牡牛座からの学び～欲求・熱誠・意志

牡牛座はすべての意識の界層の欲求と関わっています。

欲求は低次においては物欲や権力欲など利己的な表現となり、魂世界に反応しはじめると、霊的な成長に目が向き熱誠となる。そして、自分が何のために生きているかを知り深まり行く中で、そちらに行くのだ、という意志の力が強まります。

「現在、シャンバラのフォースが世界に流入し始めているため、人々は神の意志のもう一つの解釈を求めている。神の意志は、これまでの盲目的な受容、強力で逃れることのできない神意という不可解な命令のやむを得ない受け入れは必要でなくなり、神の大計画との理解ある強力、そして個人の意志と偉大で神聖な意志との啓発された融合を生み出すであろう」
秘教占星学（上）アリス・ベイリー著

上記は秘教占星学の牡牛座の部分に書かれている言葉で、シャンバラとは意志様相と関連があります。

自分の中にある欲求や衝動、意志はどのような形で働いているでしょうか。自分の欲求や衝動の背後に、どのような意志があるか、自分自身を内省してみるのは大切な事です。それが、自分の魂、霊性につながる道筋をしめす場合があるからです。

一般的な牡牛座の解釈は、物質世界と深くつながっており、慎重、頑固、美的センスが優れているなど、いろいろな特徴があげられています。

最初の欲求や衝動は物質世界に向かいます。しかし、地上でたくさんの体験を積んでいくことで、物質世界はリアリティではないことを薄々感じはじめ、その時、人間の目は、下を見るのではなく、上を向くようになっていきます。

方向付けが転換した牡牛は、神聖な牡牛と言われ、真理にむかい突進する力強さを発揮します。つまり、進化した牡牛座意識ということになります。

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