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一級建築士です。Revit-Dynamoを利用しています。アドインの開発をちょろちょろ…

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一級建築士です。Revit-Dynamoを利用しています。アドインの開発をちょろちょろ行っています。

最近の記事

Dynamo pythonNode内から Pythonファイルの読み込み

DynamoのPythonノードを利用している人がだんだんと増えてきた印象がある。これまでのIronPythonではなく、CPythonが同梱されるようになって少しハードルが下がったのだろうか。 今回は、Dynamo内のPyrhonから、外部保存されたPythonファイル(.py)を呼び出す方法について紹介したいと思う。 まずはじめに、今回利用するバージョンについて確認する。 今回は Revit2023 Dynamo 2.16を利用する。 Revit2023に同梱されて

    • Dynamo Cpython でのpip

      最近のDynamo、RevitでいうRevit2022からでは、これまで利用されていたIronPythonからCpythonも利用できるようになった。 Cpythonが利用できないうちは、なんで普通のPythonが利用できないんだ!という疑問があった。しかし今度は、Revit2023になってIronPythonがデフォルトで利用できないようになってなんでIronPythonが利用できないんだ! と思うようになり、顧客の自分勝手さを感じている(笑) ところで、Dynamo

      • 構造フレームのカットバックをDynamoで実行

        Revit Peelerで構造フレームのカットバックについての説明がありました。 フレームの端部が接合された状態でないとカットバックの設定ができないことがわかりました。フレームの端部が接合された状態かそうでないかは 構造フレームのインスタンスパラメータをBuildIn Parameter Checkerでチェックするとわかります。 「結合のステータス」は、パラメータとしては保存されていますが、パラメータ自体を直接書き換えることができないread-onlyとして保存されて

        • Dynamo内でCategoryからBuiltInCategoryを取得する

          Dynamo内でPythonを利用する目的の一つにRevitAPIへのアクセスがあります。 Dynamo内で利用できるPythonは現在はIronPythonのみになります。今後、Cpythonも利用できるようになるというアナウンスはされていて、試用版としてDynamoCoreは公開されています。 されこれまでも紹介してきたRevitAPIですが、今回は、CategoryからBuiltInCategoryを取得するPythonを紹介しようと思います。 Dynamo内でB

        Dynamo pythonNode内から Pythonファイルの読み込み

          一級建築士製図

          2020年の試験内容は大方の予想を裏切り、今回も基準階ではないのが出題されましたね。 過年度生にとっては、やりやすい課題になるのではないでしょうか。 去年は台風の影響で、2回実施され、ほとんど出題内容が変わらないにも関わらず、全く違った標準解答が示されて、驚きを持って受け止めた人が多かったと思います。 去年から理事長が井上 勝徳さんという方になって、法規重視のプランになったと考察されています。 この井上 勝徳さんは、法規の神様と呼ばれているそうで、試験の採点基準もかな

          一級建築士製図

          DynamoでIronPythonの利用 1

          Dynamoでは、簡単にIronPythonを利用することができます。 私は、メインでPython Scriptを利用しています。 利用目的としては、Dynamo内でわかりにくくなったレーシングやPythonならではの記述法で便利にかける部分を利用しています。 PythonScriptでは、ただノード同士をつないでも、処理を記述しない限り、なんの変化も起こりません。Pythonの中身を書き換えたい場合には、右クリックで編集を選択します。 OUTに指定されたものが、出力

          DynamoでIronPythonの利用 1

          Rhino Insideで柱の作成

          Rhino Insideを利用して、Revit上に柱を作成します。 Rhinocerosで作成されている柱の形をRevitのファミリとして作成し、ファミリを曲線状に配置していくグラフになります。 以下のページからサンプルファイルをダウンロードしてきます。 中央の「Download Sample Files」をクリックします。 Revit上でRhinocerosを立ち上げたら、ファイルを開くから先程ダウンロードした中身を開きます。ドラッグ・アンド・ドロップではエラーがお

          Rhino Insideで柱の作成

          Rhino Inside Revit

          Rhinocerosといえば、CADソフトでGrasshopperが使えることで有名です。 ArchiCADやUnityと連動して使えるようになるなど、他のソフトと連動して利用できるようになっています。RevitにおいてもWIP(Work In Process)として検証用ソフト的な位置づけで利用できるようになっています。Rhinocerosを普段から利用している場合には、WIPも利用できることになっています。 ダウンロードとインストールが完了すると、 アドイン タブの

