【エッセイ】里の駅に行ってきました17 秋の味覚がたくさん! [道の駅・里の駅](1508文字)
2023年11月4日。
夫と一緒に車で、京都府京都市の里の駅に行ってきました。
天気予報を見たら、11月なのに最高気温が20℃半ばまで上がるとのこと!
11月だから、最高気温が上がっても、ほとんどの時間は涼しいでしょうと思い、長袖綿カットソーの下に一枚着込み、長袖綿シャツを羽織り、綿コートを羽織らない出で立ちで外出。
曇り。
べたっとした厚い薄灰色の雲が空一面に広がっていました。
ですが、気温はやはり高く、道行く人の中には半袖の人もちらほら。
「暑いね!」
と夫。
「ダウンでは暑かった!」
11月だというのに、ダウンの上着を着ている人も薄手のコートを着ている人も見当たりませんでした。
私も、長袖綿カットソーの下に着込んだ一枚はいらなかったな。
それでも、紅葉は進んでいて、沿道の木々は、黄色が鮮やかで黄金色に輝いて見えるものや、燃えるように赤色に染まっているものや、既に葉が落ちて裸になっているものがありました。
山々の木々は、点々と紅葉していて、綺麗でした。
ススキの数も増えたような。
気温は高くても、すっかり秋の風景でした。
里の駅の敷地に入るなり、いつも楽しくお喋りする生産者さんとぱったり。
「こんにちは」
と挨拶する間もなく、会話が始まりました。
「祇園豆が鹿に食べられてしまったのですね」
と夫。
「残念!とても楽しみにしていたのですが」
「祇園豆は、棚の上のほうだけ残って、後は蔓だけ。来年の種にする分しか残らなかったのですよ」
と、いつも楽しくお喋りする生産者さん。
「電気柵を越えてきましたね。鹿は、猟友会に電話して、仕留めてもらいました」
丹精込めて育てた作物が野生動物に食べられてしまうなんて大変です。
私達の食卓に上る野菜は、自然災害からも獣害からも助かったものなのですね。
いつも美味しい野菜を本当にありがとうございます。
里の駅では、西洋人参・茄子・葉つき小かぶ・葉つき赤かぶ・葉つき大根・菊芋・異なる生産者さんの柴漬け2箇所分・栃餅を購入。
何と、まだ、私の大好物の茄子がありました。
とはいえ、小さくて、傷だらけで、少量。
本当に最後なのだなぁ。
大切にいただきますね。
最後は、やはり、大好きな鉄鍋蒸し焼きかな。
西洋人参は、小ぶりで太めで短い丈で可愛らしい形。
ぬか漬けにして、丸ごと食べてみようと思います。
葉つき小かぶと葉つき赤かぶは、葉がわりと綺麗で、茎が太くて、しっかりしていて、とても美味しそう。
葉つき大根も、葉と茎が立派でした。
見た瞬間に、葉と茎を煮物にしようと思いました。
勿論、小かぶ・赤かぶ・大根の根の部分も美味しいと思います。
菊芋が出てきました。
ぬか漬けにしたり、煮物にしたり、我が家では、期間中、めいっぱい食べます。
一個一個が大きくて、しっかりしていて、美味しそう。
他にも、売り場には、里芋・生姜・西洋人参・複数の大根・柿・日野菜・複数の青菜等、秋冬の味覚がたくさんです。
今日は、売り場のスペースいっぱいに野菜が並んでいました。
私達夫婦も好きな、かつお菜もあったようです、食べたかったなぁ!
柴漬けは、前回に引き続き、2箇所分の食べ比べです。
姿も味も、どちらも違って美味しいので、2箇所分買っています。
車の中で、栃餅を食べました。
餅菓子を食べるのは、里の駅での買物の楽しみのひとつ。
栃餅は、以前よりも栃の実の量が減り、薄味になって久しいですが、やや薄味のまま、定着してしまったのでしょうか。
餅が薄味な以外は、美味しかったのですが。
秋本番。
大好きな夏野菜の季節が終わってしまったのは残念ですが、やはり、秋は、美味しいもの・美味しそうなものが多いですね。
売り場にずらりと並んだ野菜たちを見るのは、とてもワクワクします。
天野マユミ
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