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セブ島 - 語学留学編

2ヶ月の間に2つの学校に行きました。どちらも期間は3週間程です。
前提として留学前の僕の英語力は以下です。

  • 生活では英語を全く使わない

  • エンジニアだけど、プログラム等のドキュメントなどは自動翻訳を利用

  • 1日1時間程度の英語学習1年(オンライン英会話半年)

    • 過去何回かチャレンジしては続かずを繰り返している

  • TOEIC 600 後半

  • 会話は出来ない。疑問文もさっと作れない

  • けど、喋れるようになりたい


まず、なぜフィリピンのセブにしたのかというと、以下の理由です。

  • 留学前からフィリピン人講師のオンライン英会話(QQEnglish)をやっていた

  • 生活費も含めて、価格が安い

  • マンツーマン授業がメイン

  • 寒くない(風邪ひきたくない)

フィリピンと日本の時差は1時間です。夜に家族とビデオ通話をしていたので、その意味ではとても便利な場所でした。
次に学校選びですが、フィリピンの語学学校は、主に日本資本、韓国資本があるみたいですね。日本資本は日本人生徒が多めの印象で、韓国資本は多国籍でスパルタな印象を受けました。英語をしっかり習得するなら韓国資本の学校も良さそうですよね。ただ、初めての語学留学であり、食事の味付けや日本人スタッフの安心感から僕は日本資本を選びました。留学エージェントは通さずにネットで比較検討し、直接問い合わせと相談会に参加させてもらって以下の2校に決めました。

  • QQEnglish

    • オンラインで受講中であり、留学入学金無料キャンペーン中だった

    • 安い

    • IT-Parkという比較的安全な場所にあった

  • MeRISE

    • 大人留学で社会人経験のある人が多い

    • 一人部屋の宿舎も付いていて便利

    • 好きで見ていたYouTuberの方が通っていた

順番は、QQEnglish → MeRISEの順ですが、結果的にこの順番がとても良かったです。

Ally Mango。有名なマンゴーシェーク。QQ通ってた時は週2,3回飲んでた。

QQEnglish

僕は以下のプランで申込をしました。

  • 6コマ(50分/コマ)

  • グループレッスン なし

  • 食事あり

  • 外部宿泊(自分で宿を取る)

バッチメイト(入学日が同じメンバー)は7人。自分以外みんな学生で高校生も数人居たと思います。まだ3月上旬でしたが、学校と相談して少し早めに休みを取り、1ヶ月程の期間で語学留学をしたいと言って来たとのこと。将来の夢もしっかり持っていて、なんというか眩しいっす。
カフェテリアで食事している生徒さんを見ると(体感です。外に食べて行ってる方などを含めると、生徒全体では違う数字になると思います)

  • 学生6割、20-30代が2割、その他(親子、シニアなど)

  • 日本人7割、その他(台湾、ロシア、モンゴル、中国、イスラエルなど)

スタッフの方曰く、今の時期は学生が多いが、普段は40代以上のおじさま・
おばさまも結構いますよとのこと。

QQカフェからの眺め

初日8時からオリエンテーション(施設案内やIDカード作成準備、ビザの支払いなど)が45分くらいあり、早速9時から授業が開始しました。朝食食べれるかなと思ったけどそんな余裕はなく、バナナ1本頂いて授業に参加しました。
授業テキストや予約の仕組みはオンラインと一緒ですが、あらかじめ以下の教科(50ptの先生)が毎日自動的に組まれていました。

  • カラン

  • New Topic Conversation

  • Basic English * 2コマ

  • New Daily English * 2コマ

自分で好きにキャンセルしたり、違う教科・違う先生に振り返る事ができます。僕はREMS(QQオリジナル)が気に入ってたので、積極的に振り替えていました。オンラインでもそうですが、他の教科に比べてREMSやカランが出来る先生が少ないので、早め早めに予約変更をすると良さそうです。学生さんと話をすると、SDGsや資格系(英検・TOEIC)にしてると聞きました。体調不良や予定が入っても他の日や時間に振り替えたり、日々授業を受けている中で気に入ったクラスにすぐに変更できる自由度はQQさんの良さですね。
ただ宿題等もなく、サボろうと思えばサボりまくれる仕組みなので、そのあたりは強い意志を持って取り組むべきだなとも感じます。

