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最近の記事

クジラより大きな‘それ’と

日本に台風がきていたようだ。 きっとその所為。 今日はなんだか、私の鳩尾が重たい。 今はベランダ。 雨が上がって街が澄んでいる。 風は少し強めで灰色で まだ台風の尾を引いている。 今の重たく 曇った夜空にピッタリな。 ─── ヘッドフォンで世界から耳を自衛する。 まだ、好きにはなれない。 爆音でRADWIMPSの針と棘を。 空だけを見つめて世界から目を自衛する。 浮かび、流れる雲を眺め あれを1つの大きな生命だと例える。 クジラなんて比じゃない。 数十の

    • 大丈夫弱くても

      脆くなった心では どうしたって守れない。 感覚で言えば 窓ガラス3枚が一気に割れるような。 窓ガラスが割れた後の喪失感も。 脆い。弱い。 いつまで経っても変われない。 弱くてごめんと伝えると あなたは「大丈夫弱くても、守る」と。 私は到底、あなたみたいに 強くはなれない。 ありがとう。ごめん。 あなたの広い背中に腕をまわして 温かい場所に留まっていたい。 甘えと紙一重だが 少しだけ頼らせてほしい。 その間に、教えてほしい。 弱さがなんなのか。 強さがなんな

      • 折坂悠太 / あいず

        名古屋はクラブクアトロ。 早番で朝から出勤し 退勤後に折坂悠太さんのライブへ。 ─── 勤務中 髪も服も可愛らしい女性がいて 話すと笑顔も素敵でとても惹かれた。 そして退勤。 1日中、内心は(折坂。折坂。)。 クラブクアトロはPARCOの8階。 遅めの整理番号の為、階段をくだる。 居た。 昼前に会ったあの可愛らしい女性。 その方もひとりでライブに。 話しかけはしなかった。 お互い楽しみましょうねと心の中で。 ─── 折坂さんのライブは 2022年の9月振り

        • 訪れたことなど一度も

          夏、トンネルを抜けた先の 木洩れ日が揺れる涼しげな車道のような。 (ディレイ - ミツメ) 夜のロンドンの、人通りの無い レンガと街灯のみの空間のような。 (Жадина - IC3PEAK) 雨の日、あなたを想いながら 喫茶店のオーニングの下で 雨宿りをしている時間のような。 (Nashville - DYGL) 見上げれば身体がふわりとするほどに 天井の高い真っ白な教会のような。 (Mary Boone - Vampire Weekend) 薄く、淡い色の空と同じ

        クジラより大きな‘それ’と

          強くて脆い

          とても脆かったの。 時折、負った深い傷の口が開き 暗い涙が頬を伝う。 ─── 脆く、崩れそうな時がある。 ずっと情けなく思ってきた。 暗い渦の中にいる私を嫌ってきた。 そんな脆い私も、私なのよ。 脆く、崩れそうな時がある。 それでいい。 最近はそう思える。 ─── 泣け。 放っておいてと一人になれ。 言葉にはしないと約束する。 あなたの事は突き放すの。 噛み付くでもなく、縋るでもない。 私にだけ向き合うの。 この瞬間だけ あなたの事を突き放す、私を許

          強くて脆い

          嫌いな春に

          とても 落ち着いている。 ようやく 心が凪いだようで。 2月を終えた今。 路に咲く梅の花を見て 嫌いな春の訪れをひしひしと感じ 少し眉間にしわを寄せる。 例年ならば 寄せたしわはそのまま。 今年はどうしてか それを難なく解けるの。 街の活気や空の青さ 人の明るさや桜の優しさを たくさん感じようと。 嫌いな春に 心が前を向いている。 それは 心が凪いだ今だけかもしれない。 それを 今だけにしないように ここに残しておこうと綴る。 春。 頑張りすぎないで。

          嫌いな春に

          心よ凪いで

          ずっと零れ続けている。 鳩尾の深いところまで傷が入り そこから滲み出た、憂鬱が。 塞き止めたいのに。 それは 心が疲れてしまうからじゃない。 あなたを傷つけたくないの。 この憂鬱を分け与えたくないの。 だけど、それの塞き止め方を 思い出すことが出来ない。ずっと。 時が経てば 心は凪いでいくかしら。 零れ続ける憂鬱の塞き止め方を そのうち、思い出せるかしら。

          心よ凪いで

          実りました

          11月13日。 「恋」というnoteを綴って載せた。 彼を好いていると自覚したあの日から 約1ヶ月が経った。 先日、実りました。 約1ヶ月間。 振り向いてほしくて、好きにさせたくて ものすんごく頑張った。 ─── ずっとずっと、かっこよかった。 思い返せば 彼が車で送ってくれた時に言ってくれた 「おやすみ」のひとことに惹かれたのが始まり。 それからもずっと 彼はいつだって挨拶を大切にしていた。 いただきます も ご馳走様 も おはよう も おやすみ も。

