なぎ

解離性記憶障害とパニック障害、摂食障害と、多々依存症たちと共生するために生きているよう…

なぎ

解離性記憶障害とパニック障害、摂食障害と、多々依存症たちと共生するために生きているような感じです。 本とアニソンが好き。天然石とガジェットが好き。お買い物とお散歩が好き。 なんか色々、好き勝手に書いていきます。 読書廃人。 Kindle作家。 毎月15日新刊発売。

マガジン

  • 食べなきゃね

    ほっとくと拒食症になるので、食欲増進note集めさせて下さい。

  • 繰り返し読む

    読み返したいnote。

  • それでもある、不思議なこと

    スピリチュアル嫌い。不思議なことは好き。 SFか!?

  • 暗い森の少女

    閉鎖的な村で育つ花衣。 少女の身に何が起こったのか? 虚構と現実を行き来するサイコサスペンス。

  • 学びの記事の紹介

    今まで「繰り返し読む」でまとめてましたが、さすがに記事が増えて、自分でも探すのが大変になりましたので、順次お引っ越しいたします。

記事一覧

固定された記事

【読書感想文・「うつ病サバイバルガイド」を読んで】私の「異常性」は「可能性」であった

読書の海に溺れて 最近朝の天気が良くなくて、あさんぽが1時間程度のせいか、かえって疲れやすい気がする。 実家に頼まれた明日までが納期の仕事は、あらかた片付いた…

なぎ
7か月前
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暗い森の少女⑤ 生贄のいる家

上の叔父 祖父が亡くなってから、花衣の世界は点滅を繰り返しながら徐々に暗転していった。 祖父が亡くなったことで、祖母はずっと体調を崩しがちになり、寝込む日が増…

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14時間前
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ポメラで日記76/朝活で自分を探す旅に出る

朝活……? 最近、また朝活をしている。 ……こう書けば、なんだか努力しているひと、意識高いひとっぽいが、単純に早期覚醒なだけである。 また、私は慢性副鼻腔炎…

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1日前
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暗い森の少女④ 人の焼かれる匂い

人の焼かれる匂い 病室の窓は小さく、昼に訪れても薄暗い。 幼い花衣にとっては数年も時間がたっているように感じたが、末期の膀胱癌で祖父が入院してから亡くなるまで…

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1日前
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ポメラで日記75/明日死ぬなら、あなたは何をしたい?

ゆぎなぎ三部作、告知 「暗い森の少女」連載も始められてほっとしている。 暗い話なのだけど、嬉しいコメントもいただき、作者としてやる気に満ちてしまう。 これは…

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2日前
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ずっと食べたかったベーグル焼いた。
モチモチした食べ物はのどにつかえて食べれなかっから。
テキトー、急いで作ったからひどい形だけど、美味しい。
シンプルな材料でできるし、焼きたて大好き。
北の好物でもあるから、こんど焼いてあげよう。

なぎ
2日前
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暗い森の少女③ 葛木家

「葛木家」 祖父母は、花衣を目に痛くないというように可愛がった。 当時は理解していなかったが、祖母は、由緒ある古い血筋の末裔であったのだ。 「葛木」というその家…

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2日前
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あさんぽ118

なぎ
3日前
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暗い森の少女② 緑の監獄

緑の監獄 梅雨の始まった6月、祖母の布団の中でぬくもりに包まれながら、花衣は自分の憂鬱を窓に打ち付けられる雨音の数の分、増やしていった。 今月から通うようにな…

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3日前
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暗い森の少女① 墓守の娘

目覚め 花衣は目を覚ました。 乾いてひび割れた板から、細く光が差し込む。 ほこり臭い、暗いその場所かどこかは、花衣には分からなかった。 何度かまばたきを繰り返す…

なぎ
3日前
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色々、書きためているものもあるけれど、「これを書いて死なないと後悔する」ものから、明日から、多分不定期にアップしていきます。
ストーリー、構成はもうなん年も温めている。
問題は……
タイトルがない。
今から考えるかー。

なぎ
3日前
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最後の約束

言葉をなくした あの時僕たちは もう他人の距離 でも恋人のキス かわして慰めて ひとりが怖くて けれど君の視線 追うと痛む胸を かかえてる僕は 臆病なだけだね 手を…

