
まさに今作品は、世界の台所を探検するような気分で読めますよ!

表紙は、エコジャパンR の絹 という紙です。触れるとすこ〜しもこもこする素敵な紙です。

ぜひ皆さん実際に手に取っていただき、旅行に行った気になって読んでいただけたら嬉しいです!



■7/20発売
『モスのいる日常1』

とってもかわいい巨大”蛾(モス)”…!?
大きな虫たちと暮らす不思議な日常

太古の昔、虫たちは巨大だった。
そんな時代から数億年…彼らは化石になってしまったのだろうか?
──いや、実は一部生き残っていた。

コンビニに出かけようとしたお兄さんが出会ったのは
ふわふわで大きいモス(蛾)。
そのモスは、野生では生きていけないカイコ系のモスだった…!?

大きな虫たちと暮らす、ゆるっと不思議な日常が始まります。

今回デザインをご担当いただいたのは白山仁+ベイブリッジスタジオさんです。
表紙のイラストは、1巻の1話に登場する印象的なブラッシングシーンをセレクト。
ふんわりとしたイラストタッチの作品かつ、内容としてもギャグがありつつも、どこか懐かしさを感じるような日常ストーリーとなっているため、色味を抑えつつ、モスと暮らす何気ない日常のワンシーンを切り取ったような優しい雰囲気の装幀に仕上げていただきました。

カバーには、モスのもこもこ感ならぬモスモス感を感じられるように、「ハンマートーン」という手触りに特徴のある紙を使用しています。

その他、イラストが表と裏でつながっているカバーやカバーの数秒後の様子を描いた仕掛けのある本体表紙など、こだわりいっぱいの作品になっております。
ぜひ手に取って、『モスのいる日常』の世界を楽しんでいただけたら嬉しいです!


今月は以上4作品をご紹介しました。
是非、書店でお手に取ってご覧ください!

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