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【戦評】平石楽天、投打スクラムがっちり!連敗脱出のRESTART~7/9○楽天6-1オリックス

エース復帰で圧倒的快投! 
投打かみ合い連敗脱出!

投打ががっちりスクラムを組む快勝は、いつ以来だろう。
右肘手術で仙台に骨を埋める覚悟を決めたエース復帰の今季初登板、久々に溜飲の下がるナイスゲームになった。

戻ってきた背番号14は、怪我明けと全く感じさせない快投。
最速152キロを計測し、ストレート47球中、150キロ超えを21球でマーク。

速球は走り、代名詞のフォークの切れ味も鋭く、先頭打者の出塁を1人も許さずに6回を省エネ90球で終える無失点ピッチを披露した。

打線も打つべき人が打つ理想の攻撃。
6得点中5点を2アウトから記録する「球際勝負」にも打ち勝ち、6-1でトンネル脱出。

終わってみれば、球団ワーストが目前に迫った連敗ストップは、2時間35分と今季4番目のスピード解決になった。

これでチーム成績は3位浮上、81試合40勝39敗2分でオールスターの勝率5割ターンが決定。

ゲーム差は1位・ソフトバンクと8.0、2位・日本ハムと1.0、4位・西武と0.5、5位・ロッテと1.5、6位・オリックスと4.0としている。

下記では2回3回の攻撃を詳細に振り返りたい。

両軍のスタメン

オリックス=1番・福田(二)、2番・大城(遊)、3番・吉田正(左)、4番・マレーロ(指)、5番・モヤ(一)、6番・中川(右)、7番・宗(中)、8番・若月(捕)、9番・安達(三)、先発・山崎(左投)

楽天=1番・茂木(三)、2番・下水流(右)、3番・島内(左)、4番・浅村(二)、5番・ブラッシュ(指)、6番・銀次(一)、7番・辰己(中)、8番・嶋(捕)、9番・村林(遊)、先発・則本(右投)

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復調への第一歩。浅村の先頭打者安打!

2回はじつに12試合ぶりの先制劇。
楽天打者が理想の攻撃をみせてくれた。

起点は先頭の4番・浅村の右安。
じつに17打席ぶりヒットから始まった。

連敗中はOPS.546、打率.237と精彩を欠いた。
とくに4番に座ってからは移籍後初の4戦ノーヒット。

悩める絶対的な柱は、この打席も0-2と追い込まれていた。
しかし、外のチェンジアップをバットの先で上手くひろい、右前へ落とすポテンヒット。

辰己、貴重なつなぎの四球出塁

この後、2者凡退したが、2アウトから7番・辰己が価値大の四球を獲得した。

現在、楽天の四球は308個。
西武の345個に次ぐリーグ2位の多さになっている。

1試合平均3.80個を獲得するペース。
連敗前夜の12試合でも同4.08個を記録した。
ところが、この連敗中はわずかに2.42個にとどまる。

結局、本戦も2個に終わったが、その数少ない四球の1個が、この重要局面で選ぶことができた。

それも辰己が歩いた点が大きいのだ。

以前にもご紹介したが、この新人、プロ1年目なのに、、、

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