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Q&A|俳句の授業の悩み 中学校の非常勤講師として(3)

この記事は、日本俳句教育研究会のJUGEMブログ(2017.06.15 Thursday)に掲載された内容を転載しています。
参照元:http://info.e-nhkk.net/

nhkk事務局スタッフ:
先日の「Q&A|俳句の授業の悩み 中学校の非常勤講師として(2)」の掲載後、ご質問いただきました先生からのお便りをご紹介します。


質問者さま:
 ①、②とも、読ませていただくにつけ、「なんとわかりやすい!」と感嘆しきりです。頭の中が整理されていくのを実感いたします。

 実は、今日も一クラスで俳句の時間を持ちました。早速、アドバイスを参考にさせていただきました。今回は、「俳句の種」を作る時間を長めにとり、完成した頃合いを見計らって「五月晴れ」、「梅雨入りし」、「梅雨曇り」の中から、季語を選ぶようにしました。

  五月晴れ絵の具で描いた記念館

  梅雨曇り中間テスト通知表

  バスの中流れる景色五月晴れ

  起きなさい怒鳴り込まれて梅雨入りす

  さみしくてネコが鳴き出す梅雨曇り

などの句が完成しました。明日は鑑賞会の予定です。

 私は、20年近いブランクを経て学校に戻ったのですが、アクティブラーニングが花盛りのいま、戸惑うことばかりです。 生徒達の意見のさばきや、学力・好奇心・向上心にばらつきのあるグループ内での学び合いが収拾のつかないものになってまったりするなど、この年になって試行錯誤を続けております。

 そのような中、俳句の鑑賞は、②で伺ったように、まだまだ手探りの状態ではありますが、「なんちゃってアクティブラーニング」に近い形ができるのではないかと、密かに意欲を燃やしております。

 うまくいった時、行き詰まった時、ぜひまたご相談・ご報告させていただけたらと思います。


nhkk事務局スタッフ:
俳句を始められたばかりだと言うのに、俳句から生徒さんたちが「取り合わせ」の型を理解しており、すでに先生流の「なんちゃってアクティブラーニング」の効果が見えているようでしたので、

ぜひ鑑賞会の内容もお聞きしたく、お願いしたところ、改めて鑑賞会の様子をお知らせいただけました。後日、掲載しますので、参考になさってください。

■日本俳句教育研究会(nhkk)
「俳句」を教材とした様々な教育の可能性を研究する日本俳句教育研究会は、「俳句」を教材に教育活動を展開しようとする教師や俳句愛好家の情報交換の場になりたいと活動する任意団体です。

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