NOMAyado宿主・イボンヌ

NOMAyado宿主・映像クリエイター・流木家・歌人 / 仕事や家族・社…

NOMAyado宿主・イボンヌ

NOMAyado宿主・映像クリエイター・流木家・歌人 / 仕事や家族・社会との向き合い方を見直し、自分がちゃんと愛せる自分になりたい。そんな思いから始めた兵庫と徳島との2拠点生活が宿へと進化しました。 https://nomayado.jimdofree.com

マガジン

  • NOMAyado column

    兵庫県と徳島県、4年間の2拠点生活を経て、2022年1月から始まった宿プロジェクト。思いをカタチにしていく中で、何を考え、心がどう反応したのか、ありのままの記録と、宿をやっていく中で芽生えた気持ちを綴っています。 (*毎週火曜日更新) NOMAyado ホームページ https://nomayado.jimdofree.com

  • 今日の一首

    木下龍也さんの「天才による凡人のための短歌教室」に影響され、歌人を名乗ることに決めました。いつの日か、木下さんに参りましたと言わせたい。一から始める短歌の記録です。叱咤激励お待ちしています。

  • 2拠点生活のススメ

  • over50の暮らし方

    人生100年時代ならば、50才が人生の折り返し。 仕事だけの人生ではなく、地域に仲間を作ること、同じ興味を持った人々と繋がること、一人の時間を楽しめるようになること、そして何より残された何十年という月日の中で、持続可能な楽しめる暮らしを構築していく必要があるんじゃないか。そんな50才からの新しい暮らし作りを考えるマガジンです。

最近の記事

好きなことをやっているからこその使命感

竹内まりやさんが、デビュー45周年を迎えたそうで、最近ラジオで彼女の歌声を良く耳にするようになった。 熱心な「まりやファン」というわけでは無いが、同じ時代を同じように年を重ね、節目節目で彼女の歌に触れてきた。特に80年代の楽曲ならば、海に行く道すがらよく聞いたので、空で口ずさむことができる。 時代感覚というか、当時の気分に寄り添っていたし、とても自由で軽やかな生き方に憧れもした。何より大好きな山下達郎さんの奥さまと言うこともあり、一目置く存在だったのは間違いない。 80

    • 人は、なぜ旅をするのか?

      旅というのは本来、行く必要がない場所に、ふらりと気まぐれで行き、見る必要ないものを見、会う必要のない人に会う行為である・・・。 それなのになぜ、人は旅をするのか? 役に立つとか、立たないとか、そんなことは旅に出る理由にはならない。 人を旅に向かわせる最大の理由は、旅でしか身体に、記憶に、埋め込まれないものがあるから。この埋め込まれるという感覚、言わば精神とも言えるものにいかに遭遇できるか・・・、これこそが旅の最大の魅力と言えるのではないだろうか。 旅で身体に入ってくるも

      • 鎧を脱がせる仕事

        私の仕事は、お客さまの纏った鎧を脱がせることだと思っている。 言い換えれば、素の自分に戻して差し上げること。 人は忙しく働く日々の中で、周りの空気に合わせたり、自分を守るために、知らぬ間に、あるいは意図的に、鎧を身に纏う。 そしていつの間にか、その鎧は皮膚の一部となり、興味や感動といった心の反応が鈍くなったり、人と接すること自体が辛くなったりということも引き起こす。 そうした状況をリセットする手段として、もっとも有効なのが旅だ。 できれば一人で、散歩をするように思いつ

        • 必要なのは、価値を信じる力

          徳島で商売をするのは難しいという話をよく聞く。 どんな地方でも見かけるイオンやサイゼリアといった店舗が徳島にできたのはつい最近のこと。これは、大手チェーンのマーケティングにおいても、同様の傾向があるということなのだろうか? 一方で、徳島市内には、PATEK PHILIPPEの時計店やCOMME des GARÇONSの直営店があったり、また鳴門のような小さい町にも何十年も続く高級ステーキハウスや寿司屋があり、ちゃんと賑わっている。 単純に徳島人がケチということではなさそ

        好きなことをやっているからこその使命感

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        • NOMAyado column
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          18本
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        記事

          新たなる矛盾を求めて!?

