雨
悔やんだ過去を変える言葉はない
傷ついた胸を癒すには時間がない
誰かの正義が別の誰かを傷つける
僕の正義は誰かに針のように降る
君が世界から隠れるための場所で
だけど痛みの叫びは止む事はない
僕の憎しみを君の血溜まり落とし
壊れてしまえばいいのにねこの星
けれどまだ期待しているから泣く
君の横顔に僕は惹かれていくんだ
窓を打ち付ける暗い雨を見つめる
許せないならそのままでいいんだ
全てを許す事だけが幸せじゃない
雨を止めることは出来ないけれど
僕は君に傘を差し伸べる事出来る
丸めた背中に手のひらを押し付け
温もりを分け与えてあってそっと
いつかこの場所から旅立てる日も
来るだろう、夢見てる晴天の朝に
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