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瀬戸内の春 いかなごのくぎ煮

 瀬戸内海近郊といっても、多分限られた地域だけだと思いますが、【新子(いかなご)のくぎ煮】という名産があります。

 例年3月になるとたくさん水揚げされていましたが、近年は海がきれいになりすぎたため?とても不漁で、3月にほんの数日だけ水揚げされて漁そのものが終わってしまいます。

 主に明石〜姫路の主婦たちは、自分のいかなごのレシピを持っていて各家庭の味で煮るのであちこちのおうちからいかなごを煮ている香りがしてきます。
 ベースは醤油・酒・みりん・ざらめなのですが、レモンや山椒が入ったり生姜が多かったり少なめだったり、水飴が入って照りが出て甘めだったり醤油が濃いめだったり、本当に各家庭でお味は様々です。

 私の母は瀬戸内の人ではなかったので我が家には炊く習慣がなく、私は若い頃に職場の先輩に教わってから炊くようになりました。
 少し甘めの我が家のいかなご。
 毎年炊けていた頃は福岡、熊本、関東、富山、新潟までたくさんの方にお送りしていました。
 ここ数年は不漁過ぎて、いかなごの姿を見ることもなく漁が終わっていたので炊けていませんでした。

 今年は息子が明石の魚の棚商店街に朝早くから出向いて列に並んで5キロGETしてくれましたので、今日は一日かけていかなご炊きです❣️

【材料】
☑️いかなご1キロ(たっぷりの水でよく洗いザルに上げて水を切っておく)
☑️醤油 200ml
☑️みりん 150ml
☑️酒 50ml
☑️ざらめ 280〜300g
☑️生姜 千切り 70g
☑️レモン 絞って皮を千切りにしたもの半分〜1個
☑️水飴 大さじ1

【作り方】
①大きめの鍋に酒、醤油、みりん、ざらめを入れ強火で沸騰させます。
②そこへ水飴大さじ1とレモン、生姜を加えてもう一煮立ちさせます。
③いかなごをパラパラと撒くように入れます。(ひとまとめに入れると塊になることがあります)
④落とし蓋をして強火のまま20〜30分で一気に炊き上げます。

⑤その間絶対に混ぜたり触ったりしません。煮汁が少なくなってきたら鍋を振って絡めながら煮汁が少なくなるまで丁寧に煮ていきます。
⑥煮あがったらバット(網付き)に上げて手早く冷まします。

つまり、材料を投入するとあとは【ほぼ見てるだけ〜😳】の簡単さです❣️

 次はいつ炊けるか分からないので、レシピを残してみました。

 困ったなぁ、またご飯が進んじゃう😅

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