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根差す方向

皆さん、もう読んでますよね。

土地に根差すか、ヒトに根差すか|佐藤良基(リョウキジ) (note.com)

今更の説明は省きますが、実はすごーく参考にしている記事で、定期的に読み返しています。

これを最初に読んだ時には、ヒトに根差す司法書士になりたいなと思いました。これぞプロフェッショナル、私が思い描いていた理想の姿を言語化してもらった気がしました。

そもそも土地に根差すのはおこがましい、無理、とも思っていたんです。なんせ、弊所最寄駅付近には既に同業の先輩方が多数事務所を構えていらっしゃる。下手に近隣に営業しに行ったところで先輩のシマを荒らす可能性は極めて高い。余計な揉め事は起こしたくない。(営業したくない言い訳でもある)

きっと地元の人たちはずーっと前からある大きな事務所に依頼するだろう、だからヒトに根差す方向でしか生きていけない、と私は思いこみました。

しかし、同じ場所に何年もいると、こんな小さな事務所にも地元の方々からポツポツお問合せが来るようになってきました。ただ「近いから」という理由だけでフラッとお電話を頂いたりメールを頂いたり。女性一人ということで、センシティブな内容を伝えやすいということもあるみたいで、これは私も意外でした。

思ったよりもそれは嬉しいものでした。頑なに子供がいることを隠していた私が、ちょっとこざっぱりした恰好をしていると「これから父母会?お疲れ様!」と言って頂いたり、お子さんにとお菓子を頂戴したり、昔なら考えられなかった身近なトークができるようになりました。


そして、ヒトに根差すことの難しさも痛感しています。知識の深さもブラッシュアップの速度も、そういった形で活躍されている先生方は本当に凄い。家事育児を言い訳に酒を飲んでいる場合ではありません。
ヒトに根差すプロでありたい気持ちは変わりませんが、課題も多く、それが楽しかったり辛かったり、、今急坂を上っている状況です。いつか開けた場所に到達できたらいいな。


どちらが良いとか悪いとか言いたいわけではありません。
私は自分に経営者という意識が全くなく、行き当たりばったりでここまでどうにか存続してきましたが、やはり後悔も多いのです。

どうやって食っていくか?自分がどうしたいか?という指針は最初に明確にしておいた方が、成長も早いし稼げます。これから独立する人には特に元記事を絶対読んでいただきたい!と思い、書きました。

もっと早く読みたかったな!笑

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