オンラインとの違いは1コマ50分と長い事もあり、スモールトーク(週末どうだった?どこに住んでるの?昨夜は何したの?)から始まる会話が長めに出来たのが良かったです。
地元のビールやレストラン、バスの乗り方まで現地でしか体験できない内容も教えてくれたり、ホワイトボードやノートを使って絵を描きながら意思伝達出来る経験は本当に良かった。どうしても伝わらない時は携帯で翻訳したりしながら話すのですが、テキスト内では出来ない日常会話のキャッチボールが心地よく、「あ、自分の伝えたい事を英語で話せているな」という体験は自信にも繋がりました。
(人によって好き嫌いはありそうですし、もちろんさくっと授業してもらいたければ出来ると思います)


QQインスタ写真スポット(一人で撮る勇気がなかった)

QQでは曜日によっていくつかのイベントが開催されていました。どれも参加は任意です。

  • 月: ウェルカムパーティ(食堂カフェ)

  • 火: フリーグループレッスン(建物内の部屋でアメリカ人の先生と)

  • 水: Exchange Party(日本食レストラン)

  • 月・水・金: 先生とランチ(食堂カフェ)

  • 日: バドミントン(どこかの体育館)

  • 不定期: 週末にジンベイザメと泳ぐツアー

僕はウェルカムパーティとExchange Partyに参加しました。僕のようにグループレッスンを取ってない人は、他の生徒さんと話せる良い機会だと思います。

卒業が近づく頃には、お気に入りの先生が見つかって毎日その先生のレッスンを受けていました。発音にめちゃくちゃ厳しい人で、特にLR発音は何度も何度も指摘してもらいました。

またスタッフの方が本当に良くしてくださり、いろんなタイミングで声をかけて頂き、レッスンの事だけではなく、外部のイベントを紹介してくださったり、困りごとの相談などにも親身になって対応して頂きました。ストイックにいくなら英語だけの環境がいいのかもしれませんが、外国での生活が初めてで英語もままならない時に、この安心感は本当に助かりました。
ただ、基本的にはオンラインと同じなので、QQでの留学が気になっている方は1ヶ月でもオンラインを受けてみると雰囲気が掴めると思います。

ちなみに空港に近いマクタンエリアに新しい留学用のオフィスを作ってるみたいです。新築の綺麗なビルだったので楽しみですね。(2024年7月オープン??)


QQEnglish マクタンニュータウン

MeRISE

QQさんを卒業後、30日ビザの関係で2泊3日の韓国一人旅に行ったのですが、その旅から戻ってすぐにMeRISEさんに入学しました。

QQさんの入ってるIT-Parkから車で10分程の距離です。8階建てのビルのほとんどがMeRISEさんで4-7階が宿泊スペース(フィリピンでは珍しくトイレに紙が流せます!)、8階がレッスンの階です。1階に日本食レストランがあり、そこでの朝食がプランに含まれていました。

僕は以下のプランで申込をしました。

  • ビジネス英会話コース

  • グループレッスンあり(2コマ)

  • 土曜日オプション なし

  • 留学期間 3週間

バッチメイトは15人程で、全員日本人で本当に社会人経験のある方ばかりでした。そして普通に英語が話せる方が多い。オリエンテーションが終わったら早速授業が始まったのですが、1時間目がグループレッスンで、「みんな普通に英語で会話してるやないかい!冗談で笑わす事まで出来るんかい!」という状況の中、言いたい事もうまく言えずモゴモゴしてる自分が辛かったです。
「人と比べちゃだめだよ。自分自身の成長を見なさいね」と頭の中ではわかっているのですが、最後まで本当にしんどかったですね。たぶんヤマ勘で当たった入学時のテスト結果が幾分良かったのか、実力よりもレベルが高いクラスに入ったのだと思います。
もちろん途中で変更してもらう事は可能なのですが、折角入れたもらったのだから最後まで頑張ってやろうと思ったんですよね。他の生徒さんには迷惑だったかもしれませんが、結果的には最後まで生き抜く事が出来てよい経験でした。毎日本当に泣きそうになってましたが。