          Rhino Inside Revit

          pyRevit その4 Revitでnumpy後半

          前半でnumpyが使用できる環境が整いましたので、後半では実際に使用するところまで紹介したいと思います。 pyRevitの紹介で作成した、testtab.tabのフォルダ内にnumpytest.pushbuttonのフォルダを作成しました。 numpytest.pushbuttonフォルダの中は以下のような感じです。 pyrevitをreloadすると、はじめに作成したタブの隣に新しいボタンが作成されます。 script.pyの中身はとりあえずnumpyが使用できるか

          pyRevit その4 Revitでnumpy後半

          pyRevit その3 Revitでnumpy前半

          Revitで使用できる一般的なPythonはIronPythonです。通常の処理をする際にはあまり違いが気になる人はいないと思います。しかし、Pythonの外部ライブラリを使用しようと思うと話は違ってきます。numpyやScipyといったPythonの計算ライブラリが利用できないのでは価値が無いと感じる人も多いと思います。しかしながら、日本語の記事では、numpyを使用できるようにするものを見かけたことがなかったので紹介しようと思います。 まずはpythonのインストールか

          pyRevit その3 Revitでnumpy前半

          一級建築士試験とIPad

          私のページを見ている方は建築関係の方が多いのではないかと思う。 私はIPadを活用して一級建築士になったといっても過言ではない。英語学習の紹介でよくIPadとApple Pencilを利用した学習方法を紹介した記事はよく出るが、建築士試験と関連してIPadを利用した例はあまり見たことがなかったので紹介する。簡単にいうと、テキスト等をすべてPDFに変換し、IPad上でPDFに書き込みながら勉強をする方法である。 まずは、基本スペックです。 IPad(第6世代) 無印のIP

          一級建築士試験とIPad

          pyRevit その2 はじめてのアドイン

          pyRevitでは、自作のスクリプトを簡単にボタンにすることができます。C#でいうアプリケーションレベル・アドインというやつです。 VisualStudioを使用するとなかなか大変な作業になるのですが、pyRevitを利用すると、フォルダを作成していくだけでこのようなボタンが作成できるようになります。早速作成方法をみていきます。 まずは、どこでもよいので、フォルダを作成していきます。この例では、Cドライブの直下にpyrevitというフォルダを作成しました。 C:\pyr

          pyRevit その2 はじめてのアドイン

          pyRevit その1 インストール

          ここまで、RevitPythonShellの使用方法を確認してきましたが、これは、一度限り(コードを保存して使用することはできますが、)のPythonコードの作成でした。コードの動作が確認できたところで、これを一般的に利用できる形に変更していきます。pyRevitというものを利用します。 まずはインストールです。 pyRevit_4.7.5_signed.exeをクリックしてインストールします。特に設定する箇所等はありませんので、キャプチャのみ貼っていきます。 これでイ

          pyRevit その1 インストール

          Revit Python Shell その4 RevitLookUp

          Revit APIを操作する上で外せないアドインの一つを紹介します。RevitLookUpです。RevitLookUpは普段目にすることのないRevitの内部データにアクセスすることができるツールです。 インストール方法等は以下のページを参照してください。 RevitLookUpで太文字になっている部分はダブルクリックでさらに内容が見えるようになっています。また、ここで内容が入っているものについては、RevitPythonShellでも値を取得することができます。 値の

          Revit Python Shell その4 RevitLookUp

          RevitPythonShell その3 API Docsの活用の方法

          RevitPythonShellでElementを取得することができたので、これをどう活用するのかについて記述する。 まずはAPI Docsというホームページを紹介する。API Docsでは、RevitやNavisWorks等のAPIの内容を紹介してくれている。Revitの開発者用の文献の中にも同じ機能を持つものがありますが、このサイトのほうが断然見やすいです。 左側で、ソフトウェアとそのバージョンを指定できます。 Searchでコードの検索が行えます。 試しに、先程

          RevitPythonShell その3 API Docsの活用の方法

          Revit Python Shell その2

          インストールまではできたと思いますので、RevitAPIにアクセスしてみましょう。 はじめは何もわからないと思いますが、まずはRevitPythonShellにコマンドを入力することになれていきます。 >>> につづけてコマンドを入力していくことは学びましたね、 import clrclr.AddReference('RevitAPI') RevitAPIにアクセスするためのおまじないと思ってください。なにもエラーが発生していなければ、コマンドを入力すると次の行に新

          Revit Python Shell その2