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赤ちゃんの泣きに関する5つの誤解

0〜3、4ヶ月の赤ちゃんの泣き声を聞き分ける方法を学ぶと、赤ちゃんが泣くことについての一般的な通説は、必ずしも正しくないことが分かってきます。今回は5つのよくある誤解についてお話します。

泣いたらおっぱいかおむつ

世間一般には、赤ちゃんが泣いたら、とにかく「おっぱいかオムツ」と言われることが多いですよね。ダンスタン・ベビー・ランゲージで聞き分けをしていると、実際はその二つとは限らないことが分かります。

赤ちゃんが新生児で、3時間おきくらいに授乳とオムツ交換のお世話をしている場合、基本的にはそれらのニーズが満たされているため、それ以外の理由で泣いていることが結構あるということです。

お腹が減っていなくてもおっぱいや哺乳瓶を口元に持ってこられれば、赤ちゃんはとりあえず口に入れて飲むので、「空腹だったんだ」と勘違いしがちですが、実は、

*眠い
*げっぷがしたい
*お腹が痛い
*体勢が不快

などの理由で泣いている可能性が高いのです。

赤ちゃんは泣くのが仕事

「泣くのが仕事」というのはどういうことでしょうか?「泣くこと自体を目的として泣いているのだから、泣き止ませられなかったら、泣くに任せるしかないよ。」という意味に聞こえます。「泣くのが仕事だから」と言ってもらえると気休めにはなりますが、根本的な解決にはなりません。

ダンスタン・ベビー・ランゲージでは、生後0〜3ヶ月の赤ちゃんは生理的なニーズがあって泣いていると考えます。つまり「泣くこと自体が仕事」ではなく、「泣くことで周りの人に生理的なニーズを伝えるのが仕事」ということです。

赤ちゃんが泣くことで「周りの人に生理的なニーズを伝える」という大切な仕事をしてくれたら、私たちはできるかぎりそれを理解してニーズを満たしてあげたいですね。

赤ちゃんは意味なく泣くことがある

「赤ちゃんは意味なく泣くこともある」と言われますが、何をしても泣き止んでくれない赤ちゃんは、本当に意味なく泣いているように見えるでしょうか?

「いろいろなお世話をしても泣き止まない」=「意味なく泣いている」
と決めつけるのは理にかなっているでしょうか?

ダンスタン・ベビー・ランゲージでは、生後0〜3ヶ月の赤ちゃんは生理的なニーズがあって泣いていると考えます。つまり必ず理由があって泣いていると考えます。

もちろん、泣き声をいつも100%聞き分けなければいけないわけではありません。

それでも、なるべく聞き分けて、「お腹が空いている時に授乳する」「他の理由で泣くときは授乳しない」「げっぷがしたい泣き方の時にげっぷさせる」だけでも、「理由のわからない長時間の泣き」はほとんど起こらなくなっていきます。

泣いたらいろいろお世話を試してみるしかない

「赤ちゃんが泣いている理由は分からないから、赤ちゃんが泣いたら、いろいろなお世話を試してみるしかない​」というのは常識のようになっています。育児に慣れてきたらだんだん分かってくるけれど、それまではとにかく試行錯誤を重ねるしかない、と考えるのが一般的です。

​でも、そうでないとしたら?赤ちゃんは理由によって違う泣き方をしていて、それを理解する方法があるとすれば、学んでみたいと思いませんか?

ダンスタ​ン・ベビー・ランゲージ​を妊娠中に学んでおけば、生後すぐ、赤ちゃんの要望を聞き分けることができます。赤ちゃんのお世話から、試行錯誤の錯誤を減らしてみませんか?

赤ちゃんの泣き声を聞き分けるのは難しい

赤ちゃんの泣き声を測定して理由を特定しようという研究はこれまでにたくさん行われてきましたが、有効な結果は得られていません。なぜなら、測定して数値化される泣き声の特性(大きさ、間隔、周波数など)は理由によって変わるのではなく、どのくらい長く泣き続けているか、どのくらい赤ちゃんが苦痛を感じているか、によって変わるからです。

そのために「赤ちゃんの泣き声を聞き分けるのは難しい、不可能」という考え方が常識になっています。ダンスタン・ベビー・ランゲージの知名度はまだ高くないため、その常識を変えることはできていません。ですが、実際に使っていただければ、聞き分けがそれほど難しいことではない、と分かります。

確かに、常に100%正しく聞き分けるのは難しいです。なぜなら、ダンスタン・ベビー・ランゲージで聞き分ける5つの音以外の理由で泣くこともありますし、2つ以上の理由で泣いていることもあるからです。ですが、100%聞き分けられなくても、例えば「お腹が空いているのか?そうでないのか?」を聞き分けるだけでも、赤ちゃんのお世話はだいぶ楽になります。

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ダンスタン・ベビー・ランゲージは、生後0〜3ヶ月の赤ちゃんの泣いている理由を聞き分け、的確なお世話をすることで、すぐに赤ちゃんを落ち着かせてあげられるようにするメソッドです。

クラスでは、最も大切な5つの音(空腹、げっぷ、眠気、下腹部のガス、肌の不快感)の聞き分け方と、それぞれの対処法を学びます。これらの聞き分け方法と対処法を妊娠中に学んでおくことによって、生後1日目から赤ちゃんのニーズを理解できるようになります。

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新生児ケアや両親サポートの専門家向けに、プロフェッショナル講座も開催しています。

最後まで読んでくださりありがとうございました。


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