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美容整形は必要なのか

コンプレックスは

美容外科でとり除けばいい。


The only thing worse than being blind is having sight but no vision.
目が見えないことは悲しいけれど、見える目で何も見ないことはもっと悲しい。

Helen Keller
ヘレン ケラー


 これまでは、「病気になってからすべてを始める医療の時代」でした。

これからの時代に必要なのは、

「自分で自分の健康を築くための予防医療」

です。

 では、予防医療とはどのようなものでしょうか。

「外面(美容)」「内面(体内環境)」「精神(心の安定)」という3つからアプローチしていくことです。それでこそ病気の発症を防いでいける。僕はそう考えます。

 ところが、現在の日本では、外面(美容)の追求が軽んじられています。命に直接かかわる問題と考えられていないからです。はたしてそうでしょうか。

 これまで美容外科は、「大金をかけて外見を変える医療」と見られてきました。「無駄」「ぜいたく」という人もいます。

しかし、本人にとって見た目の悩みとは、精神的な障害を生み、単に外見上の問題とはいえません。

美容外科とは、「コンプレックスを解消して、自信をつけさせる心の医療」なのです。

 たとえば、眼瞼下垂という症状があります。

まぶたが閉じて視野が狭くなってしまう状態で、皮膚や筋肉が変性して起こります。原因は主に加齢と、頻繁にまぶたをこすってしまう習慣などに原因があります。

 この眼瞼下垂を治すのは、主に形成外科です。手術をすれば、まぶたがすっきり上がり、目を大きく見せられます。この場合は、保険診療になり、治療費は1〜3割負担ですみます。

 一方、目の二重術は、美容外科でも人気の手術です。

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Dr.JUN

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