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Leica Elmar 90mm F4 / Triplet を買ってみた話

ライカでは望遠域のレンズってあまりイメージがないですが、実は実力派のレンズが多いそうです。今回手に入れたのもそのうちの一つ、今から60年前に出たレンズですが作りは今でも一級品。エルマー90mm F4トリプレットタイプです。

通常のエルマー90は4枚のレンズを使って構成されているレンズなのですが、このレンズは敢えて枚数を3枚に減らして性能をアップさせた意欲作です。なのでトリプレット。

構成するレンズを減らしたことにより、レンズ間の乱反射も減るし、抜けも良くなる、レンズ同士がくっついていないのでバルサム切れも起こりません。本体が軽くなっているのもメリットですね。見た目以上に軽いですこのレンズ。

あまり見た目はかっこよくはならないか、、

本格的に現代レンズを買おうとすると40万円は覚悟しないとですが、さすがに90mmなんて滅多に使うものでもないので、お試し感覚で今回は買ってみました。(それでも10万は超えました汗)

さてどんな性能なんでしょう。とりあえず絞り別に撮ってみました。全てストレート現像です。

F4
F5.6
F8
F11
F16
F22
F32

F4はちょっとふわっとしますが、5.6で急にシャキッとします。その後F11くらいまでがきっちり写って、それ以降は解像度が落ちていく感じですね。F8くらいまでは周辺が少し落ちる感じもあります。

あとは全体的にコントラストは優しめ。現代レンズではこういう写りはしないでしょう。やろうと思えば編集でコントラストと彩度を上げていい感じに編集できそうです。

開放がF4なのでスナップでは基本的に絞ってパンフォーカス気味に撮る使い方がメインですね。ポートレートで使ったらもしかしたら優しめの写りで良い雰囲気も出せるかもしれません。

最後に、街歩きして撮った写真を編集してみました。
最新のレンズを体験してないのでなんともですが、良い雰囲気に仕上げることができそうです!

ライカのオールドレンズ、エルマー90mm F4 トリプレットの紹介でした。

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