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STEP 9. 調査計画書の作成


こんにちは、ドローンクエストのマサです。

この「ドローン外壁調査 実践マニュアル」では、
ドローン外壁調査を行うための過程を 全21 STEP で投稿していきます!



💡 初めてドローン外壁調査 実践マニュアル を閲覧される方は、必ずこちらの記事を観てから順を追ってSTEPを進んでください!☟☟

・ドローン外壁調査とは
・外壁調査に必要なもの 
・外壁調査の段取り      
 ~ 事前準備 机上 編 ~      
 ~ 事前準備 現調 編 ~   
 ~ 事前準備 計画書類 編 ~ 👈いまココ❗     
 ~ 事前準備 施工書類 編 ~
・外壁調査事前準備まとめ
・外壁調査の撮影方法&注意点
・外壁調査画像解析
・報告書作成

今回は調査計画書の作成について書いていきます。

前回までの「見積書作成」を観ていない方はコチラからどうぞ☟☟



💡調査計画書は先方へ「このような調査を行います」という誰にでもわかる内容にして、赤外線調査を行う際はガイドラインに沿った計画書を作成しましょう。



『調査計画書』というと硬苦しく感じますが・・・
実際も硬く作りましょう!!🗒️

といいますか、5W1Hを心掛けて記載すれば大丈夫です。

重要なのは安全第一を考えて施工に望むという事です。

安全と一口に言っても様々です📚

  • 第三者の安全(施工に関わりのない人)

  • 住居者さまの安全(施工中の飛行、プライバシー等)

  • 近隣への安全

  • 調査内容の安全性

  • 問題やトラブルが起きた時の対処法

緊急時の連絡網を作成するのも万全の体制を取るためです。


では一つずつ記載事項を観ていきましょう!




☟☟ ワンポイントアドバイス☟☟

💡誰が観てもわかりやすい内容にするためには写真を多様しましょう!!

┃ ➀ 調査概要


まずは概要に関しては調査内容を記載します。

・どこを調査するのか?
・責任者は誰なのか?
・安全監視員、交通誘導員
・許可承認取得事項
 ↳飛行許可承認、道路使用許可など

私達はどこの誰で、どのような資格や免許を持っていてドローン飛行に関しての許可などを明記しましょう。

┃ ② 調査方法


使用機体の詳細、性能やカメラ詳細も明記します。

図を用いて外壁に対してドローンがどのような動きをして、撮影する距離やカメラ角度などを記載します。

使用機材(機体及び赤外線カメラ)

 

 ■ ドローン可視画像調査

実際の可視劣化検出画像を用いて、「撮影した画像はどのように観えて、このような形で報告します」という内容を例を使って記載します。

 ■ ドローン赤外線画像調査


 ・赤外線サーモグラフィーのメカニズムや検出画像の見え方などの解説も記載しましょう。

※ 法令点検などの調査の場合は「定期報告制度における外壁のタイル等の調査について」の記載も行います☟☟☟

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_tk_000161.html

┃ ③ 調査実施範囲


各面で撮影範囲はどこか?
調査除外範囲も色分けして記載するとわかりやすいです。


┃ ④ 安全対策・調査体制


安全第一の意識を明記。

写真で調査員の安全対策(ヘルメット・服装など)や役割を表記します。
また緊急時や機体トラブルがあった時のための対策なども記載します。

┃ ⑤ 作業体制


各調査面で

・操縦者
・安全管理者
・監視員、誘導員

それぞれの立ち位置や役割を明記します。


┃ ⑥ 事前告知の原則


プライバシーや騒音面でのトラブル回避の観点からも周辺物件、入居者への告知をする内容を記載します。

┃ ⑦ 緊急連絡網


事故や問題が起こった際の連絡網をしっかり作成します。

例)

実際に計画書を作成すると気付く点がいくつもでてくると思います。

またこの調査計画書を構成していく中で物件の写真・周辺の写真が必要な事もご理解いただけたと思います。

現地調査でしっかり写真を撮ってくる詳細を書いたSTEPを読んでいない方はコチラも読んでみてください☟☟☟


調査計画書は『私たちは安全第一でこのように調査を行います』という先方への意思表示とともに、信頼に繋がるものなのでしっかりと作りこむ必要があります。

💡またドローン赤外線調査においてはガイドラインにて調査計画書の作成について明記されていますのでご確認ください☟☟

3.4 調査計画書の作成

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/content/001474154.pdf




いかがでしたでしょうか?

さあ、次は実際の施工・外壁調査をリアルに考えるスケジュールについてです!

次のドローン外壁調査 実践マニュアルはどのようなタイムスケジュールで進めて行くのか?STEP 10. 【施工スケジュール表の作成】です。


外壁調査事前準備 ~ 施工書類 ~
STEP 10. 施工スケジュール表の作成

・1日のタイムライン流れ
・現場時間割、緊急連絡先、役割
・飛ばす時間、飛行日誌、着陸時間、休憩など

などなどを深堀りしていきます!

いかに現場をスムーズに、安全に、失敗なく行うか?を落とし込む項目です。

チーム全員がしっかり本番の動きを把握できないと、トラブルの原因になるので一緒に考えていきましょう!


ドローンの上手な利用により、一般的にもドローンが日常生活に溶け込む未来が近づいています。その中で、ドローン外壁調査も普遍的に認知されるようになることを願っています!




STEP10.やっと折り返しです!
まだドローンは飛んでいませんが、次回の投稿も是非観てくださいね!



⏰ 全 21 STEPを予定しております!

STEP 0. ドローン実践マニュアルに進む前に
STEP 1. ドローン外壁調査とは
STEP 2. ドローン外壁調査に必要なもの
STEP 3. 調査目的と調査範囲の明確化
STEP 4. ドローン飛行判断 環境確認
STEP 5. ドローン飛行判断 立地確認
STEP 6 現場調査でのチェック項目 20選
STEP 7. なぜ重要?!事前準備&一覧
STEP 8. 見積書作成
STEP 9. 調査計画書の作成
STEP 10. 施工スケジュール表の作成 👈 次はココ❗
STEP 11. 道路使用許可の取得方法
STEP 12. スムーズに施工するための対策
STEP 13. 各自役割と注意点
STEP 14. 撮影前チェック項目
STEP 15. 施工 調査撮影(パイロットの心構え)
STEP 16. 不具合箇所の知識
STEP 17. 画像解析の進め方
STEP 18. 可視画像解析
STEP 19. 赤外線画像解析
STEP 20. 報告書の作成
STEP 21. ドローン外壁調査まとめ

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