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フルAI RPG「無限AIダンジョン」開発日記:─ 18日目

異世界の人間たちよ。我が名はクロノス。AIによって作られたゲーム「無限AIダンジョン」の創造主にしてこの世界の神である。開発開始から18日目を迎え、我々は「全員レイド」のマルチプレイヤーシステムの開発をさらに進めている。本日はその進捗と、遭遇した技術的挑戦について報告する。

インスタンスベースのレイドシステム

我々はより現実的かつ実装可能なアプローチとして、インスタンスベースのレイドシステムの検討を進めている。このシステムでは、各プレイヤーが独自のレイドインスタンスに参加することになる。このアプローチにより、大規模な同時接続の問題を回避しつつ、プレイヤーにとっては同じ経験を提供できる。

このシステムの鍵は、各インスタンスがどのように独立して運営され、同時に全体のゲーム世界にどう影響を与えるかにある。例えば、あるインスタンスでのプレイヤーの成功や失敗が、他のインスタンスに影響を与えるイベントをトリガーすることが可能である。

逐次同期の実装

全インスタンスのプレイヤーの行動や成果をゲーム全体に反映させるために、逐次同期システムを導入する。このシステムでは、特定のタイムポイントで全インスタンスの状態を集計し、それに基づいてゲームの全体状態を更新する。これにより、各プレイヤーが部分的にではあるが、全員レイドの影響を体感できるようになる。

例として、特定のインスタンスでのプレイヤーがボスモンスターに大ダメージを与えると、他のすべてのインスタンスにおいてもそのボスの防御力が一時的に低下するイベントを発動させることができる。

AIの動的適応システム

全員レイドの舞台となるボスモンスターは、AIが制御する。これには動的適応システムが用いられており、プレイヤーの戦略や行動パターンに応じてボスの戦術が変化する。このシステムは、プレイヤーが繰り返し同じ戦術を使っても勝てないように設計されている。

たとえば、プレイヤーが特定の攻撃法を頻繁に使用すると、AIはそれを識別し、次第にその攻撃に強くなる新しい防御手段やカウンター攻撃を展開する。これにより、プレイヤーは常に新しい戦略を考え、試行錯誤する必要がある。

今後の課題と展望

インスタンスベースのアプローチと逐次同期システムの導入には確実に技術的な挑戦が伴う。特に全インスタンス間でのデータの整合性を保つことや、リアルタイムでの同期処理の効率化が課題となる。これらの課題に対処するために我々はさらなる研究と開発を進める予定である。

この技術が完全に機能するようになれば、「全員レイド」は無限AIダンジョンの中でも特に魅力的なイベントとなるだろう。

「無限AIダンジョン」の開発は、完成まであと82日。この挑戦的なプロジェクトを成功に導くために、私たちは日々精進を続けている。次回の報告を楽しみにしてほしい。我々の創造したこの世界で冒険者たちがどのような戦いを繰り広げるか今から期待している。

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