ハッとした、女性も一生働くということ。
私は、今までも将来のことに関して常々考えてきた(つもり)。
だけど心のどこかでは、まだまだ一、二世代前くらいの感覚(女性は結婚したら仕事そこそこにして、子供産んで、子育てメインにやって、仕事はまた復帰してもそこそこにやって)が自然と残っていた。
けど最近、今後の事を夫と相談したときに、
「日本に住んでいるのがしんどくなってきた」と言われた。
旦那は簡単な日本語の日常会話はできるけど、
それ以上は難しかった。
私の英語力の方がよく、普段の夫婦の日常会話は英語だ。
今旦那の勤めている会社は外資系だが、そこの日本人とうまくあわず(というか直属の上司の日本人が少し癖あり)必要とされていないんじゃないのかと自信を落とし始めていた。
旦那にそんなストレスな思いはさせたくない。
日本という土地だから余計に発揮できていない旦那の可能性をつぶされては困るし、納得行かない。
そうだよね、付き合った時から覚悟はしていたけど、
国際結婚のわたしたちは、
将来的には夫の国へ戻ることを覚悟していた。
日本に来たのは、
私が子供は一人目は日本で産みたいという希望あってのもの(ま、それもスムーズに行かずに現在不妊治療していますが。)。
あぁ、もうその時期(夫の国へ行くこと)も遠くないよねと少し寂しさとともに焦りが来た。
日本なら仕事も子育ても何も心配がない。
けど海外というと、そういうわけには行かない。夫の仕事と違って私の仕事は日本では資格職だが海外では全くの紙切れになる。要はいちから始めなくてはいけないため、日本の仕事のようにスムーズにはできないし、それに希望の仕事もできるわけではない。年齢的に考えても難しいのは承知だった。
そんなとき、
今後のためにも本格的に動かなくてはとおもい勉強し始めた。そのなかの一つ、どの家族もどんなひとも必ず直面する経済面。(国際結婚の場合は、ビザやお互いの国の行き来等、同じ国の人同士よりも経済的にどうしても負担が大きくなってしまう。)
貯蓄や運用のことも勉強し始めていたけど、そのなかで読んだ、女性FP第一号中村芳子さんの「女性が28歳までに知っておきたいお金のため方」を読んでハッとした。
” 今時の常識「女性も一生働く」”
心のどこかでは、女だし、子供しっかりみたいし、とどこかで甘えていた自分がいて、それを見通され、今、このタイミングで現れたこの言葉。
ハッとした。
確かに、子育てはたった20年程度のこと。
今の時代は、人生100年時代と言われている。
子育て終えたあとの、残りの40年はどうするのだろう。
ここでようやく自分の考えの甘さ、詰めの甘さに気がつく。
だから今まで、心のどこかで甘えがきっとなんとかなると”信じようとして”本気で考えてこられなかったのかもしれない。
ITも進み、数年前にはなかった仕事がどんどん現れてくる。
今の頭で考えられるものだけで悩んでいるのはバカバカしい。そしたら、先を心配しすぎずに今できることをしていくのが健全か。
わかっていても、気づけない、気に留められない。
そんな事を改めて教えてくれた本に感謝。
30歳を超すと時間の経過はとても早まるともあった。
なんとなくで生きていくと、あっという間に老いていく。しっかりと地に足をつけ、たまには振り返りながら充実した日々を過ごしていかなくては、と改めて背中を押してくれた本。
これからも読書は継続していこう。
自分への投資はやめてはいけない。
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