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出会い

◆吉原幸子さんの詩に、読者参加型というべき一編がある。空白部分に(あなた・わたし・だれか・ひとり・みんな)から好きに選ぶ仕掛けになっている

讀賣新聞 編集手帳 2022.11.17

気になり調べました。本当は縦書きで「一,九五三,一二五通り」と書くべきなんですが読みにくいので。 

出会い 一1,953,125通りの詩−
(あなた・わたし・だれか・ひとり・みんな)


□□□の底に ひそかな傷があるように
となりの□□□にも かなしみがある
だから□□□たち ほほえみ合える


あるときは 二十年まえの□□□と
二十年のちの□□□に囲まれて歩く


□□□はひとり
□□□もひとり


それでも 次の柱のかげで
□□□は □□□に
激しく 出会うかもしれない


電車はいつも
過去から未来へと走っている

吉原幸子さんのFacebookより

皆さまはどの言葉を空白部分に書き入れるでしょうか?