          連休明けの先週は宿業務をお休みして、大阪市内へ映像仕事に出かけていた。 高層ビルから眺める梅田の街は人で溢れかえっており、宿のある鳴門土佐泊と比べると同じ日本とは思えないほど(笑)。地方の時代なんて言われて久しいけど、嘘ばっかり、都市部への一極集中はますます加速しているように見える。 数の論理というのか、確かにお金を稼ぐなら都市部に優位性がある。私が携わっている映像仕事も都市部だからこそ成立するもの。純粋な利益で言うと、映像仕事を数本こなすと、1年を通してあがる宿の利益を

          新たなる矛盾を求めて!?

          何もしない「観光」のススメ

          景勝地など、いわゆる名所と言われる場所を巡る観光。 お土産を買ったり、珍しい景色を見てリフレッシュするというのもいいですが、心落ち着く場所でただボーとして時間を過ごす、自分の内なる光にフォーカスするというのも、現代人にとって必要な「観光」なんじゃないかなと思っています。 チコちゃんじゃないですが、「ボーとしてんじゃないよ」というプレッシャーの中で日々の務めを果たしている方々にとって、あえてボーとするというのは、頭や心に溜まった垢を洗い流すために絶対に必要な時間。 新しい

          何もしない「観光」のススメ

          「泊まるだけじゃ無いNOMAyado」 始まる!

          9月14日から、NOMAyado企画展覧会「海を蒔く」が始まっています。 普段は街で忙しく働いていらっしゃる県外のお客さまはもちろん、地元徳島の方々にも小鳴門海峡の美しい風景と素敵なアートで、思いっきりリフレッシュしていただきたい。そんな思いを込めて始めた企画展です。第2回目となる今回は、大阪在住のフラワーアーティストPetaleさんと、神戸在住の造形作家で絵や散文も描かれるアーティストのワタナベランドさんの作品展。 玄関を入ってまず目に飛び込んでくるのが、ここ土佐泊の海

          「泊まるだけじゃ無いNOMAyado」 始まる!

          ライブは LIVE、今を生きるということ

          30年以上に渡って、商業的な映像制作を仕事として続けてきた。それは宿を始めた今も変わっていない。 映像を作るというのは、まずプランを立て、構成を作り、撮影、編集、音入れといった作業を重ねて、構想を形にしていく作業、実は意外と地味なものである。 構成を作るのも、編集をするのも、何度も推敲を繰り返し、徐々に形を作っていく。一気に進むこともあれば、道を逸れて立て直したり、修正を申し付けられ何度も直したり。そうした作業を繰り返す中で、最初に感じていたキラメキが、いつの間にか色褪せ

          ライブは LIVE、今を生きるということ

          身体のだるさは心の乱れ? それとも・・・!?

          台風一過で、ようやく晴れ間が戻ってきた。 いつの間にか空には、入道雲ではなくうろこ雲が浮かび、トンボが飛び交い、虫の声が響き始めた。まだまだ暑いとはいえ、台風が夏を連れ去ってしまったようだ。 しかし、今回の台風にはほんとヤキモキとさせられた。一時は線状降水帯が鳴門上空に居座り、雷と共に体験したことも無いような雨が降った。地域放送のスピーカーから避難サイレンが鳴り響き、一時的に停電となり辺りが真っ暗にもなった。 NOMAyadoは、元工場ということもあり、雨風の音がダイレ

          身体のだるさは心の乱れ? それとも・・・!?

