2人目を産むという選択 その3

第2子は緊急帝王切開だったため、洗濯機は回しっぱなし、作りかけの鍋をコンロに置いたまま入院することになってしまった私。誰もがこの状況を理解しきれませんでしたが、その中でも一番割を食ったのは上の子でした。ママが「ちょっと病院行ってくるー」と出てったらなんか帰ってこないし、パパはパニくってるし、どれだけ心細かっただろうと思います。

そう、子供(特に上の子)のフォローというタスク。重要な割合を占めている上に大変難しい。超難問超難関、まったく攻略できてない。

例えば、法務局からの着信がありましたが出られませんでした。かけなおすも17時を過ぎておりつながりません。めちゃくちゃ気になります。でもお迎えの時間なので行かなくてはなりません。

例えば、翌日朝一で決済があります。現地直行なので書類を自宅に持ち帰らざるを得ません。書類が間違いなく揃っているか最後に確認したい。でも子供に落書きされたらと思うと出せません。そもそもご飯を作っている間書類は無事だろうか。でもお腹を空かせた子らを放っておくわけにはいきません。

業務時間外でも、仕事のあれやこれやは頭の片隅にずっと引っかかっています。入金があってウキウキしていることもあれば、ミスって凹んでいることもあります。調べてもわからないことがあって悩んでいることもあります。でもそれは子供には関係がない。会うまでに切り替えなければなりません。

想像以上に子供は親のことを見ています。昔からよく言われることですが、親になってみて本当に実感します。変なところばかりマネされ口答えされる中、常に精神を一定に保ち子供に接することの、なんと難しいことか。仕事でも修行、家でも修行。超辛い。ママだって人間なんだけど!と声を大にして言いたくなること多々。

でもですね。仕事で嫌なことがあっても、子供の笑顔に接すると(一瞬)忘れることができます。子供のことで大変なことがあっても、仕事に集中してお金を稼ぎなんとかしようと思うことができます。子供の話を聞くことが何かのヒントになったり。強制的に切り替える結果、むしろ気持ちを安定させることができる。こともある。

仕事と家庭の両立ができますか、と聞かれれば、正直私はできていないんです。両方バリバリ最前線は私のキャパシティでは無理。が、やってみたら割と楽しいこともあるので悪くはないかもね、というのが現時点での私の感想です。選択肢に絶対にいれなきゃいけないものでもないし、最初から外す必要もない。どういう選択をとっても生きやすい世の中になればいいなと思うところです。

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