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#08:夫婦の得意の違いから楽しむ家族キャンプ

こんにちは。今回は、私たち夫婦の得意の違いが家族の拡がりに繋がってくれたことを通して、『違いの良さ』について振り返ってみたいと思います。

私たちは結婚してからの夫婦歴は30年以上になります。
共通の趣味というのをあげるのが難しいかもしれません。
その上でも長年、仲良く夫婦として過ごせてきました。

周りでよく耳にする「価値観の違い」。
このことばを思い浮かべると、私たち夫婦はどうだろう…? 
多分、うまくバランスをとりながら乗り越えてこられたのかもしれません。そう考えたときに浮かぶ一つに、家族キャンプがあります。
子育て中は、毎年夏の家族行事として恒例でした。そのことを書いてみます。

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私たち夫婦には3人の子供がいます。今は3人とも成人して、三者三様に自立して日々を過ごしてくれています。
二番目の子は、小学校入学前に自閉症だと診断されたことがあります。それもあって、子ども達の成長にとって、より良いと思えることを取り入れていこうとしていました。その1つが家族でのキャンプでした。

そうはいっても、私は、もともとアウトドアがかなり苦手。
小学校時代に原因不明のアレルギーで皮膚が虫に刺されたかのように腫れることがよくありました。なので、そのイヤな体験から感覚がよみがえる思いが強くあって避けていました。
その極度に虫が嫌いな私には、テントとはいえ…まして家の外で寝るなど考えられませんでした。息子にはとても良い経験と思いながらも、自分からはキャンプはすすんで行こうとは考えられていませんでした。

そんなとき、主人から「キャンプをやろう」と提案してくれました。
この主人の発言がきっかけで、いろいろな体験を通してこれから子ども達を成長させていかなくてはと思う気持ちの方が、私の虫嫌いの気持ちに大きく勝りました。私は、意を決してキャンプに行くことを決めました。

我が家の初キャンプは、嵐のような雨に遭遇してしまい、湿気で皮膚がベトベトすると、過去がよみがえってかゆくなる感じがして、私はテントでは寝られませんでした。嵐の中、虫の嫌いな私と2番目の子は車の中で寝ました。初日はとても楽しむ余裕はありませんでした。主人は、子供たちと大いにキャンプを楽しんでくれていました。嵐のような大雨と雷も、なかなかキャンプで経験できないことだと。余裕があるお父さんに、どんな状況も子供たちは安心しながら楽しめていたのか、時間と空間が充実しているように感じられました。

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次の日、嘘のように晴れて青空が透き通って〝夏〟と言わんばかりのとてもきれいな空で、少し気分も晴れやかになったのを懐かしく思い出します。

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私がインドアで主人はアウトドア。交際期間中は、主人は海にばかり行く。私は友達とショッピング。数時間しか会わないこともよくある交際関係の二人でした。
趣味がまるっきり違うことが、一緒になったときに活かせるかどうか…。

結婚してみると、交際中は接点が合わなかった場面もあったけれど、家族が増えて行動するときは、私と違ってアウトドアがすきな主人で良かったと思います。
お互いの得意を活かしながら生活していく。
キャンプは好きではないけど、それでも楽しいものにはなりました。
子育て真っ只中の当時、子育てが趣味の私、その延長にキャンプをもってこられたように思います。私の中のキャンプへの苦手が、子育てにおいて楽しいことに位置づけできた感じです。

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主人との得意が違ったことで、家族での活動の可能性の拡がりができました。そして、私自身の経験からマイナスで保存している情報も、プラスや想いのいろいろな情報が加わることで、マイナスの情報そのものも大きな変化を起こすことができたんだと改めて考えられたように思います。

夫婦の得意が違うことは、それを活かそうと前向きに思う気持ちをもてていれば、自分だけの情報の受け取り方や使い方だけでなく、相手の情報のやり取りの世界観も加わって、お互いにとって、いろいろな視点をさらに拡げられていくように思います。

過去を今の想いも踏まえて振り返っていくことで、また夫婦の楽しさを1つ増やせたように感じました。これからも夫婦として楽しい未来に結び付けられるnoteを書いていきながら、人生の素晴らしい経験の1つと思う「夫婦(パートナー)」ついて、私なりの想いもお伝えしていけたらと思います。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。


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