          大切なことは、旅が教えてくれる

          大きな台風が近づきつつある。 とりあえず、宿に閉じ込められてもいいように備蓄食料の買い出しと、懐中電灯を手に入れておくことにした。ネットで気象庁のLIVE会見をみたり、地域のハザードマップを確かめたり、宿をやっている以上、自分だけのことでは無いという意識が芽生えてきた。 先日の日向灘の地震の時もそうだったが、こうした災害リスクがあると予約は入らないし、例え入っていたとしてもキャンセルになることも。自然の脅威が宿の運営に大きな影響を及ぼす、考えてみれば当たり前のことなんだが

          大切なことは、旅が教えてくれる

          世代を超えて・・・

          最近、何か面白い映画見た? うちの宿に興味を持ってくれる若い人たちは、どんな映画を見て感銘を受けているのか、そんな素朴な興味から宿泊されていた若いカップルに尋ねてみた。 すると即座に声を合わせて「ルックバック」は最高でしたという答えが返ってきた。いや〜めちゃくちゃ刺さりました、号泣でしたと興奮気味に語る2人。 原作は、漫画家の藤本タツキさん。少女二人があるキッカケで出会い漫画家になる話なのだそうだが、何が良かったの・・・と聞いても、とにかく刺さった、泣いたという話ばかり

          世代を超えて・・・

          正しく恐れる

          いよいよ徳島の阿波踊りがスタート! おかげさまで、ここ数日はNOMAyadoの賑やかなこと・・・。 忙しいけれど、とびきり楽しい日々を送らせてもらっています。来てくださるお客様がいつにもましてハイテンションだし、阿波踊りの興奮を宿にも持ち帰っていただけるので、その笑顔を見せていただけるだけで、こちらもHAPPYになります。 今年はコロナの影響もすっかり影をひそめ、昨年よりも来場者が増えている様子。ようやく徳島の夏に本物の阿波踊りが戻ってきたという感じです。 しかし一方で

          正しさの功罪

          人間は、間違いを犯すものである。 特にスポーツの世界においては、審判の間違いひとつが勝負を分けてしまうなんてことが起こる。今でも語り継がれる「マラドーナの神の手ゴール」のようなことが起きないよう、近年では判定の正確性という観点からカメラを使った判定システムが導入されるようになった。 しかし、その正しさが逆にスポーツの面白さに水を差してしまうこともある。 金メダルを目指す男子サッカー日本代表が、決勝トーナメント1回戦で優勝候補のスペインと激突。早々と1点先行されたものの、

          絶対に諦めない気持ち

          女子サッカーのブラジル戦といい、男子スケボーの堀米くんといい、体操の男子団体といい、今回のオリンピックは信じられないような大逆転劇が目白押しで、寝ないとカラダが持たないと思いつつも、テレビの前から離れられない日々。 こんなにテレビに齧り付いたのは久しぶりです。 しかし、ヨーロッパ開催というのは辛い、ほとんどの競技が日本時間の夜から朝方にかけての放送。細切れの睡眠と、このところの暑さが相まって、このnoteを書いていても頭が回らず、言葉が上手く紡げない。 (まあ、いつもはも

          絶対に諦めない気持ち

          進化から、深化へ

          戦略を明かすという意味で使われる「手の内を見せる」という言葉、この「手の内」とは、矢を放つ際の弓の握り方を表す言葉が語源となっている。 矢を正確に放つ上で「手の内」はもっとも重要で、その習得には何年もの修練が必要だと言われている。実際は、弓を握るというより、的に向かって弓を押すという感覚に近く、同時に弓を安定させ、手の中で絞り込むという、とても複雑な作業を一緒に行なっている。そう聞くと「手の内を見せる」という言葉が生まれた背景も理解できるのではないだろうか。 ・・・とはい

          夏の鳴門を楽しむ方法!

          連休中はすっきりしない天気でしたが、それでも釣りをされたり、美味しい魚を食べに行かれたり、夜は泊まり合わせたお客様同士、宿主も混じって宴会モード。皆さんそれぞれ、NOMAyadoを満喫されていたようで一安心。 鳴門といえば、うずしおだったり、大塚美術館といった観光スポットが思い浮かぶと思いますが鳴門には、海だけでなく、山あり川あり、夏だけのグルメもあり、これからのシーズン楽しめることが盛りだくさん! まずは海、NOMAyado前の堤防は絶好の釣りスポット。連休中宿泊されて

          夏の鳴門を楽しむ方法!