近くのレストラン。カレーが美味しくて結構通った。

日々のスケジュールは以下でした(50分/1コマ)。

  • 午前

    • 9:00 - グループレッスン

    • 10:00 - ビジネス英会話(担任の先生)

    • 11:00 - 一般英会話

  • 午後1

    • 13:00 - グループレッスン

    • 14:00 - ビジネス英会話(担任の先生)

  • 午後2

    • 16:00 - 発音

    • 17:00 - マルチメディア(YouTubeやTedを見ながらレッスン)

各教科は毎日同じ先生が見てくれて、その中でも担任の先生が一人付いてくれます。学生時代の授業のような感じですかね。担任は他の授業も含めて状況をヒアリングをしてくれて、場合によっては先生や内容の変更もお願い出来ます。
テキストは毎回先生が作ってくれていて、(ベースはあると思いますが)個人のレベル、やりたい内容などに合わせてカスタマイズしてくれます。難しい内容をリクエストしても丁寧に調べて盛り込んでくれるなど、生徒に寄り添った授業が受けられる印象でした。
ビジネス英会話では、同僚やお客さんとの会話のロールプレイを他の先生や生徒さんとするなど、僕に取ってはレベルの高い内容でリアルに感じました(リアルを知らんけど)。
生徒の数も少ないのでだいたい顔見知りになるし、日本人同士・大人同士ということで何度かご飯も誘ってもらいました。普段では知り合えない業界の人達と話せるのは楽しいですね。

毎週金曜はプレゼンの日で、3〜5名程度の人が任意で発表する場があります。全く自信もなかったのですが、英語でプレゼンをするなんて過去一度も無かったし(大学も論文発表とかしてない)、良い経験にもなるので自分も参加してきました。
実は自分が話したい内容を何人かの先生や生徒さんに事前に聞いてもらったのですが、全く刺さらず。やっぱり発表辞めようかなと思っていたのですが、担任の先生が「この内容好き」と言ってくれたのでやってきました。
先生と何度もテキスト内容を確認しあい、プレゼン資料を作っていざ本番。他の皆さんがテキストを読まず、聴衆とコール&レスポンスを楽しんでいる中、自分はカンペ丸読みでしたがとても良い経験が出来ました。(やはり内容は皆には刺さらなかったです・・)

期間を通していろいろ辛かったんだけど、英語だけでなく考え方や達成感、少しの自信など、得られるものも多かったです。
卒業時はちょっとウルっとしたかも。


部屋からの眺め。真下に幼稚園?があり子供達が元気に遊んでました。

英語スキルはどうなったか

正直な所、劇的な変化は見られなかったです。2ヶ月も行って何しとんじゃいと思いますが、結果が結果なので仕方がない。

でも

  • 聞き取れる単語が増え、言ってることがなんとなくわかる

  • 実際はそんなに変わってないんだけど、「全く話せません」から「少し話せます」って言ってみようと意識チェンジ

  • 英語継続のモチベーションアップ

という変化はありました。特に僕の場合、ほとんど話せない状況から来ており、QQさんで会話の流れを掴み → MeRISEさんで実戦トレーニングという流れはぴったりでした。
一方でリアルビジネスで求められる英語力の高さとマインドも分かった気がします。そして既に英語喋れるやんと思った人達もとてつもない努力をしていたということ。その中には多くの挫折もあったとのこと。

また、この旅で一番インパクトがあったのが、学外のExchangeLanguage(日本語を学ぶフィリピン人と、英語を学ぶ日本人の交流会。facebookで見つけた)イベントで、セブに住んでるエンジニアリングマネージャーをされている日本人の方との出会いでした。
その方がめちゃくちゃ楽しそうにフィリピンの方と話すんですよね。いろんな人と出会う中でもっと英語が上手な方も居たのですが、この方は丁寧で礼儀正しくて面白くて。その人見てたら、「あ、僕もこの人みたいに喋りたい」と強く思いました。職業が近いのもありますが、理想のロールモデルを見つけられたのはとても有り難い体験でした。

そんなこんなで、まだまだ高い壁になりますが、引き続き少しずつでも登って行きたいです。

長くなりましたが、自分の記録が少しでもみなさんの参考になればと思います。楽しく頑張っていきましょう!!


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