          実りました

          友達でも恋人でもない

          元彼からのアプローチ。 要らない。 分からないの? 戻れない。 あの頃のような友達になんて。 ちょっと考えてもみてよ。 どうして私がさよならを言ったのか。 完全に元通りになんてなんない。 戻らない。 貴方の恋人になんて。 今の私にはもう、強く想う人がいる。 ねえ聞いて。 その人がこの前ね 「短い方が好き」って言ったんだ。 私はそのひとことでこんなにも容易く 伸ばしていた髪を切ったりなどしているの。 ね、だからもうはやく行ってよ。 私にはもうこれっぽっちも無

          友達でも恋人でもない

          認めたら始まってしまう。 上手くいかなかった時のことを考えて その怖さから逃げ続けていたのに。 ─── ちゃんと胸が高鳴る。 ちゃんと嫉妬して凹む。 ずっと胸が苦しい。 お腹も空かない。 気がつけば返信を待っている。 「おはよ」と「おやすみ」を文字で交わす。 それだけでとても嬉しくて。 「起きるまでまたな」 早く朝になれと思いながら寝た。 共有した時間を何度も思い出す。 ド緊張を隠し通して、ヘラヘラしながら 二人で会う予定を作っちゃったりなんかして。 ──

          両想い切符

          昔、両想い切符ってのが流行った。 今もある文化なのかどうか。 そんなもの、 とっくに信じていないのに。 最近、電車に乗る度に発券される。 そして毎回、少し嬉しくなってしまう。 何枚か発券されているのだけれど、 それがまた、全て良いパーセントで。 信じてしまう。馬鹿げている。 昨日も今日も、 君にそんな素振りはなかった。 分かってる。 君の中に私は居ないということ。 君なら切符の数字なんて目にも留めない。 留めたとて、君の中に私は居ない。 分かってる。 けれどき

          両想い切符

          おやすみ

          数日前のこと。 コンスタ(会場スタッフ)をしていた。 共に働いたバイトの友達が、その日の夜、 近くの駅まで車で送ってくれた。 駅に着き、車から降りる。 「ありがとう」を伝え、私は手を振った。 その友達は車の窓を開け、 少し車を走らせつつ、笑顔で「おやすみ」と。 ─── 数日経った今でも、 その「おやすみ」がずっと頭に残っている。 同い歳の男の子なのだけれど、 なんだかとても、それが素敵で。 私が彼の立場だとして、 そんな言葉はサラッと出せない。 根拠の無い「ま

          おやすみ

          お気に入りの歌詞

          少し風の吹く涼しい夜。 ヘッドフォンをして、 マグとスツールを持ってベランダへ出る。 スツールに座り、ヘッドフォンで曲を流し、 音楽だけにジッと集中する時間をつくる。 起きて顔を洗う時、洗濯物を干す時、 街を歩く時、入浴時、寝る直前まで、 基本音楽を聴きながら生活している。 普段、だいたいはbgmとして曲を流している。 たまにこうして音楽に集中する時間をつくると、 今まで見逃していた良い歌詞に出逢えたりする。 いくつか溜まったので、 ここに並べてみようと思う。

          お気に入りの歌詞

          グッバイラバー

          さよならをした。 恋人だった彼と。 ─── さよならは、私からだった。 私が、器が小さすぎる上に薄情。 心がキャパオーバーした。 1ヶ月ほど頭を抱え、 もう共には居られないと思った。 1週間前にこの内容の連絡をして、 今日、改めてこちらの家で会って話した。 ─── 彼とは会う度、 くだらない会話で大きく口を開け、 手を叩いて2人でケラケラ笑っていた。 いろんな喫茶店に行った。 行きつけの喫茶店まで出来た。 同じタイミングで風邪をひいた。 2人ともゼェゼェだっ

          グッバイラバー

          プレイリスト Ⅱ

          プレイリスト①は3月15日に投稿した。 あれから2ヶ月ほど経った。 また、ゆるゆると5曲。 良き出逢いがあれば嬉しい。 リンクは押してもyoutubeには飛ばずに 再生されるだけなので是非。:) なんならもう、文章は読まなくていい。 聴いてほしい。 (以下、バンドメンバー敬称略。) ─── 1/MONO NO AWARE - 孤独になってみたい MONO NO AWAREの孤独になってみたい。 玉置周啓(gt.vo)曰く、この頃、制作がきつく、 周りの助けさえ

          プレイリスト Ⅱ

          否定

          『否定』 苦手だ。とても苦手。 自分の好きなものを、否定されるのは。 ─── 2、3回ある。 その度、笑ってその場をやり過ごした。 それでも、やはりダメージは大きい。 傷つき、そして痛みを忘れられなくなる。 そして、自信も無くす。 行き先、食事、物事の手段、予定... 提案したくても『否定』に怯んでしまう。 ─── だが、行き先や食事などは、 相手のその時の気分がもちろん関係する。 否定されてもあまりダメージを負わない。 自分が苦手とするのは、 自分の感性を

          否定