なぎ
4日前
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自分がなにをしたいか、なにを学んで、なにを書いて行きたいか、はっきりしてきた。
売れ筋とか評価とか関係ない。
好きなものを好きと言える。
そんな自分でいたい。
なんか、はじめて自分が風のエレメンタルって自覚した気がする。
もっと、自由に。

なぎ
4日前
16

寒い。
まだ熱もあるし、食欲もないので読書やホロスコープ読んでる。
雨も風も強く、やる気をそいでしまうけれど、それでも、私は、私のやりたいことを諦めるつもりはないから、ここはじっと耐えて、体調不良を優先していこう。

なぎ
4日前
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微熱が続いて、関節も痛くなってきたので大人しく寝ている。
ベッドで、ものすごく久しぶりの本を開いたら、涼宮ハルヒのしおりが出てきた。
3.11のとき、書店で見つけて買ったもの。
「ハルヒが願えば、全て叶うから」
電子書籍派ではあるけれど、紙の本には思い出が残るな。

なぎ
5日前
8

昨日の疲れか、微熱。
経験から、多少の無理もまた命取りになりかねないので、本を積み上げて安静。
昨日おにぎりたくさん作ったけれど、食べれなくて、レモン絞って、あたたかいはちみつレモン作って飲んだ。
でも、自分が対応できる程度の体調不良でよかった。

なぎ
5日前
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【読書感想文・「うつ病サバイバルガイド」を読んで】私の「異常性」は「可能性」であった

【読書感想文・「うつ病サバイバルガイド」を読んで】私の「異常性」は「可能性」であった



読書の海に溺れて

最近朝の天気が良くなくて、あさんぽが1時間程度のせいか、かえって疲れやすい気がする。

実家に頼まれた明日までが納期の仕事は、あらかた片付いた。

「昼寝しよ(朝8時)」

など思ったけど、本を読んだ。

手元にあった紙の小説から、Kindleの既読の本やマンガ。

そして、私が「師匠」と呼んでる「鳥本明」師匠の本、今日はなに読もうかなーってストアを開いて物色。

「これに

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暗い森の少女⑤ 生贄のいる家

暗い森の少女⑤ 生贄のいる家


上の叔父

祖父が亡くなってから、花衣の世界は点滅を繰り返しながら徐々に暗転していった。
祖父が亡くなったことで、祖母はずっと体調を崩しがちになり、寝込む日が増える。
母と、友人の多い下の叔父は友達の家に泊まり歩くようになった。
上の叔父だけが、愚直に仕事に行き、そのまま帰宅する生活を送っていたが、それは祖母を助けるためではなく、友人もいない、恋人もいない叔父は、仕事を終えて行く場所がなかった

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ポメラで日記76/朝活で自分を探す旅に出る

ポメラで日記76/朝活で自分を探す旅に出る



朝活……?

最近、また朝活をしている。

……こう書けば、なんだか努力しているひと、意識高いひとっぽいが、単純に早期覚醒なだけである。

また、私は慢性副鼻腔炎を煩っている。
最近は少し具合がいいけれど、後鼻漏、鼻水が喉に流れる症状があり、起きているときはいいけど、眠っているとき、これが喉にたまって、咳を誘発する。

今年になってから、まとめて眠れるようになって1週間ほどたったが、早期覚醒

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暗い森の少女④ 人の焼かれる匂い

暗い森の少女④ 人の焼かれる匂い

人の焼かれる匂い

病室の窓は小さく、昼に訪れても薄暗い。
幼い花衣にとっては数年も時間がたっているように感じたが、末期の膀胱癌で祖父が入院してから亡くなるまで、たったの三ヶ月だったのだ。
ベッドに吊り下げられている尿をためる袋はどす黒い。
「おとうさん、痩せたね」
給湯室で母はやりきれないようにつぶやく。
祖母はずっと病院に泊まりこんで付き添っていた。
花衣は祖母と引き離されることでパニックに

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ポメラで日記75/明日死ぬなら、あなたは何をしたい?

ポメラで日記75/明日死ぬなら、あなたは何をしたい?


