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エッセイ#1「付箋まみれの本」


「付箋まみれの本」

私は本を読む時、小説でも、エッセイでも、漫画でも、付箋を貼りつけながら、読み進めている。

どんな時に付箋を貼っているのかというと、自分の中で「素敵な言葉だな〜〜〜」「このセリフ好き!」という言葉の近くに、付箋をペタペタ貼り付けている。

なので、心惹かれる言葉が多い本は、付箋まみれの本が出来上がる。

付箋まみれの本は、名言が多い素敵な本だと思っている。人に本を紹介する時も、付箋の量をみて選ぶことが多い。

一度、付箋まみれの本を整理しようと思い、ノートに付箋をつけた文章をすべて書き出したことがあった。

根気のいる作業だったが、自分はどんな言葉に心惹かれているのか、自己分析につながる。ノートを眺めていると、意外と似ている言葉ばかりに付箋を貼っていたり、自分の傾向が見えてくるのも面白い。

本は、ストーリーを楽しんだり、知識を得るだけではなく、自分のことを知るヒントが隠れている。

本を読んでいる自分が、今どんなことを考えているのか、どんな言葉に惹かれているのか、どんな方向に進みたいのか、道しるべになってくれる。

本との出会いをこれからも楽しみたい。



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