藤井聡太の功績

今回は初めて、キャリアと関係のないコンテンツを書いてみます。
自分は俗にいう観る将なのですが、昨年は藤井八冠が誕生した将棋界にとって歴史的な1年でした。

その中で、藤井聡太の功績について書いてみます。
将棋通にとっては当たり前のことでしょうが、改めて整理してみます。


1.将棋界を盛り上げた

史上最年少で14歳のプロ棋士となり、21歳で8大タイトル全てを取ったということで、当然ながら将棋界が盛り上がりました。
今や子供に将棋を学ばせる親も増えており、将棋会館建設のクラウドファンディングも盛り上ってるそうです。

今までマイナーなジャンルだった将棋が連日ワイドショーで報道され、脚光を浴びさせた功績は大きいです。

2.地方を盛り上げた

愛知県瀬戸市は一地方都市ながら、藤井のおかげで一躍有名となりました。
プロ棋士は、奨励会時代から東京や大阪で研鑽を積むのが割と普通なのですが、彼は今でも瀬戸市在住です。(師匠の杉本八段が名古屋在住の影響もあるかと思います)
最近は地方在住のままプロになる棋士も増えてきました。

その事で瀬戸市の経済効果は35億ともいわれてます。
また、名古屋に対局用の将棋会館も建設されました。

さらに今年から開催されるAbema将棋チャンネルの地域対抗戦も、藤井の活躍あって構想が実現できたものと思われます。
棋士が地方の観光大使になることはよくありますが、今後はもっと直接的な町おこしとしても期待できそうです。

3.若者を盛り上げた

藤井は高校中退後にタイトルを奪取し、20歳の竜王・名人を奪取した時点で名実ともに将棋界のトップになり、21歳で八冠を成し遂げました。

現役大学生の年齢で年収数億円を稼ぐのは、若者に希望を持たせるものです。

・さいごに

羽生七冠も凄かったですが、タイトル戦では勝ったり負けたりしてました。
実際に七冠獲得後もタイトルを半年ほどで失冠してます。
これに対し藤井はタイトル戦負けなしで八冠になった上に、棋士の強さを表すレーティングでは平均1500のところ2200前後、これは2位の棋士を200以上も離すぶっちきりのトップです。


棋士のピークは25歳と本人も言っているとおり、まだまだ伸びしろがありそうです。
現在、藤井を脅かす棋士はいないので、今後よほど有力な棋士が現れない限り、おそらく10年は藤井時代が続くでしょう。
今後も将棋界のみならず、世間を引っ張る存在でいてほしいです。

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