ゆぎなぎ三部作、告知

「暗い森の少女」連載も始められてほっとしている。

暗い話なのだけど、嬉しいコメントもいただき、作者としてやる気に満ちてしまう。

これはシリーズというか、三部作の第一作。

「暗い森の少女」

「ささやかな疑問符」

「あなたの努力は無駄である」

登場人物がリンクしたり、エピソードが重なるが、それぞれ別の話。3冊読むと「なるほど」と思えるような作品。

「ささやかな

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ずっと食べたかったベーグル焼いた。
モチモチした食べ物はのどにつかえて食べれなかっから。
テキトー、急いで作ったからひどい形だけど、美味しい。
シンプルな材料でできるし、焼きたて大好き。
北の好物でもあるから、こんど焼いてあげよう。

暗い森の少女③ 葛木家

暗い森の少女③ 葛木家

「葛木家」

祖父母は、花衣を目に痛くないというように可愛がった。
当時は理解していなかったが、祖母は、由緒ある古い血筋の末裔であったのだ。
「葛木」というその家系は、あの、花にあふれた谷にまるで隠れ住むように暮らしていた。
400年続く古い血に、なにがあったのか、谷は完全に外界から見えないようにひっそり存在している。
その谷から、本家の跡取りであった曾祖父が飛び出してしまったときから、花衣の「

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暗い森の少女② 緑の監獄

暗い森の少女② 緑の監獄



緑の監獄

梅雨の始まった6月、祖母の布団の中でぬくもりに包まれながら、花衣は自分の憂鬱を窓に打ち付けられる雨音の数の分、増やしていった。
今月から通うようになった保育園は、早くも花衣には恐ろしい場所になっていたのだ。
どこまでも続く水田の中、「四方山」と呼ばれる小さな山の麓に、花衣の通う保育園はあった。
同じ敷地内に、分校のような小学校もある、地域に密着した保育園だが、それが徒になってたのだ

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暗い森の少女① 墓守の娘

暗い森の少女① 墓守の娘



目覚め

花衣は目を覚ました。
乾いてひび割れた板から、細く光が差し込む。
ほこり臭い、暗いその場所かどこかは、花衣には分からなかった。
何度かまばたきを繰り返す。
さびた農具が目に入った。
わらを束ねたもの、薪、日焼けした麦わら帽子。
そう認識して、やっと自分の手首を、別の誰かに強く握りしめていることに気がついた。
ぜぇぜぇという獣のような息が耳にふきかかり、その生臭さにぞっとする。
花衣は

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色々、書きためているものもあるけれど、「これを書いて死なないと後悔する」ものから、明日から、多分不定期にアップしていきます。
ストーリー、構成はもうなん年も温めている。
問題は……
タイトルがない。
今から考えるかー。

最後の約束

最後の約束

言葉をなくした
あの時僕たちは

もう他人の距離
でも恋人のキス

かわして慰めて
ひとりが怖くて

けれど君の視線
追うと痛む胸を

かかえてる僕は
臆病なだけだね

手を離さないで
でも離れていく

日差しに溶ける
白い細い指先を

握り返さない僕
臆病なだけだね

待っているんだ
君が帰ってくる

我が儘な夢見て
動く事もしない

卑怯な僕を見て
でも振り返るな

もう愛じゃない
だから終わ

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自分がなにをしたいか、なにを学んで、なにを書いて行きたいか、はっきりしてきた。
売れ筋とか評価とか関係ない。
好きなものを好きと言える。
そんな自分でいたい。
なんか、はじめて自分が風のエレメンタルって自覚した気がする。
もっと、自由に。

寒い。
まだ熱もあるし、食欲もないので読書やホロスコープ読んでる。
雨も風も強く、やる気をそいでしまうけれど、それでも、私は、私のやりたいことを諦めるつもりはないから、ここはじっと耐えて、体調不良を優先していこう。

微熱が続いて、関節も痛くなってきたので大人しく寝ている。
ベッドで、ものすごく久しぶりの本を開いたら、涼宮ハルヒのしおりが出てきた。
3.11のとき、書店で見つけて買ったもの。
「ハルヒが願えば、全て叶うから」
電子書籍派ではあるけれど、紙の本には思い出が残るな。

昨日の疲れか、微熱。
経験から、多少の無理もまた命取りになりかねないので、本を積み上げて安静。
昨日おにぎりたくさん作ったけれど、食べれなくて、レモン絞って、あたたかいはちみつレモン作って飲んだ。
でも、自分が対応できる程度の体調不良でよかった。