見出し画像

ECサイトの主な種類とメリット・デメリットをご紹介

ネットショッピングをすることが当たり前となっている現在、ECサイト制作の需要も高まっており、弊社でもご相談いただく機会が増えています。

ECサイトでは、ショップの戦略とマッチした顧客体験を提供することが必要で、そのためにもサイトを構築するツール選択が重要になります。

ECサイトを開設する方法は、専用のサービスで簡単に開設したり、Web制作会社に依頼してゼロからつくり上げるなどさまざまです。

今回は、ECサイトを立ち上げるための基礎知識として、ECサイトの主な種類とそれぞれのメリット・デメリットをお伝えします。


モール型ECサイト

モール型ECでは、複数のショップが1つのサイトに出店しています。
具体的には、Amazonや楽天市場など、大手通販サイトの中に出店することになります。

出店するまでのハードルが低く、モールの集客力を活用できることがメリットです。

デメリットは、月額の出店料や販売手数料がかかる点と、デザインや機能のカスタマイズの自由度が低い点が上げられます。
また、Amazonや楽天市場では得られる顧客情報が少ないため、独自にマーケティングを行う際に制約があります。
他にもモール内の他店と集客勝負になり、価格競争に巻き込まれるといったおそれもあります。

自社型ECサイト

自社型ECサイトとは、独自にネットショップを構築するものです。

特徴としては、比較的カスタマイズ性が高いため、必要な機能があれば追加したり、施策に応じて柔軟に調整がしやすい点が挙げられます。

デメリットとしては、モール型よりも費用や制作時間がかかりやすいです。ただ、集客や販促などを制限なく行えることで、大きなリターンを見込めます。

自社型ECサイトを細かく分けていくと、
・ASP型
・オープンソース型
・パッケージ型
・フルスクラッチ型
の4種類があります。

ASP型

ASPは、Web上で必要なシステムをレンタルしてECサイトを構築する方法です。
Web系の専門知識も不要で、だれでも簡単に低コストで立ち上げられますが、自社EC型の中ではカスタマイズの自由度は低くなります。

代表的なASPとしては、「BASE(ベイス)」や「STORES(ストアーズ)」、「Shopify(ショピファイ)」「カラーミーショップ」が挙げられます。

ASPは利用中にレンタルしたサービスが終了するリスクがあり、ECサイトを閉鎖しなければならない場合もある点は留意しておきましょう。

オープンソース型

オープンソースとは、ECサイトの内部構造(プログラムコード)が公開されており、サイトの機能をカスタマイズできるシステムをインストールして構築する手法です。
オープンソースの例としては「EC-CUBE」や「Magento」になります。

初期費用を抑えつつ、カスタマイズの自由度が高いことがメリットです。

デメリットとしては、構築するためにプログラムの知識が必要なことや、公開されているソースコードを用いることでのセキュリティ面で不安が残ることです。

また、システム上のトラブルは自社で解決しなければならないため、専門知識を持つ人材の確保や、制作会社との連携が必要になります。

パッケージ型

ECサイトに必要な機能をパッケージ化したシステムをインストールして構築する方法になります。
パッケージを提供しているサービスは「ecbeing」や「Commerce21」があります。

ECパッケージには、カート機能や受注・売上管理、顧客管理などECサイト運営に必要なさまざまな機能が備わっており、パッケージの機能をもとに自社独自のECサイトを構築できるのが大きなメリットです。
また、セキュリティ面での安全性が高いことから、年商規模が大きいECサイトから小・中規模まで、幅広くさまざまな企業に採用されています。

デメリットとしては、自社で定期的にプログラムの更新や修正を行う必要があることが挙げられます。

フルスクラッチ型

フルスクラッチは、自社でゼロからサイトやシステムをつくり上げる方法です。

サイトのデザインや機能を自由に決められるため、自社の経営方針やブランド戦略に合わせたサイトを構築できます。
また、現在使用している受発注管理システムとの連携がしやすいこともメリットです。

デメリットとしては、ゼロからの立ち上げになるため多くの費用と制作期間が必要になることです。

また、細かい不具合や機能面の不備に対しても、自社でアップデートを実施する必要があり、OSのバージョンアップやセキュリティ改善にも対応しなければなりません。

まとめ

以上のように、自社でやりたいことや予算と照らし合わせて構築方法を検討する必要があります。

選定のポイントとしては、セキュリティ面、決済手段の豊富さ、カスタマイズのしやすさが重要です。
もちろん、自社の経営方針や商品の特性、ブランド戦略との整合性を取れるかどうかの検討を重ねる必要があります。

イーツーでは、ECサイトの制作にあたりブランド戦略からツールの選定、サイトの立ち上げ後の運用まで、お客様と一緒になって検討します。

どの構築方法が自社に合っているのか分からない、費用がどのくらいかかるのか、現在のサイトが使いづらいといった疑問や不安がある方は、ぜひ一度お問い合わせください。

この記事が参加している募集

企業のnote

with note pro