見出し画像

折坂悠太 / あいず

名古屋はクラブクアトロ。

早番で朝から出勤し
退勤後に折坂悠太さんのライブへ。

───

勤務中
髪も服も可愛らしい女性がいて
話すと笑顔も素敵でとても惹かれた。

そして退勤。
1日中、内心は(折坂。折坂。)。

クラブクアトロはPARCOの8階。
遅めの整理番号の為、階段をくだる。

居た。

昼前に会ったあの可愛らしい女性。
その方もひとりでライブに。

話しかけはしなかった。
お互い楽しみましょうねと心の中で。

───

折坂さんのライブは
2022年の9月振りだった。

折坂さんの声は耳から鳩尾まで貫く。

その芯のある声を
鳩尾までどしりと感じたくて足を運んだ。

連日勤務で、身体はズタズタだった。

それを微塵も悟られない程に
とても軽い足取りで向かい、いざ19時。

暗くなる会場。鳴る音と声。
彼は手を振ることなくさらりと登場した。

───

目を閉じたまま歌い出した。

その瞬間から私の中で
有難うが鳴り止まなかった。

4月ということで。

わたくしもキッチンで皿を洗っていたら
ふと、涙が流れたり。...笑ってください。
そんなガタガタ人間ですが

それぞれで春を楽しみましょう。

と折坂さん。心がホッとした。

───

春が嫌いだ。

自分のペースで歩みたいのに
無理やり背中を押されているようで。

そこに鮮やかな春の風が吹いてくると
もう訳が分からなくなる。

どうしたって、それは綺麗で。

しかし、心は素直に浮かれない。
綺麗になれず、涙が流れる。

ガタガタ人間か。

なんだ、同じなんだと。

折坂さんの素の言葉を聞いて
ホッと出来た。無理せずにいようと。

そのままでいようと。

───

まだ東京公演が2つ残っている。

ので、セトリは今は言わないが
とてもとても楽しかった。

鳩尾の深くまで
声含む音の全てを取り込んで蓋をした。

時々その蓋を開けて
思い出しながら過ごします。

有難う。

2024年 04月 23日 火曜(曇/雨)
あたたかい日を、どうも有難う。


この記事が参加している募集

#イベントレポ

25,977件

#振り返りnote

84,008件